
NASDAQ100関連のインデックスの投資信託が、すごく値上がりしてるってほんと?NISA枠でつみたてしようかなーと思ってて…いっぱい種類があるけど、どの投資信託がおすすめ?
今回は、こんな疑問にお答えします。
▼本記事の内容
・なぜ今NASDAQ100が人気なのか?
・NASDAQ100に連動する投資信託にはどんな商品があるのか?
・NASDAQ100連動型の投資信託のおすすめは?(楽天・SBI・マネックス・松井証券)
マネックス証券で毎週発表されるNISA週間売れ筋ランキング。
人気の米国株式S&P500連動型や全世界株式(オール・カントリー)など、分散型の人気の投資信託が上位を占める中、8位にぽつんとひとつだけ米国株式NASDAQ100連動型の「iFreeレバレッジNASDAQ100」がランクインしていました。
実はこの「iFreeレバレッジNASDAQ100」、わたしも2021年度分のNISA枠でちょうど買ったんです。NASDAQ100連動型のインデックス投資信託!
いったん今年の分は積立投資はしていないですが、NASDAQは積立投資をしている方も多いみたい。
今回はなぜ今、NASDAQ100が人気なのか、そしてNASDAQ100連動型のインデックス投資信託の中でおすすめはどれなのか、まとめてみたいと思います。
NASDAQとは?
NASDAQとは、「ナスダック」と読みます。
アメリカの全米証券業協会が運営している株式市場の名称のひとつで、正式名称は、National Association of Securities Dealers Automated Quotationsといい、この頭文字をとってNASDAQ(ナスダック)と呼ばれています。
NASDAQ
=ナスダック
=全米証券業協会が運営している株式市場

米国株市場の市場名っていう感じかな?日本市場でいうところの、「マザーズ」とか「JASDAQ」みたいな市場名と同じです(*´▽`*)
NASDAQ株価指数とは?
NASDAQに上場している企業の株価の動きをあらわすのが、「NASDAQ株価指数」です。
NASDAQ株価指数
=取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すもの
=ある時点の株価を基準に増減で表すので、株価の増減を見える化することができる
「NASDAQ総合指数」と「NASDAQ100指数」の違い
NASDAQの株価指数には、「NASDAQ総合指数」と「NASDAQ100指数」の2種類があります。


NASDAQ総合指数もNASDAQ100指数も、良い感じで右肩上がりですね(*´▽`*)ちょっとだけNASDAQ100のほうが好調です。
NASDAQ総合指数(ナスダック総合指数)
=アメリカのNASDAQ市場に上場しているすべての銘柄、約3,000が対象
NASDAQ100指数(ナスダック100指数)
=アメリカのNASDAQ市場に上場している銘柄のうち、時価総額が大きい約100銘柄が対象。(ただし、金融業を除く)
NASDAQ全体の時価総額の70%以上がNASDAQ100で構成されているというから驚きです。

70%はすごいなぁ…NASDAQ市場では、上位の100企業分の銘柄が強すぎるってことですね。全世界やS&P500と比べると、NASDAQはちょっと範囲が狭くなる分、リスクが多くなる印象の投資信託です。入っている銘柄が少ないってことですね(*´▽`*)
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NASDAQ100とは?
NASDAQ総合指数はすべての銘柄が対象なので、良くも悪くも指数の動きがなだらかです。
一方、NASDAQ100指数は、常に100銘柄程度にしぼられているので、NASDAQ総合指数に比べると、動きが激しくなります。
NASDAQ100の業種別構成比率
「NASDAQ100指数」は、ナスダック上場企業の中でも、時価総額が大きくて革新的な銘柄の割合が多くなります。
なんと業種別に時価総額の構成比率を見ると、「情報技術」が約半数を占めています。
情報技術:48.4%
コミュニケーション:19.3%
消費財サービス:17.3%
ヘルスケア:6.6%
生活必需品:4.8%
資本財・サービス:2.7%
※2021年9月末時点

「NASDAQ100指数」のほうが、「NASDAQ」よりハイテク銘柄が多い印象です(*´▽`*)
NASDAQ100の上位構成銘柄
NASDAQと言えば、GAFA(ガーファ)と呼ばれる米国(アメリカ)のグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの4社をはじめとする、ITを使った巨大事業が入っていることが知られています。
それだけではありません。
米国株の中でも特に注目され、電気自動車やクリーンエネルギー分野で大きく成長しているテスラや半導体企業の王者とも呼ばれ、メタバースへの投資が注目されるエヌビディアも入っています。
1位:アップル(AAPL) 比率:12.48%
2位:マイクロソフト(MSFT) 比率:10.56%
3位:アマゾン・ドット・コム(AMZN) 比率:9.00%
4位:アルファベット C(GOOG) 比率:8.94%
5位:フェイスブック(FB) 比率:8.22%
6位:アルファベット A(GOOGL ) 比率:4.95%
7位:テスラ(TSLA) 比率:3.43%
8位:エヌビディア(NVDA) 比率:2.66%
9位:ASMLホールディング(ASML) 比率:1.64%
10位:アナログ・デバイセズ(ADI) 比率:1.58%
NASDAQ100の成長推移
NASDAQ100指数の計算は、1985年からはじまっていて、毎年12月に銘柄の入れ替えがされます。

