新NISAは最速で埋めるのがいいってほんと?
運用シミュレーションをしてほしい…
こんな疑問を持ったことはありませんか?
今回は、投資歴15年のOL投資家が、実際に運用シミュレーションをしながら、自分の新NISA戦略をご紹介します。
▼本記事の内容
・新NISAの概要と変更点は?
・目標金額シミュレーション!新NISA投資で有利なのは?
・新NISA、最短5年で1800万円枠を埋めなくてもいい理由
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
新NISAの概要!何が変わった?
2024年からスタートした新NISA制度。
金融庁のホームページを見ると、以下のような表で新しいNISAのポイントが整理されています。
ぱっとみよくわからないかもだけど、去年までとの違いがすごいのよ。
従来のNISAからの大きな変更点を整理してみましょう。
投資額上限が1800万円へ!最速5年で満額投資可能に
新NISAでは非課税期間撤廃!無期限化へ
つみたて投資枠と成長投資枠が併用可能に
早くしないと大損?新NISAが途中で廃止される可能性
投資額上限が1800万円へ!最速5年で満額投資可能に
新NISA最大の変更点は、年間の最大投資枠が大幅に拡大されたこと。
年間最大投資枠 | 生涯非課税限度額 | |
---|---|---|
従来のNISA | 120万円 | 未設定 |
新NISA | 360万円 | 1800万円 |
これまでの積立NISAでは年間40万円、一般NISAでは年間120万円が上限でしたが、新NISAではつみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円となり、合計で年間360万円(つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円の合計)までの投資が可能になりました。
にわかに信じがたいぐらいすごい変化よね…?最初は信じられなかったです。笑
これにより、生涯非課税限度額が1,800万円まで拡大され、最速で5年間でこの枠を使い切ることができるようになりました。
このペースで投資を行えば、わずか5年で生涯非課税限度額に到達することができます。これは、従来のNISA制度では考えられなかったスピードです。
資金に余裕のある投資家は、新NISA制度で短期間で大きな資産を築けるように…!夢があるなぁ。
しかし、毎年360万円を投資できる人は多くはありません。
多くの人にとって大きな負担となる可能性もあるので、自身の財務状況をしっかり見極めながら、無理のない範囲で投資計画を立てることが重要です。
新NISAでは非課税期間撤廃!無期限化へ
新NISA制度のもう一つの重要な変更点は、非課税期間の無期限化です。
従来のNISA制度では、積立NISAは最長20年、一般NISAは5年間の非課税期間が設定されていましたが、新NISAではこの制限が撤廃されました。
つみたて枠 | 一般枠 | |
---|---|---|
従来のNISA | 最長20年 | 最長5年 |
新NISA | 制限なし | 制限なし |
非課税期間がない=死ぬまでずっと非課税ってこと!
