ミニ株をおすすめしない理由を徹底解説!体験してわかったデメリットとおすすめの少額投資法

株式投資
投資初心者
投資初心者

少額から気軽にはじめられるミニ株(単元未満株)が気になります。
でも、ミニ株はあんまりおすすめじゃないってほんと?

今回は、こんな疑問にお答えします。

▼本記事の内容
・そもそもミニ株(単元未満株)とは?
・ミニ株・単元未満株のデメリットとは?おすすめしない理由
・初心者向け!ミニ株以外のおすすめ少額投資法

2024年からスタートする新NISAの影響もあり、新しく株式投資をはじめる人が増えています。

そんな初心者に人気なのが、少額から投資できるミニ株投資。数百円から気軽に株式投資が体験できると評判です。

しかし、プロの投資家の中には「ミニ株はおすすめしない」「ミニ株は意味ない」とおっしゃる方も多く、デメリットもメリットと同じくらい注目されているのだとか。

そこで今回は、ミニ株(単元未満株)を徹底解説!

実際に体験してみてわかったメリットとデメリットを整理してみました。

本記事の執筆者_枝豆

本記事を書いている枝豆は投資歴約15年です。30歳の時に、貯金0から不動産投資と積立投資の勉強を始めて、今では「準富裕層」になりました(*´▽`*) 詳しいプロフィールはこちら>
  1. ミニ株・単元未満株とは?
    1. 特徴と仕組み
    2. 魅力と注意点
    3. ミニ株と単元未満株の違い
    4. ミニ株とるいとうの違い
  2. ミニ株・単元未満株のデメリットとは?おすすめしない理由
    1. 取り扱っている証券会社が少ない
    2. 取引できる銘柄が限られる
    3. 売買時間が決まっている
    4. 指値注文ができない
    5. リスクが小さいのでリターンも限られる
    6. 株主優待がもらえないこともある
    7. 株主総会での議決権がない
    8. 手数料が高い
  3. ミニ株・単元未満株のメリットとは?
    1. 少額から株式投資ができる
    2. 損失額が限定される
    3. 分散投資しやすい
    4. NISA口座でも買える
    5. 配当金が受け取れる
    6. 株式投資の練習になる
  4. ミニ株・単元未満株をおすすめする人・しない人
    1. おすすめしない人➀ 投資資金が多い人
    2. おすすめしない人➁ なるべく早く資産運用をしたい人
    3. ミニ株・単元未満株をおすすめするのは投資初心者一択!
  5. ミニ株・単元未満株投資におすすめの証券会社
    1. SBI証券「S株」
    2. マネックス証券「ワン株」
    3. 楽天証券「かぶミニ」
  6. 体験談!筆者がミニ株をやめた理由
    1. 投資家デビューはミニ株から
    2. 普通の株式投資に変更した理由
  7. 初心者向け!ミニ株以外のおすすめ少額投資法
    1. 日本株ではなく米国株からはじめる
    2. 個別株ではなく投資信託からはじめる
  8. まとめ:ミニ株をおすすめしない理由8選!メリット&デメリット

ミニ株・単元未満株とは?

枝豆
枝豆

まず、ミニ株・単元未満株の概要から説明しましょう!

