高配当株投資とインデックス投資、どっちがいいの?
自分に合った投資方法を選ぶための考え方のポイントやコツは?
今回は、サラリーマン投資家であるわたくし、枝豆が徹底解説!
高配当株VSインデックスで迷ったときの私なりの選び方と、今実践している内容をまるっとまとめてみました。
▼本記事の内容
・高配当株投資とインデックス投資は、どっちがいいのか?
・高配当株投資とインデックス投資を選ぶ時のコツは?
・インデックス投資がおすすめの人、高配当株投資がおすすめの人
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
結論!高配当株投資とインデックス投資の選び方は戦略次第
最初は誰もが迷う、高配当株投資とインデックス投資。
インデックス投資
=指数などと連動した投資成果を目指す投資スタイルのこと
=利益の中心は、キャピタルゲイン(売却益・値上がり益)
高配当株投資
=安定して配当金が振り出される高配当な優良銘柄を保有し続ける投資スタイルのこと
=収益の中心は、インカムゲイン (配当金)
どっちがいいかは、人によって違います。
なぜなら…投資目的や価値観次第で、答えは変わってしまうから。
私は、インデックス投資に全振り中!…でも、ちょっと前までは高配当株投資もかなり気になっていました…。でも、やっと納得できて、今ではインデックス一択に!
前提:どっちかに決めなくてもOK (併用可能)
インデックス投資と高配当株投資に、良し悪しはありません。
投資目的や価値観次第で、向き不向きがあるだけです。
だから、「どっちかに決めなくてもいい=両方投資してもいい」というのが、大前提。
むしろ、両方投資している人のほうが多いんじゃないかな?
あの有名な投資系Youtuber「沖縄移住アラサー夫婦」さんも、インデックス投資と高配当株投資の二刀流であることを公言されています。
Youtubeチャンネル(2022年5月18日時点)によると、「沖縄移住アラサー夫婦」さんたちの資産の内訳は以下のとおり。
高配当株投資割合:73%
インデックス投資割合:27%
なるほどー。7:3で高配当株なんですね…!
米国高配当株の割合が多く、3つの高配当株ETFに分散して持っているとのこと。
米国高配当株:47%
∟SPYD SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF
∟VYM バンガード・ハイディビデンド・イールドETF
∟HDV iシェアーズ・コア米国高配当株ETF
日本高配当株:22%
∟40銘柄の個別株に分散投資
超高配当株:4%
「沖縄移住アラサー夫婦」さんは、この方法で年間配当金110万円をゲット!
インデックス100%の私とは全く違うけど、これは投資目的の違いなんです。
どっちが大事?「資産額」VS「キャッシュフロー」
では、自分にとって、高配当株とインデックス株のどっちが大事か、かんたんに知る方法はあるのでしょうか?
ありまぁす!…あ、「STAP細胞はあります」の小保方さんになっちゃった。笑
それは、「投資を何のためにしているのか?(目的)」をはっきりさせること。
例えば、どっちのほうが自分の考えに近いですか?
