
つみたてNISAを始めたんだけど、オールカントリーとS&P500ならどっちを買うべきかなぁ?選べない場合は、資産を半分に分けて両方買うのもありですか?
今回は、こんな疑問にお答えします。
▼本記事の内容
・口コミ調査!オールカントリーとS&P500、どっちを買う?!
・徹底比較!eMAXIS SlimのオールカントリーとS&P500
・オールカントリーとS&P500を両方買う場合のメリットとデメリット
今回は、投資信託の「オールカントリー」と「S&P500」のどちらを買うべきか解説します。
実はこの答えは、わたしたちひとりひとりの価値観や予想する未来によって違います。
購入する現在のリターンやパフォーマンス、信託報酬だけではなく「将来をどう予想するか次第で答えが変わる」ので、迷ってしまって当然!
他の方の口コミなども参考にしながら、解説していくので、どちらを買うべきか考えるきっかけにしていただけたらうれしいです。
それでは早速、はじめていきましょう。
口コミ調査!オールカントリーとS&P500、どっちを買う?!
まずは実際にオールカントリーとS&P500、どっち買う人が多いのか、口コミ調査をしてみましょう。
調べてみると、大きくわけて3つの口コミパターンがあることが分かります。
口コミ① オールカントリーを買う派
口コミ② S&P500を買う派
口コミ③ オールカントリーとS&P500を50%ずつ買う派
それではひとつずつ、どんなねらいがあるのか見ていきましょう。
口コミ① オールカントリーを買う派

全世界に幅広く投資するオールカントリーを買うみなさんは、比較的遠くの将来を見据えているように思います。時間を味方にするなら確かにリスクをとる必要性は低いよね!
口コミ② S&P500を買う派

つみたてNISAで何を買うかは難しい問題!それこそ長期運用が前提の制度ですからね…こちらのアンケート結果をみると、S&P500を買う派のほうが多いようです。
口コミ③ オールカントリーとS&P500を50%ずつ買う派

実はいちばん多いのはオールカントリーとS&P500を50%ずつ買うという方々かも?!迷って悩んで、なかなか買えないぐらいなら、今すぐサクッと両方購入してしまうほうが賢いかもしれません。笑
オールカントリーとS&P500は、どっちが買いかー。
初心者投資家でもベテラン投資家でも、意見が分かれがちな難しい質問です。
なぜこんなに意見が分かれるのか知るには、オールカントリーとS&P500の特徴を正確に知る必要があります。
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オールカントリー(全世界株式)とS&P500とは?
オールカントリー(全世界株式)とS&P500に投資する方法として人気なのは投資信託を買う方法です。
今回は、日本円建てで購入できる投資信託の中でとても人気があるeMaxis Slim(イーマクシス スリム)シリーズで比較してみましょう。
eMaxis Slim(イーマクシス スリム)シリーズの特徴
特徴① 「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」に6本も選定
特徴② つみたてNISAの対象ファンドとして9ファンドがラインナップ
特徴③ 純資産総額合計1兆円突破!

eMaxis Slim(イーマクシス スリム)シリーズは、信頼性抜群で運用コスト(信託報酬)も低いのでとても人気があります。わたしもかなりお世話になっております(´▽`)
オールカントリー(全世界株式)とは?
eMaxis Slim(イーマクシス スリム)シリーズのオールカントリー(全世界株式)の銘柄名は「eMaxis Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と言います。
なんと「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の1位になりました。
eMaxis Slim 全世界株式(オール・カントリー)
=MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざして運用を行うファンド
=日本を含む先進国および新興国の株式等の全世界への投資を行う
S&P500とは?
eMaxis Slim(イーマクシス スリム)シリーズのS&P500の銘柄名は「eMaxis Slim米国株式(S&P500)」と言います。
なんと「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の9位になりました。
eMaxis Slim 米国株式(S&P500)
=S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行うファンド
=米国の株式に投資を行う
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徹底比較!eMAXIS SlimのオールカントリーとS&P500
今回比較するポイントは、以下の6点です。
比較① 年間収益(チャート実績)
比較➁ 投資国構成比率
比較③ セクター別構成比率
比較④ 組入銘柄上位5位
比較⑤ 信託報酬(費用)
比較⑥ 時価総額(純資産)
それでは早速見てみましょう。
比較① 年間収益(チャート実績)
オールカントリーとS&P500のチャート実績はコチラです。

3年間のトータルリターンは以下のとおり。
ファンド名 | トータルリターン(3年) |
eMaxis Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | +22.40% |
eMaxis Slim 米国株式 (S&P500) | +27.66% |