特徴と仕組み
魅力と注意点
ミニ株と単元未満株の違い
ミニ株とるいとうの違い

一つずつ見ていきましょう。

特徴と仕組み

ミニ株・単元未満株は、通常の株式投資より少ない株数で取引できる株式投資のこと。

通常は、100株(1単元)ごとに売買される株式ですが、より少ない単位での取引が行えます。

ミニ株=通常の株式投資より少ない株数で取引できる株式投資のこと

枝豆
枝豆

S株・ワン株・プチ株などなど…証券会社によって、ミニ株の呼び名は違うよ。

例えば、通常の販売価格が1,000円の場合。

最低100株購入しないといけないので、最低購入価格は10万円です。

しかし、ミニ株の場合は1株や10株など、もっと細かい単位で購入することができるので、少ない金額で株式投資を楽しむことができます。

【通常の株式投資の場合】
最低購入価格=1,000円×100株=10万円

【ミニ株(1株単位)の場合】
最低購入価格=1,000円×1株=1,000円

枝豆
枝豆

ミニ株投資は、わんこそばに似ています。

枝豆
枝豆

普段は100株単位で買わないといけないので通常の株が「板そば」。そして、「わんこそば1杯」はミニ株です。…ちょっと違うか。笑

魅力と注意点

ミニ株・単元未満株は、低価格で売買ができる点が大きな魅力です。

でもその代わり、通常の株取引にはない制限が多く、手数料も割高になるので注意が必要です。

主な注意点は以下のとおり。

取り扱っている証券会社が少ない
取引できる銘柄が限られる
売買時間が決まっている
指値注文ができない
リスクが小さいのでリターンも限られる
株主優待がもらえないこともある
株主総会での議決権がない
手数料が高い

枝豆
枝豆

デメリットは大事なので、のちほど詳しく後述します!

ミニ株と単元未満株の違い

ミニ株と単元未満株は、同じ意味で使われることも多いのですが、厳密には意味が異なります。

ミニ株は、通常、10株単位で売買できる取引方法を指しますが、単元未満株という場合はもう少し範囲が広くなります。

ミニ株
=正式名称は「ミニ株式投資」
=通常の10分の1の株数である、10株単位で売買できる取引方法のこと

単元未満株
=売買単位に満たない株数で売買できる取引方法のこと
(日本株は100株に統一されているので99株以下がすべて該当)

枝豆
枝豆

ミニ株より、単元未満株のほうが、範囲が広いんです。意外じゃない?

昔は、ミニ株制度と言えば10株単位のものを指していましたが、今は証券会社によって制度が多様化してきた印象があります。

証券会社によって注文方法やルールは異なりますが、ミニ株よりも小さな単位で取引できる単元未満株の取引として、SBI証券の「S株」やマネックス証券の「ワン株」などがあります。

枝豆
枝豆

それぞれ微妙に制度が違うから、もはや「ミニ株」じゃなくて、証券会社ごとの名称で呼んだほうが誤解がないかもしれません。

ミニ株とるいとうの違い

ミニ株と同じ「小額投資」の一種として、もうひとつ有名なのが「るいとう」です。

るいとうはミニ株とは違って、金額単位で株式を購入します。

るいとう
=株式累積投資のこと
=金額単位で、毎月少しずつ定額を積み立てながら購入すること
=株主としての権利の行使は取扱証券会社が行い、配当金は自動的に再投資される

るいとうは、複数の銘柄に毎月少額ずつ積み立てることができ、またドルコスト平均法で時間の分散もできるので、リスクをなるべく減らした安全な投資が可能です。

ドルコスト平均法
=あらかじめ決めた銘柄を毎月一定の金額ずつ買っていく方法
=その銘柄の値段が高い時は少ししか買えず、低い時はたくさん買えるので、時間分散によるリスクの分散がしやすい

時間を味方につけることでミニ株よりもるいとうのほうが、さらにリスク分散できます。

枝豆
枝豆

小額投資にもいろんな方法があるので、大金がないと株ができない!って思っている人がいたら、いろんな方法を調べてみたほうがイイかも!

\お金にもっと強くなろう!初心者は無料マネーセミナーもおすすめです(*´▽`*)

ミニ株・単元未満株のデメリットとは?おすすめしない理由

投資家歴約15年のわたしも、投資初心者のころにいろんなミニ株制度を利用してみました。

でも結局、今はひとつも利用していません。

枝豆
枝豆

結局、ミニ株や単元未満株では資産は増えないし、そんなに練習にもならないし、なるべく早く普通の株式投資に慣れなくちゃ…と思ったの。

ミニ株・単元未満株をおすすめしない理由としてよく挙げられる主なデメリットは、以下のとおり。

取り扱っている証券会社が少ない
取引できる銘柄が限られる
売買時間が決まっている
指値注文ができない
リスクが小さいのでリターンも限られる
株主優待がもらえないこともある
株主総会での議決権がない
手数料が高い