これにより、投資家は保有している限り、いつまでも非課税の恩恵を受けることができます。
非課税期間が無期限になることで、投資家は市場の変動に左右されず、より長期的な視点で投資戦略を立てることが可能になります。
また、非課税期間の終了を気にすることなく、安心して投資を続けることができるようになります。
「●年後に換金しなきゃいけないんだよなぁ…その時不景気だったら…」とか、いろんなシミュレーションが必要だったの。これで損しにくくなります。
この無期限化は、特にリタイアメント資金の形成や子供の教育資金など、長期的な資金計画を持つ投資家にとっては非常に有益です。
従来の制度では、非課税期間の終了に伴い、投資戦略を見直す必要がありましたが、新NISAではそのような心配が不要になります。
これにより、より安定した長期投資が実現可能となり、資産形成の幅が広がります。
つみたて投資枠と成長投資枠が併用可能に
最後の新NISA制度の変更点は、つみたて投資枠と成長投資枠が併用可能になったことです。
従来のNISAでは、積立NISAと一般NISAのどちらかを選択する必要がありましたが、新NISAではこれらが「つみたて投資枠」と「成長投資枠」として再編され、両方を同時に利用することが可能になりました。
すごすぎん?併用できるようになるなんて…!!これは上手く活用すれば、本当に大きなお金になるぞ。
この変更により、投資家はより柔軟に資産運用を行うことができるようになります。例えば、リスクを分散しながら定期的に積み立てを行う「つみたて投資枠」と、より積極的な資産運用を目指す「成長投資枠」を組み合わせることで、自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせたポートフォリオを構築することが可能です。
新NISA制度は、投資家が自分の投資目的やリスク許容度に応じて、より柔軟に資産運用を行うための環境を提供してくれています。
投資家は自分に最適な投資戦略を立てやすくなりました。利用しない手はないです。
早くしないと大損?新NISAが途中で廃止される可能性
新NISA制度には多くのメリットがありますが、制度が将来的に変更される可能性も考慮する必要があります。
これ、SNS周りの投資家さんたちはすごく心配しています…。
現行つみたてNISAは20年間非課税と言いつつ制度が20年持たなかったけど…まさか新NISAも途中で制度廃止になるってことはないよね😭非課税期間が「無期限」ってことは制度が未来永劫続くってことでいいんだよね⁉️
引用:Xより
たしかに。笑 現行つみたてNISAは20年間持たなかったし、ジュニアNISAを2023年で廃止した前科があるから、信じていない人も多いみたい。それだけすごい制度だから、なくならないうちに、笑、早く利用したほうがいいかも。
新NISAが途中で廃止された場合、720万も中途半端でモヤモヤするし、1080万ももっとキリが悪くてモヤモヤするし、1440万なんかもう発狂しそうなくらい最高にモヤモヤするから絶対5年は制度維持してくれ頼む🙏
引用:Xより
もし新NISAが途中で廃止されたら、私も立ち直れない…!まぁ…大丈夫だとは思うけど…笑
政策や経済状況の変化により、税制優遇措置が変更されることは珍しくありません。
新NISAが将来的に廃止または変更される可能性を考慮すると、早めに投資を開始し、非課税枠を最大限に利用することを検討している人も多いのだとか。
現在提供されている優遇措置を最大限に活用することで、将来的なリスクを軽減し、より効果的な資産形成を目指すことができます。
また、新NISA制度の変更や廃止が検討される場合、通常は事前にアナウンスされます。
そりゃそうだ。
投資家はその情報を注視し、適切な対応を行うことが重要です。制度の変更に伴う影響を最小限に抑えるためには、定期的に関連情報をチェックし、必要に応じて投資戦略を見直すことが求められます。
新NISA制度は、現時点では非常に魅力的な投資環境を提供していますが、将来的な変更の可能性も念頭に置きながら、賢明な投資判断を行いましょう。
新NISAに関わらず、投資は常に将来の不確実性を伴います。適切な情報収集と柔軟な対応によって、そのリスクを管理することが可能です。
常に学びの姿勢を持つ必要があるのが、資産形成です!学んでこ!
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目標金額シミュレーション!新NISA投資で有利なのは?
じゃあ、なるべく早く投資しなきゃ!!