選択肢A:資産額を増やすために投資をしている
選択肢B:キャッシュフローを増やすために投資をしている
選択肢Aを選ぶ人は、インデックス投資がおすすめ。
そして、選択肢Bを選ぶ人は、高配当株投資がおすすめです。
選択肢A:インデックス投資がおすすめ
選択肢B:高配当株投資がおすすめ
「資産を増やしたい気持ちが7割で…キャッシュフローもちょこっとは欲しいので3割!」って思ったら、その気持ちの割合で投資割合も決められます。
インデックス投資は、資産の最大化をめざす投資手法。
配当金をみんなに配ってしまうと資産が増えにくくなるので、なるべく外にお金を出さないのが一般的です。
一方の高配当株投資は、キャッシュフローの最大化をめざす投資手法。
配当金が安定的に振り出される一方で、その分原資は減ってしまうため、資産の拡大に時間がかかります。
両方買って、資産額を増やしながら、キャッシュフローも少し増やす…っていう考え方ももちろん間違いではありません。
2つの投資手法の違いを表で整理してみると、以下のとおり。
インデックス投資 | 高配当株投資 | |
---|---|---|
投資目的 | 資産の最大化 | キャッシュフローの最大化 |
利益の獲得方法 | キャピタルゲイン(売却益) | インカムゲイン(配当金) |
投資の手間 | 基本はほったらかし | 手間がかかる |
投資のタイミング | 見る必要なし | 見る必要あり |
投資の複利効果 | 高い (課税なし) | 低い (課税あり) |
投資の出口戦略 | 必要な時に自分で取り崩す (自動ではない) | 自動で配当金が振り出される (自動) |
私の場合は、とりあえず少しでも早く1億6000万円の資産を築きたいので、インデックス投資に全振りしているわけです。
\わたしの投資戦略が気になる方はこのページを見てね(*´▽`*)/
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どうなりたい?「時間軸×目標」を整理する
高配当株とインデックス、自分にとってどっちが大事か、ぱっと思いつかない人は、投資目標がふわっとしているのが原因かもしれません。
考えるべきは、時間軸×目標。
時間軸×目標
例:45歳既婚&子持ちサラリーマンの場合
時間軸×目標=老後×旅行資金の増加
65歳で引退したら、年2回家族旅行に行きたい
→高配当株投資で年間100万円の収入源(配当金)を作る
例:45歳独身サラリーマンの場合
時間軸×目標=55歳×アーリーリタイア&FIRE
55歳にはサラリーマンとしての働き方をやめて、バイト+αで生活したい
→インデックス投資でとにかく最速で資産を作る
最速で大きな資産を作りたい場合はインデックス投資、今の生活を楽しみながら将来の追加資金を作りたい場合は高配当株…みたいな感じ?
【検証】インデックス投資と高配当株投資を比較してみた!
どっちがいいかは、自分の目標次第で決めたほうがいいのはわかったけど、
コストやリターンも気になる…
高配当株でもそこそこリターンがあるなら、高配当株1本でもいいかなって。
たしかに、気になるよね…。
実際の銘柄のデータをつかって、インデックス投資と高配当株投資の比較をしてみよう!
比べるのは、こちらの4つのETF。
【インデックス代表】
VOO=S&P500インデックス指数に連動するETF
【高配当株代表】
VYM=高配当銘柄400種を広く組み入れたETF
SPYD=S&P500の高配当銘柄80種のみを厳選して組み入れたETF
HDV=高配当銘柄のうち財務が優良な75種のみを厳選して組み入れたETF
それでは、経費率、分配金、リターン、暴落耐性を比較してみましょう。
経費率の違い
配当金の違い
トータルリターンの違い
暴落耐性の違い
経費率の違い
経費率は、明らかにインデックス(VOO)の勝ち!
一般的には、0.1%未満なら問題ない水準だといわれているので、もちろんVYM、SPYD、HDVなどの高配当株も高いわけではありません。
この場合、VOOが安すぎるんだよね。笑
銘柄名(ティッカー) | 種類 | 純資産額 | 経費率 |
---|---|---|---|
VOO | インデックス | 38兆円 | 0.03% |
VYM | 高配当株 | 6.5兆円 | 0.06% |
SPYD | 高配当株 | 1.1兆円 | 0.07% |
HDV | 高配当株 | 1.7兆円 | 0.08% |
VOOは、純資産額も38兆円と、ダントツで規模の大きい、世界的に人気のETF。
規模が大きければ大きいほど、経費率は下がっていく傾向にあるため、VOOに勝つのはなかなか難しいと言えそうです。
インデックス連動型の投資信託やETFの資産が増えやすいのは、この経費率の低さも関係しているよね!
配当金の違い
配当は、明らかに高配当株の勝ち!それも1番を獲得したのは、SPYDでした。
SPYDは、S&P500の高配当銘柄80種のみを厳選して組み入れたETF。
2番も75種類に厳選したHDVだから、比較的銘柄数が少ないほうが配当利回りがよいという結果になりました。
銘柄名(ティッカー) | 種類 | 直近配当利回り |
---|---|---|
VOO | インデックス | 1.47% |
VYM | 高配当株 | 3.06% |
SPYD | 高配当株 | 5.14% |
HDV | 高配当株 | 4.50% |
配当利回りは、やっぱりインデックス株よりも高配当株のほうが高いです。
それも、数値を見ると、2倍はゆうに超えるほどの数字の差!