NASDAQ100連動型のインデックスファンドは、随時、時価総額が大きい企業の入れ替えがあります。常に組み入れ銘柄が見直されるので、時代遅れにはなりにくく、常に最新の優良な企業の割合が大きくなります。売ったり買ったりしなくても、流行に乗っていけるのはありがたいですね~。だから長期の積立投資に利用している方も多くいます。
実際にナスダック100は、ナスダック総合指数よりも、S&P500よりも大きな成長を遂げました。
日興アセットマネジメントが作成したNASDAQ100指数の推移をみると、こんな感じ。

「NASDAQ100」と「S&P500」との違い
「S&P500」は、アメリカの代表的な株価指数のひとつ。
S&Pは、「Standard & Poor’s」の略称で、S&P500を算出している会社の旧社名「スタンダード&プアーズ・レーティング・サービシズ」をあらわしています。
500は、約500社が含まれることをあらわしています。500社あればアメリカの主な企業は網羅します。
だから…
「S&P500」に投資する=アメリカの株式市場全体に投資しているのと同じ
と考える人も多いんです。
NASDAQ100は、S&P500に比べると規模が小さいので、連動型の投資信託については、このように考えられています。
S&P500連動型
=米国株式市場全体に投資したい人向け
NASDAQ100連動型
=米国株式市場の中の最新技術企業に投資したい人向け
規模の違いこそあれ、「S&P500」の組入上位銘柄は、「NASDAQ100」の組入上位銘柄に似ています。
NASDAQ100 | S&P500 | |
1位 | アップル(AAPL) 比率12.48% | アップル(AAPL) 比率5.96% |
2位 | マイクロソフト(MSFT) 比率10.56% | マイクロソフト(MSFT) 比率5.54% |
3位 | アマゾン・ドット・コム(AMZN) 比率9.00% | アマゾン・ドット・コム(AMZN) 比率4.10% |
4位 | アルファベット C(GOOG) 比率8.94% | フェイスブック(FB) 比率2.08% |
5位 | フェイスブック(FB) 比率8.22% | アルファベット A(GOOGL) 比率1.93% |
6位 | アルファベット A(GOOGL ) 比率4.95% | アルファベット C(GOOG) 比率1.87% |
7位 | テスラ(TSLA) 比率3.43% | テスラ(TSLA) 比率1.60% |
8位 | エヌビディア(NVDA) 比率2.66% | バークシャーハサウェイ(BRKB) 比率1.46% |
9位 | ASMLホールディング(ASML) 比率1.64% | JPモルガン(JPM) 比率1.32% |
10位 | アナログ・デバイセズ(ADI) 比率1.58% | ジョンソン&ジョンソン(JNJ) 比率1.20% |

みてみて。フェイスブックとGoogleが一部入れ替わっただけで、ほぼ同じ順番です。笑
しかし、大きく違うのは組み入れ比率!やはり「S&P500」は全体の社数が多いので分散されやすくなります。
逆に言えば、「NASDAQ100」は分散が不十分であることがデメリットだと考える人も少なくありません。

分散させたいなら「S&P500」を買うし、集中させたいなら個別銘柄を買うので、「NASDAQ100」に必要性を感じないっていう方に会ったことがあります。たしかに個別銘柄の運用に自信がある人は、わざわざ「NASDAQ100」を買おうとは思わないのかも?
「NASDAQ100」が積立NISAの指定インデックスではない理由
「NASDAQ100」は、とても人気がある投資信託であるにも関わらず、積立NISAでは購入することができません。
この理由は明確です。
構成銘柄の分散が十分でないから
積立NISAは、国が国民に構成銘柄を十分に分散して、長期・安定的な投資をしてほしいということから生まれた制度です。
その割には、「NASDAQ100」は分散が中途半端で、金融庁が認めるほど分散できていないということなのでしょう。
しかし、個別株銘柄に投資をするのはちょっとコワいけど、ハイテク株多め・リスク低めのほったらかし投資がしたい人には、かぎりなくおすすめなのが「NASDAQ100」なのです。