焦りすぎもよくないよ。本当に早いほうがいいのか、ここからは生涯非課税限度額の1,800万円の使い方について、異なる投資額と期間に基づくシミュレーションしてみましょう。
具体的に比較するのは、以下の3つのシナリオです。
月5万円×30年つみたて投資をする場合
月10万円×15年つみたて投資をする場合
月30万円×5年つみたて投資をする場合
シミュレーションしてみます。
月5万円×30年つみたて投資をする場合
最初に月5万円×30年を積み立てる現実的なシナリオを考えます。
生活費の節約をがんばれば誰でも作れる5万円!これを新NISAに投下するケースです。
長期間の投資は複利の効果を最大限に享受できるため、最終的なリターンはかなり大きくなる可能性があります。
想定利回り年3%、5%、10%、15%を想定した場合の運用益と資産合計額は、以下のとおり。
投資元本 | 運用益 | 資産合計額 | |
---|---|---|---|
年3% | 1,800万円 | 1,113万円 | 2,913万円 |
年5% | 1,800万円 | 2,361万円 | 4,161万円 |
年10% | 1,800万円 | 9,502万円 | 1億1,302万円 |
年15% | 1,800万円 | 3億2,816万円 | 3億4,616万円 |
すっ…すごい…!たった5万円のコツコツ投資でもここまでできます。
下の例は年3%の場合だよ。
ムリなくだれでも投資をはじめやすい一方で、40代の中年以降にとっては30年を待つのはなかなか難しい選択に。
さらに必然的にFIREやセミリタイアなどを目指すのではなく、老後資金を作る目的での投資になりそうです。
さらなるデメリットとしては、長期間にわたって一定の金額を投資し続ける必要があることです。
これは、経済状況の変化や個人のライフイベントによっては継続が困難になる可能性があるということを意味します。
この方法は20~30代が老後資金2000万円問題を解決したい時なんかは、とてもよい戦略になりそうですが、コツコツ30年同じことをやり続けるのって、現実的には意外と難しいよね…。
また、長期間にわたる投資は、市場の変動に対する反応が遅れることも考慮する必要があります。
月10万円×15年つみたて投資をする場合
次に月10万円×15年を積み立てる現実的なシナリオを考えます。
期間は半分になりました!これなら40歳でも55歳での早期リタイアができます。15年なら続けられそう…と思う人もいるかもしれません。
それでも積立期間は長期に渡るので、市場の変動リスクを分散させることが可能です。
想定利回り年3%、5%、10%、15%を想定した場合の運用益と資産合計額は、以下のとおり。
投資元本 | 運用益 | 資産合計額 | |
---|---|---|---|
年3% | 1,800万円 | 469万円 | 2,269万円 |
年5% | 1,800万円 | 872万円 | 2,672万円 |
年10% | 1,800万円 | 2,344万円 | 4,144万円 |
年15% | 1,800万円 | 4,885万円 | 6,685万円 |
さっきの半分の時間(30年→15年)でもここまで増やすことが可能です。
そのまま追加積立はせずに、あと15年放置(運用)し続けると、資産はさらにこんなに増やせます。
15年後の元本 | 運用益 | 資産合計額 | |
---|---|---|---|
年3% | 2,269万円 | 1,266万円 | 3,535万円 |
年5% | 2,672万円 | 2,883万円 | 5,555万円 |
年10% | 4,144万円 | 1億3178万円 | 1億7322万円 |
年15% | 6,685万円 | 4億7792万円 | 5億4477万円 |
毎月5万円だと年利5%で30年後に4,161万円しか手に入らなかったけど、毎月10万円なら後半の5年に全く入金しなくても、30年後に5,555万円が手に入ります。
あくまで暴落などのリスクがないシミュレーション上のデータになりますが、なるべく早く入金してしまって、市場にお金を寝かしておくほうが有利な結果になりやすいことがわかります。
じゃあ、もっと急いだらどうなるのでしょうか?
最速!月30万円×5年つみたて投資をする場合
さいごに月額30万円を5年間積み立てるシナリオを考えてみましょう。
毎月30万円を投資に回すのは、かなりの努力が必要です。それか…すでに特定口座で積み立てている資産を取り崩して新NISAに回す人もいるかもしれません…。
積立期間はたったの5年。短期集中型です。
このプランでは、新NISAの非課税枠を最速で使い切ることができます。
この方法の最大のメリットは、短期間で大きな資産を形成できる可能性があることです。また、投資期間が短いため、長期的な市場の変動リスクを避けることができます。
しかし、月額30万円という大きな金額を短期間で投資することは、多くの人にとって大きな負担となる可能性があります。
また、短期間での大規模な投資は、市場の短期的な変動に大きく影響されるリスクがあります。そのため、この方法を選択する場合は、十分なリスク管理と財務計画が必要です。
時間の分散ができないのが気になりますが、好景気の時期に当たればかなりの短期間で資産が作れるかもしれません。
想定利回り年3%、5%、10%、15%を想定した場合の運用益と資産合計額は、以下のとおり。
投資元本 | 運用益 | 資産合計額 | |
---|---|---|---|
年3% | 1,800万円 | 139万円 | 1,939万円 |
年5% | 1,800万円 | 240万円 | 2,040万円 |
年10% | 1,800万円 | 523万円 | 2,323万円 |
年15% | 1,800万円 | 857万円 | 2,657万円 |
30年プランがスゴイのはここからです。
そのまま追加積立はせずに、あと25年運用し続けれると、こんなことに!