一つずつ見ていきましょう。

取り扱っている証券会社が少ない

そもそもミニ株・単元未満株は、すべての証券会社が扱っているサービスではありません。

各証券会社が独自に展開しているサービスで、それぞれ名前もルールも異なります。

【各証券会社の主なミニ株制度】
マネックス証券(ワン株)
SBI証券(S株)
楽天証券(かぶミニ)
auカブコム証券(プチ株)
日興フロッギー(キンカブ)
大和証券CONNECT(ひな株)
野村證券(まめ株)
SBIネオモバイル証券(S株)など

ミニ株・単元未満株は、すべての証券会社が持っているサービスではありませんし、共通のルールがあるわけでもありません。

枝豆
枝豆

普通の株式投資とルールが違うから、ミニ株に慣れてもそんなに投資スキルは上がらないんだよね…。

取引できる銘柄が限られる

証券会社によりますが、通常ミニ株・単元未満株は、購入できる銘柄に制限があります。

とはいえ、最近注目の「スマホ証券」「ネット証券」では特に購入できる銘柄が増えていて、普通の株式投資とほとんど変わらなくなっています。

自分が買いたい株や証券会社ごとの違いを先に調べて、自分に合った証券会社のミニ株制度を利用するようにしましょう。

2021年12月現在の各証券会社の取り扱い銘柄は、以下のとおりです。

証券会社東京証券取引所名古屋証券取引所
野村證券(まめ株)全銘柄全銘柄
マネックス証券(ワン株)全銘柄全銘柄
auカブコム(プチ株)全銘柄全銘柄
SBI証券(S株)全銘柄×
SBIネオモバイル証券(S株)全銘柄×
SMBC日興証券(キンカブ)約3800銘柄×
CONNECT(ひな株)約360銘柄×
PayPay証券約160銘柄×
枝豆
枝豆

名古屋証券取引所まで取り扱っているのは、「野村證券(まめ株)」と「マネックス証券(ワン株)」と「auカブコム(プチ株)」です。

売買時間が決まっている

株式投資は、自分で株式チャートを確認し、任意のタイミングで株を売ったり、買ったりすることができます。

この売買のタイミングを自分で決められることが、株式投資の醍醐味なのですが、ミニ株の場合はこの限りではありません。

・発注タイミングに制限がある 
 例:「1日1回(後場の始値)」「1日2回(前場始値、後場始値)」など

・約定するまでに時間がかかる
 例:翌日約定など

証券会社にもよりますが、発注できる時間が後場の寄付きのタイミングのみである場合もあり、好きなタイミングで自由に購入することはできません。

さらに、約定のタイミングも翌日まで持ち越されることが多いので、取引時間内に大きな値動きがあっても対応できないというデメリットがあります。

証券会社別の約定タイミングは、以下のとおり。

証券会社約定のタイミング
野村證券(まめ株)1日1回(後場の終値)
マネックス証券(ワン株)1日1回(後場の始値)
auカブコム(プチ株)1日1回(タイミングは時間による)
SBI証券(S株)1日3回(前場始値、後場始値)
SBIネオモバイル証券(S株)1日3回(前場始値、後場始値)
SMBC日興証券(キンカブ)1日2回(前場始値、後場始値)
CONNECT(ひな株)即時約定 ※平日の取引可能な時間のみ。その他は予約
PayPay証券即時約定

通常の株式投資よりリスクは高く、短期的には負けやすくなります。

枝豆
枝豆

スイングトレードは難しいです。ちょっと練習したい時は短期売買したい人も多いと思うけど、そういう意味ではあまり練習にならないかも…。どんどん下がっているのに指をくわえてみているのはキツイ…。