名目上とかではなく、ちゃんと高配当株は高配当株でした。笑
トータルリターンの違い
トータルリターンは、明らかにインデックス(VOO)の勝ち!
あたりまえだけど、この差はすごいな…。高配当株はここ1年のリターンはマイナスなのに、インデックスは20%近くも増えてる!
銘柄名 | 種類 | 1年リターン | 3年リターン | 5年リターン |
---|---|---|---|---|
VOO | インデックス | 17.86% | 8.62% | 11.20% |
VYM | 高配当株 | -1.35% | 8.77% | 6.81% |
SPYD | 高配当株 | -7.44% | 8.14% | 2.85% |
HDV | 高配当株 | -2.50% | 8.23% | 4.72% |
最近は特に、米国市場が好調なので、市場の盛り上がりとともにどんどん資産価値が増えています。
市況的にも、今はインデックスで資産を増やしたい…って思っちゃう相場感です。
暴落耐性の違い
これは、コロナ暴落時の各ETFのチャートです。
赤がVOOなんですが、明らかに1つだけどんどん伸びてる…!
暴落耐性は、明らかにインデックス(VOO)の勝ち!
このチャートを元に、コロナ暴落前の株価と同じ株価までに戻った期間を比べてみると…、VOOが明らかに回復が早いようです。
銘柄名 | 種類 | コロナ暴落回復まで |
---|---|---|
VOO | インデックス | 約6か月 |
VYM | 高配当株 | 約11か月 |
SPYD | 高配当株 | 約1年2か月 |
HDV | 高配当株 | 約1年2か月 |
高配当株だけしか持ってなかったとしたら、インデックスの2倍の期間、停滞したままってことですね。
実は、高配当株は暴落に弱いと言われています。
なぜなら、高配当株には、暴落に強いと言われるハイテク銘柄が少ないため。
ハイテク銘柄は、成長性が高く、株価が伸びやすい一方で、配当をたくさん振り出す企業はあまり多くありません。
配当として株主に還元するよりも、どんどん新しい技術の研究開発費に資産を回した方が、結果的に資産価値を高めることができるからです。
暴落が怖かったら、ハイテク銘柄の割合を多くしておくのもひとつの手。
ここでハイテク銘柄の割合が多いインデックスETFの「QQQ」も混ぜてみましょう。
わ…QQQを入れたら、VOOも大したことなかった!笑
コロナ暴落前の株価と同じ株価までに戻った期間をQQQも含めて比べてみると…
銘柄名 | 種類 | コロナ暴落回復まで |
---|---|---|
QQQ | インデックス | 約4か月 |
VOO | インデックス | 約6か月 |
VYM | 高配当株 | 約11か月 |
SPYD | 高配当株 | 約1年2か月 |
HDV | 高配当株 | 約1年2か月 |
QQQすごい!!はやすぎる!!
暴落からの回復の速さは、「QQQ→VOO→VYM→SPYD・HDV」の順番です。
一般的にはインデックスのほうが早く、またその中でも特にハイテク銘柄が多いQQQがいちばん早いことがわかりました。
インデックス投資のメリット・デメリット
これまでのデータを踏まえて、インデックス投資のメリット・デメリットを整理すると、以下のとおり。
メリット1:リターンが大きく、資産を増やしやすい
メリット2:暴落に強い
デメリット1:日常が退屈(余計なことをやりたくなる)
デメリット2:出口戦略が必要
一つずつ見ていきましょう。
メリット1:リターンが大きく、資産を増やしやすい
VOOなどのインデックス投資は、リターンが大きく、資産を増やしやすいというメリットがあります。
その利率は、購入する投資信託やETFにもよりますが、大体年10%程度だと言われています。
1000万円分を購入したら、1年後には、1100万円になっていると。これはすごい…。
もちろん未来のことは誰にもわかりません。
リターンは約束されたものではなく、資産がマイナスになる可能性もありますが、高配当株よりは期待できるというのが一般的な考え方です。
インデックス投資をすると、最初はマイナスにぶれることも多いですが、時間が経つにつれ安定してくるよ。
逆に高配当株は、高値掴みしてしまうと数年価値が戻ってこない…ということも少なくありません。