25年後の元本 | 運用益 | 資産合計額 | |
---|---|---|---|
年3% | 1,939万円 | 2,121万円 | 4,060万円 |
年5% | 2,040万円 | 4,869万円 | 6,909万円 |
年10% | 2,323万円 | 2億2,863万円 | 2億5,186万円 |
年15% | 2,657万円 | 8億4,939万円 | 8億7,596万円 |
8億ってww でもS&P500のここ数年の平均リターンは17%なので、あながち夢物語でもないんです…。笑
現実的な利率である5%で、30年後に手元に残るお金を確認すると、以下のとおり。
最終資産額 | |
---|---|
月5万円×30年つみたて投資 | 1,800万円→4,161万円 |
月10万円×15年つみたて投資+放置15年 | 1,800万円→5,555万円 |
月30万円×5年つみたて投資+放置25年 | 1,800万円→6,909万円 |
資産拡大の可能性という意味では、自分ができる限り最速で入金するほうが有利に働きやすいことがわかりました。
結論として、新NISAを最速で埋めるための最適な投資戦略は、個人の財務状況、リスク許容度、そして投資目標によって異なります。
長期的な視点で安定した資産形成を目指す場合は、月額10万円の15年間の積立が適しているかもしれません。
一方で、短期間で大きなリターンを目指す場合は、月額30万円の5年間の積立が有効です。重要なのは、自分自身の投資目標と財務状況を正確に理解し、それに基づいた適切な投資戦略を立てることです。
新NISA、最短5年で1800万円投資するならどれがベスト?
新NISA制度を最大限に活用し、最短5年で1800万円の投資枠を使い切るための最適な戦略を探ることは、賢明な投資家にとって重要な課題です。
ここでは、異なる投資方法とそのシミュレーション結果を比較し、どのアプローチが最も効果的かを検討してみるよ。
「つみたて」VS「一括投資」シミュレーション
新NISAでの投資には、主に「つみたて投資」と「一括投資」の二つのアプローチがあります。
つみたて投資=毎月一定額を継続して投資する方法
一括投資=一度にすべての資産を投資して放置する方法
つみたて投資は、定期的に一定額を投資する方法で、市場の変動リスクを分散させる効果があります。
一方、一括投資は、初期段階で大きな金額を投資する方法で、市場の上昇トレンドを捉えると大きなリターンを得る可能性があります。
これについては、一括投資をするタイミングによって、結果が変わります。
シュワブ金融センターが発表した毎年20万円を20年間、S&P500へ投資した場合のシミュレーションによると、年初一括投資の方がドルコスト平均法による購入よりも少しだけリターンが高くなっていることがわかりました。
引用:Does Market Timing Work? By Schwab Center for Financial Research
でも一括投資しようとして、最悪なタイミングで買っちゃうぐらいなら、積立投資のほうが利益が多くなります。…むずw
このシミュレーション結果によると、市場が安定して上昇傾向にある場合、一括投資は短期間で高いリターンをもたらす可能性があります。
しかし、市場が不安定な場合、つみたて投資の方がリスクを分散し、安定したリターンを期待できます。
投資家は自身のリスク許容度と市場状況を考慮して、どちらの方法を選択するかを決定する必要があります。
市場を読むのがまだ難しい投資初心者は、つみたて投資でほったらかすのがセオリーです。笑
「オルカン」VS「S&P500」シミュレーション
投資対象として通称「オルカン」と呼ばれる全世界株と、通称「S&P500」と呼ばれる全米株、どちらを選ぶのかもよく議論されます。
どっちが好きかは、好みがありそう…笑
オルカンは全世界に投資ができるので地域分散が効いている一方、S&P500はアメリカの大手企業を中心としたアメリカ国内の分散投資ができます。
実はそんなに大きくは結果が変わらないって言われています。
なぜなら、実はオルカンもその6割が米国株だから。