指値注文ができない

ミニ株・単元未満株の注文方法は、通常、値段を指定せずに注文する成行注文のみのケースが多くなっています。

指値注文
=売買価格を指定して注文すること

成行注文
=売買価格を指定しないで注文すること

売買価格を指定する指値注文ができないため、予想の株価から大きく外れた金額で約定される場合があります。

証券会社によってルールは違いますが、自分で売買価格を決められないので、計画的な投資がしにくくなります。

枝豆
枝豆

リアルタイムで売買することもできないので、全体的にコントロールしにくいのが残念なところです。

リスクが小さいのでリターンも限られる

ミニ株・単元未満株は、少額からはじめられるためリスクが小さいというメリットがあります。

しかし、リスクが小さいということは、期待できるリターンも小さいということです。

枝豆
枝豆

投資の世界では、リスクとリターンは一致するのが普通です。

普通の株式投資は100株以上から購入しますが、ミニ株投資の場合は1株から投資をします。

この場合、リスクは100分の1です。

そしてここからもし利益が出たとすると、リターンも100分の1になります。

リスク範囲:100分の1=リターン範囲:100分の1

ミニ株投資とはいえ、投資をする際には一定の銘柄分析が必要になります。

銘柄分析では、その企業のサービス概要と業界の動向、そして財務・経済状況、過去の業績から未来の業績予測まで、多くの要素を考慮します。

枝豆
枝豆

銘柄分析には多くの時間がかかります…。

それなりの時間的なコストをかけているのに、そのリターンが100分の1となると、モチベーションが続かない可能性も否めません。

株式投資に慣れるためにとりあえずミニ株・単元未満株から始めてみるというのは、間違った選択ではないものの、長期的にみたら少し時間的なロスが大きいようにも感じます。

枝豆
枝豆

個別株がやりたいなら、さっさと市場でもまれたほうがスキルアップしやすいかもしれないです…わたしは結局そう思って、ミニ株は早々に辞めました。笑

株主優待がもらえないこともある

証券会社や銘柄にもよりますが、通常ミニ株・単元未満株は、株主優待がもらえません。

枝豆
枝豆

株主優待は1単元(100株)以上を保有している場合に適用されることが多いです。

しかし、例外的にミニ株でも株主優待がある銘柄もあります。

単元未満株を保有しているだけでもらえる株主優待のことを端株優待と言います。

端株優待=単元未満株を保有しているだけでもらえる株主優待のこと

例えば、家電・PC・ホビーの大型専門店の「上新電機(8173)」では買い物優待券5000円分がもらえたり、中華料理レストランの「東天紅(8181)」では、50株以上持っていると、飲食等割引券(20%引)がもらえます。

また、証券会社の「マネックスグループ(8698)」では、なんと暗号資産のビットコイン(500円相当)がもらえます。

通常の株式投資と比べたら、株主優待の価値は高くないですが、ミニ株の株主優待では既存サービスの割引券や参加権などがもらえることが多く、もともと既存サービスを利用しているファンの場合は、ミニ株でもうれしい楽しみがありそうです。

枝豆
枝豆

ミニ株だけの株主優待を探してみてもおもしろいかも?!売買取引以上の楽しみが見つかる可能性があります(*´▽`*)

株主総会での議決権がない

ミニ株・単元未満株投資の場合、株主総会における議決権の行使は認められません。

項目権利
株主提案権
株主提案権による株主総会招集
株主総会における検査役選任
取締役の解任
会計帳簿書類の閲覧謄写請求権
議決権
株主代表訴訟
買取請求権
利益配当請求権
中間配当を受ける権利
株式の消却・併合・分割・
転換または株式交換・株式移転・
株式分割もしくは合併により
金銭または株式を受ける権利
株主割当による新株・転換社債
または新株引受権付社債の引受権
残余財産分配請求権
株券再発行請求権
参考:プチ株®の単元未満株主としての権利について教えてください。|プチ株®