3年間のトータルリターンだけを見ると、オール・カントリーよりもS&P500に軍配が上がります。
比較➁ 投資国構成比率
オールカントリーとS&P500の投資国構成比率はコチラです。
順位 | 国名 | オールカントリー | S&P500 |
1 | アメリカ | 56.3% | 100% |
2 | 日本 | 6.5% | – |
3 | イギリス | 3.7% | – |
4 | ケイマン諸島 | 3.1% | – |
5 | フランス | 2.8% | – |
6 | カナダ | 2.8% | – |
7 | ドイツ | 2.4% | – |
8 | スイス | 2.4% | – |
9 | オーストラリア | 1.8% | – |
10 | 台湾 | 1.7% | – |
世界の経済をけん引していると言われるアメリカ。
イノベーションが起こるのはいつもアメリカからですし、先進国の中では唯一人口がこれからも増えていくことが予想されています。
そのため、アメリカ比率はS&P500で100%を占めるだけでなく、オールカントリーでも56.3%を占めています。
オールカントリーには成長が著しくない国も含まれているので、今現在の成長性と言う意味ではS&P500のほうがリターンが出やすいですが、将来のことはわかりません。

アメリカが今後も成長し続けると予想する人はS&P500が魅力的に感じると思いますが、そこに疑問がある人は分散されているオールカントリーのほうが資産を守りやすいと感じますよね~…描く世界の将来像によって魅力を感じる投資信託が違うかも!
比較③ セクター別構成比率
オールカントリーとS&P500のセクター別構成比率はコチラです。
順位 | オールカントリー | S&P500 |
1 | 情報技術 20.5% | ソフトウェア・サービス 12.8% |
2 | 金融 14.0% | メディア・娯楽 8.9% |
3 | 一般消費財・サービス 12.4% | テクノロジ・ハードウェア・機器 7.2% |
4 | ヘルスケア 11.1% | 小売 7.1% |
5 | 資本財・サービス 9.8% | 医薬品・バイオテクノ・ライフ 6.3% |
6 | コミュニケーション・サービス 9.1% | ヘルスケア機器・サービス 6.1% |
7 | 生活必需品 6.8% | 資本財 5.8% |
8 | 素材 4.9% | 半導体・半導体製造装置 5.2% |
9 | エネルギー 3.3% | 各種金融 4.8% |
10 | 公益事業 2.8% | 銀行 4.3% |
株式相場には通常、4つの株式相場サイクルがあると言われています。
市場の流れを変えるのは「金利」です。「金利」の状況によって相場はいつも同じ順番で変化していき、相場ごとに上がりやすい株やセクター(業種)があると言われています。
相場サイクルが変わっても問題ないようにまんべんなくいろんな業種が含まれているのがオールカントリーです。
一方のS&P500は若干ハイテク株寄りに偏っているようにも見えますね。

業種の割合も国もオールカントリーは徹底して分散しているように見えますね~!
比較④ 組入銘柄上位10位
オールカントリーとS&P500の組入銘柄上位10位はコチラです。
順位 | オールカントリー | S&P500 |
1 | APPLE INC アメリカ 情報技術 3.2% | APPLE INC アメリカ 情報技術 5.4% |
2 | MICROSOFT CORP アメリカ 情報技術 2.6% | MICROSOFT CORP アメリカ 情報技術 5.0% |
3 | AMAZON.COM INC アメリカ 一般消費財 2.1% | AMAZON.COM INC アメリカ 一般消費財 3.7% |
4 | ALPHABET INC-CL A アメリカ コミュニケーション 1.3% | FACEBOOK INC-CLASS A アメリカ コミュニケーション 2.0% |
5 | FACEBOOK INC-CLASS A アメリカ コミュニケーション 1.1% | ALPHABET INC-CL A アメリカ コミュニケーション 1.8% |
6 | TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC 台湾 情報技術 0.8% | ALPHABET INC-CL C アメリカ コミュニケーション 1.7% |
7 | TESLA INC アメリカ 一般消費財 0.8% | BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B アメリカ 各種金融 1.4% |
8 | JPMORGAN CHASE & CO アメリカ 金融 0.7% | TESLA INC アメリカ 一般消費財 1.4% |
9 | TENCENT HOLDINGS LTD ケイマン諸島 コミュニケーション 0.7% | JPMORGAN CHASE & CO アメリカ 銀行 1.3% |
10 | JOHNSON & JOHNSON アメリカ ヘルスケア 0.7% | JOHNSON & JOHNSON アメリカ ヘルスケア 1.2% |
銘柄ももちろん異なりますが、なによりも違うのはその割合と銘柄数です。
オールカントリーは約3000銘柄が含まれますが、S&P500はなんと約500銘柄程度と1/6!分散規模が全く違いますね。
比較⑤ 信託報酬(費用)
オールカントリーとS&P500の信託報酬(費用)はコチラです。
ファンド名 | 信託報酬 |
eMaxis Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | 0.1144%以内 |
eMaxis Slim 米国株式 (S&P500) | 0.0968%以内 |
どちらも他の投資信託と比べるとかなり低価格ですが、若干S&P500の低コストになります。
比較⑥ 時価総額(純資産)
オールカントリーとS&P500の時価総額(純資産)はコチラです。
ファンド名 | 純資産総額(百万円) |
eMaxis Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | 949,307 |
eMaxis Slim 米国株式 (S&P500) | 404,859 |
純資産総額が多いということは資金がたくさん入っているということ(=たくさん購入されている)です。
各ファンドには最低限の受益権口数が定められていて、それを下回ると繰上償還して運用が止められてしまうことがありますが、オール・カントリー、S&P500ともに人気の投資信託で、今のところその心配はなさそうですね。