もちろん、その他4割に日本やヨーロッパなどの先進国や、中国やインドなどの新興国も含まれて入るのですが、ここ数年はリターンも似ている…と言われています。
オルカン | S&P500 | |
---|---|---|
1ヶ月 | +1.51% | +1.48% |
3ヶ月 | +5.48% | +5.85% |
6ヶ月 | +6.22% | +7.13% |
1年 | +30.42% | +34.63% |
2年 | +10.97% | +12.44% |
3年 | +17.79% | +22.26% |
5年 | +17.70% | +21.34% |
S&P500がちょっとだけ勝ってます。今後はどうなるかはわかりませんw
オルカンは地域分散が効いていて、とてもバランスのよい金融商品です。
しかし、ボラティリティが高いと言われている中国やインドなどの新興国を含むため、それらがリターンの上昇をじゃましてしまう可能性も少なくありません。
S&P500はアメリカだけという意味ではバランスが悪く感じがちですが、今は世界の金融がアメリカを中心に回っているのも事実です。
投資家は自身の投資目標とリスク許容度、そして市場環境の変化を予想して、どちらの投資対象を選択するか検討する必要があります。
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新NISA、最短5年で1800万円枠を埋めなくてもいい理由
新NISA制度において、最短5年で1800万円の投資枠を埋めることは、多くの投資家にとって魅力的な選択肢です。
できるかぎり最短で新NISA枠を埋めるほうが有利は有利!
しかし、必ずしもすべての投資家にとって最適な戦略とは限りません。ここでは、最速で枠を埋めることに対するリスクや懸念点も整理してみましょう。
時間の分散投資が不十分で高値掴みのリスクがあるから
最速で1800万円の投資枠を埋める戦略は、市場の短期的な変動に大きく影響されるリスクがあります。
特に、市場が高値の時期に大量の投資を行うと、市場が調整に入った際に大きな損失を被る可能性があります。
これは「高値掴み」と呼ばれ、投資家に忌み嫌われるリスクのひとつ。
時間をかけて分散投資を行うことで、市場の変動リスクを分散し、より安定したリターンを目指すことができます。
長期的な視点で投資を行うことは、市場の短期的な変動に左右されず、安心して投資を続けることができるため、多くの投資家にとって有効な戦略となります。
最終的な目標次第だけど、時間がある20~30代なら、ゆっくり新NISAに向き合うほうがリスクは低いです。
途中解約になる危険性があるから
節約家ほど途中で離脱するというのはよくあることです。
普通のサラリーマンやOLにとって、月額30万円の投資は至難の業なんです。
普段の生活の中で、予期せぬ出費や収入の減少が発生した場合、投資を継続することが困難になり、途中解約を余儀なくされる可能性も。
途中解約は、投資計画が中断するだけでなく、潜在的なリターンの損失を意味します。
したがって、自身の財務状況を慎重に評価し、無理のない範囲で投資を行うことが重要です。
長期的な視点で安定した投資を行うことは、結果的により高いリターンをもたらす可能性があります。
あくまでムリせず、長期的に続けやすい戦略を立てることが重要です。
日常生活を楽しめないと本末転倒だから
投資は資産を増やす手段の一つですが、それが日常生活の楽しみや生活の質を犠牲にする原因となっては本末転倒です。
最速で1800万円の投資枠を埋めるためには、多額の資金を短期間で投資する必要があります。
これは家計に大きな負担をかけ、日常生活の余裕を奪うことにもつながりかねません。
賢明な投資家は、投資と日常生活のバランスを重視します。
投資は長期的な視野で行うべきであり、その過程で生活の質を維持することが重要です。余裕を持った投資計画を立てることで、経済的な安定と同時に、生活の充実も目指すことができます。
結論として、新NISAの最速5年の投資枠埋めは、一部の投資家にとっては魅力的な選択肢かもしれませんが、すべての人にとって最適な戦略とは限りません。