わたしもほったらかし投資派なめんどくさがりなので、「NASDAQ100」はずっと買いたかったんですよ。ついに今年の夏ごろ、不動産投資の頭金のために貯めてたお金を、「NASDAQ100」に入れてしまいました。吉と出るか、凶と出るか…笑
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徹底比較!NASDAQ100連動型投資信託の中でおすすめはコレ!
「NASDAQ100」との連動をめざす投資信託には、いろんな種類があります。
今回は、有名で人気がある以下の5つの投資信託をあげてみました。この5つの投資信託の信託報酬(手数料)、純資産額、騰落率を比較してみましょう!
①iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
②NZAM・ベータ NASDAQ100
③eMAXIS NASDAQ100インデックス
④PayPay投信NASDAQ100インデックス
⑤インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)
徹底比較① 信託報酬(手数料)が安いのは?
投資信託を買う際に、重要な費用と言えば信託報酬(投資手数料)です。
信託報酬とは、投資信託を運用・管理してもらう経費として、証券会社に支払う手数料のことです。投資信託を保有している間はずっとかかる費用なので、少しでも安いほうがお得です。
信託報酬
=投資信託を運用・管理してもらう際に支払う手数料
=「純資産総額に対して何%」があらかじめ決まっている
=インデックスファンドは、ファンドマネージャーの手間が少ないので信託報酬が少ない
通常は、「純資産総額に対して何%」というように、手数料として支払う割合が決まっています。
また、指数連動型のインデックスファンドである「NASDAQ100連動型」の投資信託は、通常のアクティブファンドと比較すると信託報酬(手数料)が少なくなりがちです。
銘柄名 | 信託報酬 | |
1位 | PayPay投信 NASDAQ100インデックス | 0.418% |
2位 | eMAXIS NASDAQ100インデックス | 0.44% |
2位 | NZAM・ベータ NASDAQ100 | 0.44% |
4位 | インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式) | 0.484% |
5位 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.495% |
徹底比較② 純資産額が大きいのは?
投資信託を買う際に、もうひとつ気になるのは純資産額です。
純資産額が大きいということは、投資家から多くの資金が集まっている投資信託であるということ。
逆に投資信託の純資産額が少なすぎると、効率的な運用がしにくいので、途中で運用がされなくなる(償還される)ケースもあります。注意が必要ですね。
純資産額が多ければ多いほどいいというわけではありませんが、ある程度多ければ、長期に運用されていて信頼されているということなので、安心できますよね。
銘柄名 | 純資産総額 | |
1位 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 458.38億円 |
2位 | eMAXIS NASDAQ100インデックス | 307.27億円 |
3位 | インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式) | 182.41億円 |
4位 | NZAM・ベータ NASDAQ100 | 20.36億円 |
5位 | PayPay投信 NASDAQ100インデックス | 6.84億円 |
徹底比較③ 騰落率が大きいのは?
投資信託は、どんなに信託報酬が安くても、純資産額が大きくても、運用実績が悪ければ意味がありません。
投資信託の変化率を評価する指標のひとつとして、期間別騰落率があります。
期間別騰落率
=期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたか、その配当金や分配金を考慮した価格の変化率
ここではここ3か月間と6か月間の騰落率をみてみましょう。
銘柄名 | 3か月騰落率 | |
1位 | eMAXIS NASDAQ100インデックス | +11.94% |
2位 | NZAM・ベータ NASDAQ100 | +11.77% |
3位 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | +10.18% |
4位 | インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式) | +8.85% |
5位 | PayPay投信 NASDAQ100インデックス | +7.61% |
銘柄名 | 6か月騰落率 | |
1位 | NZAM・ベータ NASDAQ100 | +26.81% |
2位 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | +24.25% |
3位 | eMAXIS NASDAQ100インデックス | +21.39% |
4位 | インデックスファンドNASDAQ100 | +21.37% |
5位 | PayPay投信 NASDAQ100インデックス | 計測なし |
徹底比較④ 楽天・SBI・マネックス・松井証券、どこで買える?
投資信託は、購入のしやすさも大事なポイント!
自分が利用している証券会社で、どのNASDAQ100連動型投資信託が購入できるか確認してみましょう。
楽天 | SBI | マネックス | 松井証券 | |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | ● | ● | ● | ● |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | ● | ● | ● | ● |
NZAM・ベータ NASDAQ100 | ● | ● | ● | ● |
インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式) | ● | ● | ||
PayPay投信 NASDAQ100インデックス | ● | ● | ● |

どの証券会社でも比較的買いやすいのが、「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」「eMAXIS NASDAQ100インデックス」の2強投資信託です。わたしの周りでもこの二つを買っている人はとても多い気がするなぁ…。(*´▽`*)
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まとめ ~NASDAQ100に連動する投資信託のおすすめは?~
NASDAQ100に連動する投資信託は、こんな人に向いているインデックスファンドです。
・アメリカ企業はこれからも成長すると考えている
・情報技術系企業が成長すると考えている
・金融系企業への分散はそんなに興味がない
・分散投資も大事だが、一般的な分散投資はすでにしていて、一味違う投資先を探してる
・個別株投資は気になるけど、今はそんなにしていない
NASDAQ100に連動する投資信託は、分散投資先を探している人よりは、すでに分散投資はしていて、新しい投資先を探している人におすすめです。
他の米国株インデックスファンドとはかぶる銘柄も多いので、大きな分散を望む方にとっては、少し物足りない可能性があります。
信託報酬の安さや信頼性など、いろんな条件を加味してバランスの良さが際立つ「eMAXIS NASDAQ100インデックス」は、楽天、SBI、マネックス、松井証券などどこでも購入できておすすめです。
しかし、長期投資を考えている方にとっては、「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」や「NZAM・ベータ NASDAQ100」も値上がり率が高いので、ご自分で観察してみるといいかもしれません。
参考にしてみてね。
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