議決権の行使は株主としての権利なので当然あると思っている方もいるのですが、ミニ株には認められないため、デメリットの1つとして認識しておきましょう。

手数料が高い

ミニ株・単元未満株投資は、通常の株取引と比べて手数料が割高になりがちです。

通常の株式投資の場合は、一定の約定金額まで手数料を無料にしているケースも多いところ、ミニ株・単元未満株投資では、売買を行うたびに数%の手数料がかかることが多くなっています。

手数料割合が高いため、場合によっては利益が出ても、手数料負けしてしまいます。

例えば、SBI証券の例を見てみましょう。

SBI証券のミニ株サービス「S株」では、売却手数料は税込で約定代金の0.55%(最低手数料55円)になっています。

しかし、通常の株式投資の場合は、1日あたりの約定金額が100万円までの場合、手数料は0円です。

手数料が高すぎて、投資できない!というほどではありませんが、投資を活発にすればするほど手数料の違いが利益を圧迫するようになり、普通の株式投資のほうがお得に感じることも出てくるかもしれません。

各証券会社のミニ株の手数料を確認してみましょう。実はかなり証券会社によって差があります。

証券会社ミニ株手数料
野村證券(まめ株)約定代金の1.1%(最低手数料550円)
マネックス証券(ワン株)約定代金の0.275%(最低手数料26円)
auカブコム(プチ株)約定代金の0.55%(最低手数料52円)
SBI証券(S株)約定代金の0.275%(最低手数料27.5円)
SBIネオモバイル証券(S株)月50万円までなら何回売買しても税込220円/月
SMBC日興証券(キンカブ)約定代金が100万円以下なら買付時は0%、売却時は0.5%
100万円超なら買付時・売却時ともに1%
LINE証券日中の取引であれば0.2~0.5%(昼休み・夜間は1.0%)
CONNECT(ひな株)0.5%(時間変動なし)
PayPay証券0.5%(11時半~12時半は1.0%)

ミニ株・単元未満株のメリットとは?

投資初心者
投資初心者

デメリットが多いのはわかったけど、それでもやっぱり練習のためにやってみたいんだけど…

枝豆
枝豆

あくまで練習のためというなら、もちろんありだと思うよ。メリットもまとめてみましょ~!

少額から株式投資ができる
損失額が限定される
分散投資しやすい
NISA口座でも買える
配当金が受け取れる
株式投資の練習になる

一つずつ見ていきましょう。

少額から株式投資ができる

ミニ株・単元未満株は、1単元(100株)未満で売買できるため、100円~などの少額から株式の売買が体験できます。

枝豆
枝豆

まとまったお金はいらないから、本当にサクッと体験したい人にはおすすめです。

ただし、一般の株式投資とルールは大きく違うので、ミニ株に慣れ過ぎてしまうのもあまり意味がありません。

サクッとトライして感覚がつかめたら、通常の株式投資をしてみるのがおすすめです。

損失額が限定される

ミニ株・単元未満株は、損失額が抑えられるのでトライアルに適しています。

例え、投資した銘柄がすぐに大暴落しても、その損失は数千円であることも少なくありません。

枝豆
枝豆

お子さまのお金の教育としてミニ株制度を使うのは、ちょっとありかも…どうだろう…笑

分散投資しやすい

ミニ株・単元未満株のメリットのひとつとして、分散投資がしやすいことも挙げられます。

分散投資は、投資の基本。

分散投資
 ∟時間分散
 ∟資産分散
   ∟アセットクラス分散(株式、債券、リートなど)
   ∟地域分散(全世界、日本、米国、新興国など)

株式投資に使える金額が小さいと、地域・時間・資産の分散をすることは難しいですが、ミニ株なら実現できます。

NISA口座でも買える

ミニ株・単元未満株は、NISA口座での買付にも対応している証券会社もあります。

NISA口座で運用すれば、通常売却益にかかる約20%の税金が非課税になります。

枝豆
枝豆

まずは非課税枠で投資をはじめるのがおすすめだよ。

\投資の基本はNISAから!NISAの詳細が気になる人はこちら(*´▽`*)