市場の変動リスク、財務状況の負担、生活の質の維持といった要素を考慮し、個々の状況に合った投資計画を立てることが重要です。
投資はあくまで生活の一部!生活全体の心地よさを目指して投資戦略を立てましょう。
まだ迷っている人必見!新NISAの投資戦略おすすめ決め方
新NISA制度の導入により、多くの投資家がどのように投資戦略を立てるべきかを検討しています。
ここでは、新NISAでの投資戦略を決定する際のおすすめのアプローチをいくつか紹介してみましょう。
年齢とリスク許容度で決める
投資戦略を決定する際、最も重要な要素の一つが年齢とリスク許容度です。
若い投資家はリスクを取る余裕があり、長期的な成長を目指すことができます。
20歳なら30年後でも50歳です。十分に早期退職できる年代です。
40代以降の年齢が高い投資家の30年後は、70歳。
目的が年金の構築であればいいのですが、人によって目的は違います。
若い投資家より安定した収益を求め、リスクを避ける必要があります。
自分の目的・年齢・リスク許容度を考慮し、それに合った投資戦略を選択することが重要です。
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投資経験で決める
投資経験も投資戦略を決定する上で重要な要素です。
経験豊富な投資家は、市場の変動を理解し、より複雑な投資戦略を採用することができます。
投資途中で戦略を立て直したり、市場をみながらアレンジしたり、大暴落が起きても立ち上がる余裕がある可能性があります。
一方、初心者の投資家は、シンプルで理解しやすい投資戦略を選ぶことが望ましいでしょう。
投資経験に応じて、自分に適した投資戦略を選択することが大切です。
初心者の投資家は、基本はほったらかしても大丈夫な安定的なポートフォリオを組むことを目指すのがおすすめです。
目標金額と継続期間で決める
投資の目標金額と継続期間も、投資戦略を決定する上で考慮すべき要因です。
具体的な目標金額と達成までの期間を設定することで、どのような投資が最適かを判断することができます。
例えば、短期間で高いリターンを目指す場合と、長期間で安定したリターンを目指す場合では、採用すべき投資戦略が異なります。
選ぶべき金融商品も違うので、注意が必要!
目標金額と継続期間を明確にすることで、リスクとリターンのバランスを考慮した効果的な投資計画を立てることが可能です。
楽しく投資できる金額から始める
投資は、ストレスや不安を伴わない範囲で行うことが重要です。
いくら新NISAがすごい制度でもムリはNG。自分が楽しく投資できる金額から始めることをおすすめします。
無理なく投資を続けることができれば、長期的に見てより良い結果をもたらす可能性が高まります。自分の財務状況を考慮し、無理のない範囲で投資を始めることが大切です。
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金融商品の選び方「投資信託」VS「ETF」VS「個別株」
投資戦略を決定する際には、どの金融商品に投資するかも重要な要素です。
投資信託、ETF(上場投資信託)、個別株は、それぞれ異なる特徴とリスクがあります。
投資信託は多様な資産に分散投資することができ、初心者に適しています。ETFは市場の指数に連動するため、市場全体の動きを捉えることができます。個別株は高いリターンを得る可能性がありますが、それに伴うリスクも高いです。
自分の投資スタイルとリスク許容度に合った金融商品を選択することが重要です。
新NISA運用でおすすめの銘柄を紹介
新NISA制度を最大限に活用するためには、適切な銘柄選びが重要です。
ここでは、新NISA運用におすすめの人気銘柄をいくつか紹介します。
eMAXIS Slim全世界株式
eMAXIS Slim全世界株式は、世界中の株式市場に分散投資することができる投資信託です。
この銘柄は、世界の主要な株式市場に幅広く投資することで、地域や国に依存しない分散効果を期待できます。
また、グローバルな視点での投資は、特定の国や地域の経済状況に左右されにくいというメリットがあります。
とにかく分散がしたい!という人はオルカン1択!