オール・カントリー、S&P500ともに投資先としては安定していて低コスト。人気の理由がわかります。でもどちらも人気だからこそ、どっちを購入するべきか迷うんだよね…迷ったらどっちも買えばいいって思いがちですが、うーん…それも微妙なんです。
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オールカントリーとS&P500を両方買う場合のメリットとデメリット
つみたてNISAで扱っている人気の投資信託、オールカントリーとS&P500。
どちらも人気の投資信託ランキングでは常連である理由もうなずけます。
どちらかを選ばないといけないってかなり難しいですよね…。実際、オールカントリーとS&P500のどちらを買えばいいか決められなくて、両方購入する人はたくさんいます。
でも本当に両方買ってしまってよいのでしょうか?

なんとなくあまりよくないキケンなにおいがしませんか?そう、オールカントリーとS&P500の両方を買うケースには、メリットとデメリットがあるのです。
メリット 投資時間が減るくらいなら「どっちも買う」でOK
オールカントリーとS&P500の両方を買う最大のメリットは、投資時間を減らさないで済むことです。
ありがちなのは、迷っているうちに1か月、2か月と時間が過ぎてしまい、結局つみたてNISAをやらずに1年経ってしまうケース。
正直、未来のことは誰にもわかりません。
オールカントリーとS&P500はどちらも人気の投資信託で、未来のことがわからないことを前提にすれば、ある意味どっちでもいいと言えます。
迷っているうちに時間が過ぎてしまい、投資するチャンスを逃して機会損失になるくらいなら今すぐ両方半分ずつ買うでOKです。

初心者投資あるあるですよね!迷っているうちに忘れちゃうので注意が必要です。
デメリット リスクヘッジのつもりならNG
オールカントリーとS&P500の両方を買うデメリットは、リスクヘッジにならないけど、なると勘違いしやすいことです。
違う種類の投資信託を50%ずつ買えば、なんとなく広く分散投資してバランスが良くなったように感じるかもしれません。
でも、それは危険信号。
そもそもオールカントリーは、全世界株式に投資するとはいえ、半分以上が米株です。S&P500に半分換えてももっと米国株を多く買ってもそこまでリスク分散はできません。
本気でリスクを減らしたいならゴールドなどのコモディティやREIT、債券なども組み入れる方法が現実的です。
リスクヘッジが必要と思う方は、オールカントリーとS&P500の両方を買っても全く安心できないので、注意が必要です。

たまにいらっしゃいますよね。中身がほとんど同じ投資信託を資産を分散するために買っている人!要注意です(´▽`)
つみたてNISAではどっちを買うのがよいのか?
結局のところ、オールカントリーとS&P500はどちらも投資先としてはバランスがよく、人気であることもわかりました。
ここからは通常の特定口座ではなく、つみたてNISAの選定銘柄としてオールカントリーとS&P500を選ぶ場合、どちらのほうが一般的におすすめされやすいのでしょうか?
つみたてNISAは長期積立が前提!
2018年にスタートした「つみたてNISA」。
投資がニガテな日本人が少しずつ資産運用に取り組むために、国はNISA制度を推進しています。
NISA制度
=少額からの投資を行う方のための非課税制度
NISAとは非課税制度のことです。
少額の投資でも、運用で発生した譲渡益や分配金が非課税になります。
NISAの中でも特につみたてNISAは、「長期投資」、「分散投資」、「積立投資」をサポートする制度です。
つみたてNISA
=「長期投資」、「分散投資」、「積立投資」をサポートする制度
時間的にも金額的にも分散投資しながら長期的に運用してほしいという国の願いが込められている制度です。
つみたてNISA的には「オールカントリー」推奨?!
つみたてNISAを「長期投資」、「分散投資」、「積立投資」をサポートする制度だと考えると、「オールカントリー」のほうがより分散的で推奨されやすそうですね。
ただ、本当に将来のことはわからないので、実際に儲かるのがどっちなのかは予想が難しいところです。
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まとめ~オールカントリーとs&p500、どっち買う?!~
今回はオールカントリーとs&p500、どっち買う?!について検証してみました。
両方とも人気の投資信託のひとつで、その内容も実はとても似ています。しかし、似ている中でも若干異なるのは「分散範囲」の違いです。
「リスク回避」を重視したい人=オールカントリーがおすすめ
「より多くのリターン」を重視したい人=S&P500がおすすめ
将来的に「そろそろアメリカ危うし!」と思う人=オールカントリーがおすすめ
将来的に「まだまだアメリカ強い!」と思う人=S&P500がおすすめ
参考にしてみてね。
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