メリット2:暴落に強い
VOOなどのインデックス投資は、とにかく暴落に強いです。
数年に1度は必ず起こる大暴落。
避けようとしても避けられるものではなく、必ず来るものという認識でいたほうが賢明です。
そこで、暴落が起こった時の防御策のひとつとして、VOOやQQQなどのハイテク銘柄を含むインデックス投資をしておくのはおすすめ。
高配当株に全振りしちゃうと、暴落時がちょっと心配なんです…。
インデックス投資は、ブラックマンデーやリーマンショック、チャイナショックやコロナショックなどの暴落を常に乗り越えて、新高値を更新中。
インデックス投資をしていれば、とりあえず最悪の事態は免れる…と自信が持てるのがすごいところです。
デメリット1:日常が退屈(余計なことをやりたくなる)
インデックス投資だけをしていると、「株式投資をしている気がしない」とよく言われます。
何十年もほったらかし投資で大丈夫なのが、つまらないって人は向いてないかも…。笑
インデックス投資は、最初の口座開設と初期設定(積立投資設定など)をしてしまえば、日常的にやることがありません。
なので、何十年も投資していても、投資のことはよくわからないという方がほとんどです。
それでもお金は増えていきます…。ある意味すごいことだけどw
暇だからと言って、積立を取り崩し、ギャンブル的な投資をしてみるのは、資産を増やすという意味ではNG行為。
余計なことをやり続けて、原資が減ってしまった…という方は意外と多いのです。
さらに、インデックス型投資信託の場合、分配金が振り出されることはなく、そのまま自動で再投資されます。
分配金や配当金も受けとることがないので、日々の生活が豊かになる実感はゼロに等しいでしょう。
合理的に資産を増やすことができるけど、普段の生活とは切り離されているのが面白いですね。
インデックス投資は、長期投資が前提なので、基本戦略はバイアンドホールドでOKです。
バイアンドホールド
=有価証券を購入して長い期間保有すること
わたしは資産の90%以上をバイアンドホールド中!残りの10%で遊びながら勉強するのが、わたしにとってちょうどいいみたい。
デメリット2:出口戦略が必要
インデックス投資の場合は、FIRE後や老後に利益確定&取り崩し作業が必要です。
高配当株の場合は、自動で配当金がもらえるので何も考える必要がありませんが、インデックス投資は自分で取り崩す必要があります。
この取り崩し作業が、メンタル的に良くない(=減っていくのが怖くて使えない)と言われています。たしかに、ちょっと「あーあ」とは思いそうだけど…。
ここはルールを決めて、感情を入れずに、たんたんと取り崩していきたいところ。
インデックス投資の出口戦略としては、前述した4%ルールが有名です。
出口戦略=目標に達してから、自分の利益を確定させる戦略のこと
4%ルール
=年間支出の25倍の資産があれば、年利4%の運用益のみで生活費をまかなえるという考え方
=年間支出の25倍の資産があれば、資産はずっと減らない
\「4%ルール」が気になる人はこのページも読んでみてね(*´▽`*)/
【合わせて読みたい】
セミリタイアに必要な資産はどのくらい?具体的な計画法と「4%ルール」(実例付き)
高配当株投資のメリット・デメリット
一方、高配当株投資のメリット・デメリットを整理すると、以下のとおり。
メリット1:キャッシュフローが増える
メリット2:FIREまでの計算が簡単
デメリット1:配当金にかかる税金が大きい
デメリット2:余裕資金を寝かせておくことになる
一つずつ見ていきましょう。
メリット1:キャッシュフローが増える
高配当株投資の最大のメリットは、キャッシュフローが増えること。
キャッシュフロー=配当金・分配金
投資をしている間に入ってくるお金はなく、投資をしている実感が得られにくいインデックス投資に比べて、お金が自動で定期的に配られる高配当株投資は、日々の生活を豊かにします。
普段の生活費は、お給料から賄い、贅沢をしたい時は配当金を使うなどのルールを決めておけば、浪費をし過ぎることもないでしょう。
高配当株投資に大きなお金を回せば、働かなくても配当という定期収入だけで暮らすことも可能です。
FIRE後、配当金で暮らしていくことを夢見る人は、かなり多そう!