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【合わせて読みたい】全世界株式はおすすめしない理由!新NISAで積立する時の注意点を解説します
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動する投資信託です。
この銘柄は、アメリカの大手企業に投資することで、アメリカ経済の成長を反映したリターンを目指します。
アメリカ経済の安定性と成長性を考慮すると、長期的な資産形成に適していると言えます。
アメリカはまだまだ成長するぞと思う人におすすめ。わたしのメインの投資先です。
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ニッセイNASDAQ100インデックス
ニッセイNASDAQ100インデックスは、NASDAQ100指数に連動する投資信託です。
この指数は、アメリカのNASDAQ市場に上場している非金融系の大手企業100社で構成されています。
特にテクノロジー関連の企業が多く含まれており、イノベーションによる成長を期待できる銘柄です。
アメリカ株の中でも、いわゆるハイテク株に期待するならNASDAQ100銘柄がいいかも!わたしも投資してます。
iFreeNEXTインド株インデックス
iFreeNEXTインド株インデックスは、インドの株式市場に投資する投資信託です。
インド経済は高い成長が期待されており、特に中長期的な視点での投資に適しています。
インド市場への投資はリスクも伴いますが、高い成長ポテンシャルを持つ市場として注目されています。
インドのポテンシャルに期待したい人は、インドの政治・経済について学んでみるのもおすすめです。
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iFreeNEXT FANG+インデックス
iFreeNEXT FANG+インデックスは、Facebook、Amazon、Netflix、Google(現Alphabet)など、いわゆるFANG株に加えて、その他の高成長テクノロジー企業に投資する投資信託です。
この銘柄は、デジタル経済の成長を牽引する大手テクノロジー企業への投資を通じて、高い成長を目指します。テクノロジー分野の急速な進展を背景に、将来的な成長が期待される銘柄です。
なんとたった10社しか含まれていない投資信託です。偏っているけど、ここ数年のリターンはものすごいものが…笑 リスクがとれる人におすすめです!
これらの銘柄は、新NISAの運用において多様な投資戦略を提供します。グローバルな分散投資、特定の国やセクターへの集中投資、成長性の高い市場への投資など、投資家の目的やリスク許容度に応じて選択することができます。
重要なのは、自分自身の投資目標とリスク許容度を理解し、それに合った銘柄を選択することです。また、投資は市場の変動に影響されるため、定期的な見直しと調整が必要です。
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まとめ:新NISAは最速で埋める!最短5年×1800万円を選んだ理由
新NISA制度の導入により、投資家には新たな選択肢が提供されました。
特に、最速5年で1800万円の投資枠を使い切る戦略は、多くの注目を集めています。
もしムリなく楽しみながら投資ができて、時間分散できないリスクも享受できるなら、なるべく早く投資枠を埋めるのがおすすめです。
わたしも新NISAは、5年で1800万円の投資枠を使い切る予定!
しかし、リスクも少なくないことを忘れてはいけません。
自身の財務状況とリスク許容度を慎重に評価し、無理のない範囲で投資計画を立てることが重要なだけでなく、市場の変動に対するリスクも考慮し、定期的な投資戦略の見直しを行うのがおすすめです。
結論として、新NISAの最速での投資枠埋めは、一部の投資家にとっては魅力的な選択肢ですが、すべての人にとって最適な戦略とは限りません。
個々の状況に合った投資計画を立てることが、長期的な資産形成において最も重要です。
まだ新NISAの口座開設をしていない方は、まずは口座開設してみましょう。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
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