配当金が受け取れる

ミニ株・単元未満株は、配当金や株主優待が受け取れる銘柄もあります。

配当金をもらう経験をしてみたいという方は、まずはミニ株・単元未満株で感覚をつかむことができます。

枝豆
枝豆

配当金って意外と好き嫌いがあって、受け取らずに再投資するのが好きな人もいるので、一回受け取る経験をして、自分の価値観を知るのはいいかも…

ただし、すべての銘柄が配当金や株主優待を出しているわけではないので、購入前に情報収集をするのがおすすめです。

\「俺は配当がほしいんだ!!」って人は、こちら(*´▽`*)

株式投資の練習になる

株式投資をする前に、少し感覚をつかみたいという方にミニ株・単元未満株はおすすめです。

普通の株式投資のデモ口座などもありますが、実際に損益がでないデモ口座だと練習ができないという人もいるでしょう。

「自分のお金を使って練習する」という体験をするために、ミニ株・単元未満株は使えます。

ただし、普通の株式投資とはかなりルールが異なり、さらにルールが限定的で手数料が高いので、練習するにはリスクは高めです。

本当の株式投資の練習は、一般の口座でないとできないことは念頭に置きつつ、どうしても気になる方はミニ株からトライしてみてください。

ミニ株・単元未満株をおすすめする人・しない人

ミニ株・単元未満株をおすすめする人・しない人は、以下の通り。

【ミニ株・単元未満株をおすすめしない人】
投資資金が多い人
なるべく早く資産運用をしたい人

【ミニ株・単元未満株をおすすめする人】
投資初心者

一つずつ見ていきましょう。

おすすめしない人➀ 投資資金が多い人

そもそも投資資金が多い人は、ミニ株・単元未満株からはじめる必要はありません。

ミニ株・単元未満株の最大のメリットは、数百円~数千円から投資ができること。

投資資金が多い人は、そもそもミニ株にメリットを感じられるか微妙です。

株式投資は、良くも悪くも、自分のお金が増えたり減ったりする経験をなるべく早く積むのがカギ。

投資歴が長くなればなるほど、暴落耐性が強くなり、自分にとって適切なリスクとリターンのバランスがつかめるようになります。

ミニ株ではどうしても、自分のメンタル面の動きはわからないので、本当の練習にはなりません。

枝豆
枝豆

資金がある人は、早めに一般の株式投資市場でもまれましょう。笑

おすすめしない人➁ なるべく早く資産運用をしたい人

本気で株式投資を勉強し、なるべく早く資産運用をしたい人はミニ株投資はおすすめしません。

たとえ、ミニ株で投資していた銘柄の株価が大きく上昇しても、得られる値上がり益は100分の1程度。

さらに、限定されたルールの中での売買は、実際の株式市場とはわけが違います。

枝豆
枝豆

いくらミニ株市場でたくさん儲けらる実力が付いたとしても、一般市場で儲けられるかはわかりません。

早く資産を構築したい人は、普通の株式市場になるべく早く出ることをおすすめします。

ミニ株・単元未満株をおすすめするのは投資初心者一択!

ミニ株・単元未満株がおすすめなのは、どうしても株式投資がはじめられない投資初心者の方です。

コワい、不安、おっくうなどなどいろんな理由があると思いますが、とにかく何もしない機会損失期間を少しでも短くすることが先決です。

枝豆
枝豆

ミニ株ならできる!と思うなら、ミニ株からはじめるのももちろんあり!とにかく行動することがいちばん大事です。

ミニ株・単元未満株投資におすすめの証券会社

ニ株・単元未満株投資におすすめの証券会社は、以下のとおり。

SBI証券「S株」
マネックス証券「ワン株」
楽天証券「かぶミニ」

一つずつ見ていきましょう。

SBI証券「S株」

SBI証券が提供するミニ株・単元未満株は、「S株」と言います。

SBI証券は、SBIネオモバイル証券で取り扱っているS株制度を使って、1株から取引可能な単元未満株のサービスを提供しています。

SBI証券は、ミニ株だけでなく多くの金融商品を取り扱っている人気の証券会社ですので、単元未満株からはじめて、そのまま普通の株式投資に移行するのも難しくありません。

名称S株
手数料買付手数料:完全無料
売却手数料:約定代金の0.5%(税込0.55%)
最低手数料:50円(税込55円)
約定タイミング1日3回
(前場始値、後場始値、後場終値)
取引時間24時間受付
(約定価格は注文したタイミングによる)
取扱銘柄東証上場銘柄

マネックス証券「ワン株」

マネックス証券が提供するミニ株・単元未満株は、「ワン株」と言います。

マネックス証券は、これから米国株投資をしていきたい人におすすめのお得感があるネット証券です。

買付時の為替手数料が無料になったり、クレカ積立のポイント還元額が多かったり、株式投資が学べるセミナーなども随時開催しているので、ミニ株卒業後もお得に株式投資が楽しめるでしょう。

名称ワン株
手数料買付手数料:完全無料
売却手数料:約定代金の0.5%(税込0.55%)
最低手数料:50円(税込55円)
約定タイミング1日1回
(後場の始値)
取引時間営業日の0:00~11:30は当日注文
それ以外は翌営業日注文
取扱銘柄日本株ほぼ全ての銘柄

\私もメインで利用してるマネックス証券について知りたい人はこちら(*´▽`*)

楽天証券「かぶミニ」

楽天証券が提供するミニ株・単元未満株は、「かぶミニ」と言います。

楽天経済圏にお住まいの方にとって、いちばんお得に投資が始められる証券会社と言えば、やっぱり楽天証券です。

「かぶミニ」自体はサービスが新しく、他社と比べると制限が多い部分もありますが、楽天ポイントを貯めている人にとっては、今後の株式投資がお得になること間違いなしです。

名称かぶミニ
手数料買い:無料
売り:11円/回
別途スプレッド:0.22%
約定タイミングリアルタイム取引
寄付(よりつき)取引
取引時間リアルタイム取引:
9:00~11:30、12:30~15:00

寄付取引:
前場の寄付
取扱銘柄東京証券取引所に上場している銘柄のうち
選定された銘柄

\楽天には、人気の投資信託もいっぱいあるぞ(*´▽`*)

体験談!筆者がミニ株をやめた理由

枝豆
枝豆

ここからは筆者であるわたし、枝豆のミニ株体験談を参考にお話ししてみたいと思います。

投資家デビューはミニ株から

実は私も、一番最初に株式投資をしたときは、ミニ株から始めました!

小額から試すことができるので、株の買い方がわからない人の練習や、証券会社のマイページの見方を確認するためのお試しをするためなら、ミニ株はとても有用です。

また、株式投資の勉強をしたいけど、お金が全くないと言う人にもおすすめ。びっくりするほど少額から株式の売買の体験ができます。

しかし、わたし自身はほんの1か月ぐらいでミニ株はやめて、普通の株式投資を始めることになりました。

普通の株式投資に変更した理由

わたしがミニ株→通常の株式投資に変更した理由は、単純にあんまり株式投資を始めた実感がなかったからです。

実際にある程度のお金を出して、株を買ってみないと自分の投資マインドを育てる練習にならないと思ってしまったのが大きな理由。

そして、続けているうちに手数料もちょっともったいないように感じてしまいました。

枝豆
枝豆

買いたい銘柄があっても、ミニ株で検索したら出てこないことも結構あるしね。株式投資の勉強をすればするほど、買いたい銘柄は出てくるもので…ちょっと残念な気持ちになることが多くなってきました(´▽`) 

たしかにミニ株は、10株単位で買える便利な制度ですが、普通の株式投資でも数万円から買える株もたくさんあります。

100株の値段が大きな大型株を買いたい時にミニ株を検討するのはとてもよいと思いますが、もともと低価格の株が買いたい場合は、そんなに必要性を感じない可能性もあります。

そうはいっても、私も実際にミニ株で1か月ぐらいは練習したので、練習するつもりであればミニ株はおススメです。

初心者向け!ミニ株以外のおすすめ少額投資法

投資初心者
投資初心者

そうはいっても、今はお金がないので、少額投資のミニ株しかできません!…そういう人はどうしたらいいの?

ミニ株・単元未満株はもちろん株式投資の最初の一歩におすすめです。

しかし、ミニ株・単元未満株を購入する以外にも、全体の投資額を減らす方法があります。

日本株ではなく米国株からはじめる
個別株ではなく投資信託からはじめる

一つずつ見ていきましょう。

日本株ではなく米国株からはじめる

全体の投資額を減らしたいのであれば、日本株ではなく米国株からはじめるのがおすすめです。

米国株の最低取引単位は、なんと1株。

日本株:最低取引単位は100株
米国株:最低取引単位は1株

そのため、日本株の購入金額ほどの大金を持っていなくても、アルファベット(Google)やアマゾン、テスラなどの人気銘柄を買うことができます。

アルファベット(Google)1株:2,928.30ドル=334606.59円
アマゾン1株:3,420.74ドル=390875.99円
テスラ1株:1,008.87ドル=115280.04円

枝豆
枝豆

とは言え、やっぱり高い…と思ったら、個別株はやめて投資信託からはじめましょう。

個別株ではなく投資信託からはじめる

個別株はどうしても数万円からの投資が必要になりますが、投資信託なら100円から購入可能です。

枝豆
枝豆

昔は株式投資と言えば、個別株が主流だったけど、最近はむしろ投資信託がメインの人も多いです。わたしもコアサテライト戦略のコアは投資信託だよ。

コアサテライト戦略
=ポートフォリオをリスクが低いコアの部分とリスクが高いサテライトの部分に分けて管理する運用方法
=コア:サテライトの割合は状況によって異なるが、一般的には2:8程度がよいとされている

コアの部分で投資信託を積立購入することからはじめ、そのあとにゆっくりサテライト戦略を考えるのがおすすめ。

サテライトでは、気になる個別銘柄やちょっととがった投資信託&ETFをゆっくり調べながら買い付けるのが、わたしのいつものやり方です。

\わたしの投資方針の詳細は、こちらから確認できます(*´▽`*)

【合わせて読みたい】
投資方針と資産目標 

まとめ:ミニ株をおすすめしない理由8選!メリット&デメリット

ミニ株・単元未満株は、通常の株式投資より少ない株数で取引できる株式投資のこと。

通常は、100株(1単元)ごとに売買される株式ですが、より少ない単位での取引が行えます。

そのデメリットとメリットは、以下のとおり。

【デメリット】
取り扱っている証券会社が少ない
取引できる銘柄が限られる
売買時間が決まっている
指値注文ができない
リスクが小さいのでリターンも限られる
株主優待がもらえないこともある
株主総会での議決権がない
手数料が高い

【メリット】
少額から株式投資ができる
損失額が限定される
分散投資しやすい
NISA口座でも買える
配当金が受け取れる
株式投資の練習になる

株式投資は、良くも悪くも、自分のお金が増えたり減ったりする経験をなるべく早く積むのがカギ。

投資歴が長くなればなるほど、暴落耐性が強くなり、自分にとって適切なリスクとリターンのバランスがつかめるようになります。

ミニ株ではどうしても、自分のメンタル面の動きはわからないので、本当の練習にはなりません。

だから、個人的にはなるべく早く普通の株式投資をはじめるのがおすすめです。

でも、それだとなかなかはじめられないという投資初心者の方は、まずなんでもいいので行動するのが大事!

悩んでいるくらいなら、今すぐ(今日!)から、ミニ株をはじめましょう。

それでは今日もまめまめたのしい一日を。

\お金にもっと強くなろう!初心者は無料マネーセミナーもおすすめです(*´▽`*)

タイトルとURLをコピーしました