メリット2:FIREまでの計算が簡単
高配当株投資なら、銘柄の配当利回りだけわかれば、簡単にもらえる配当金の計算ができます。
例:
配当利回り:4%
投資額:1000万円
配当金:40万円
シンプルです。
インデックス投資の場合は、4%ルールなどを適用し、原資が減らないように恐る恐る取り崩すことになりますが、高配当株投資なら難しい計算をする必要がありません。
おじいちゃんやおばあちゃんになった時に、複雑なお金の計算ができるか心配なら、やっぱり高配当株投資は魅力的です。
実はちょっと心配なのよね…笑 認知症になったらピンチ?!
しかし、前述したように「暴落に弱い」「資産が少しずつ目減りする可能性がある」などの問題があるのは事実。
実際本当に配当金の振り出しだけ待っていたら、資産が減っていく可能性はゼロではありません。
そういう意味では、将来的に高配当株が本当に安心かどうかは、誰にもわかりません。笑
デメリット1:配当金にかかる税金が大きい
高配当株投資の場合、毎回振り出される配当金に、必ず税金がかかります。
日本の口座取引であれば、税金は約20%。外国口座であればそこに約10%が上乗せされます。
【配当金にかかる税金の内訳】
・所得税、復興特別所得税 (15.315%)
・住民税 (5%)
・(米国株投資のみ)連邦個人所得税 (10%) ※二重課税
税金は、基本的に利益が確定するタイミングで徴収されます。
インデックス投資の場合、利益確定の時期を自分で選んで取り崩すので、取り崩しをしなければ税金はかかりません。
しかし、高配当株の場合は、自動で配当金が振り出されてしまいます。
そのタイミングで20~30%の税金がかかってしまうのです。
※外国株式の二重課税「連邦個人所得税 (10%)」は、確定申告をすれば回避できます。
二重課税
=米国株から得る配当金には日本と米国の両方の税金がかかる
(日本課税20.315%+米国課税10%=30.315%)
\「二重課税」が気になる人はこのページも読んでみてね(*´▽`*)/
デメリット2:余裕資金を寝かせておくことになる
高配当株はトータルリターンが増えにくいため、資産を増やすという意味では、効率性が悪く、余裕資金をただただ寝かせている…ということになりかねません。
実はこれが私が気になる最大のデメリット…。1億6000万円を早く作ることを目標にしている私から見ると、これがかなり「もったいない」と感じてしまうのよね…
\わたしの投資戦略が気になる方はこのページを見てね(*´▽`*)/
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わたしの投資運用方針と資産目標
高配当株がもし、無リスク資産となりえるなら、それでもよいかもしれません。
しかし、高配当株は立派なリスク資産。
むしろ、暴落に弱いという側面もあるので、資産のほとんどをそのまま高配当株化しておくと、時期によっては少し心配です。
このへんは投資目的に寄りますが、わたしは機会損失になるのが怖くて、高配当株投資をやめました。
インデックス投資がおすすめの人
周りの意見に流されることなく、計画的に、コツコツ投資が進められる人はやっぱりインデックス投資向き!
将来の資産額を少しでも多く増やしたい人
少しでも早くFIREやセミリタイアしたい人
周りに知られず、こっそり億万長者になりたい人
サラリーマンなどで別の収入があり、今はお金に困ってない人
ミニマリスト志向でもともと支出が少ない人
理論派タイプで効率性を重視したい人
株価暴落のストレスをなるべく回避したい人
FIRE後も理性的に資産を取り崩す自信がある人
わたしは明らかにこっちだなぁ…全部当てはまる…笑
高配当株投資がおすすめの人
感覚的に楽しくないと投資が続けられない人は、日々配当金というご褒美がもらえる高配当株投資がおすすめです。
将来も大切だけど、今の生活も豊かにしたい人
投資生活自体を楽しみたい人
今すぐ少しでも収入を増やしたい人
日々のご褒美やお土産などにテンションが上がる人
感覚派タイプで投資をしている実感がほしい人
株価が暴落しても、モチベーションが落ちない自信がある人
将来、計画的に自分で自分の資産を取り崩す自信がない人
FIRE後はぼーっとしててもお金が入ってくる状態にしたい人
わたしは明らかに計画的にコツコツ進めたいタイプなので、性格的にもインデックス向きみたい…。
筆者がインデックス投資を選択する理由と今後の方針
ここからは筆者である、わたくし枝豆がインデックス投資に全振りしている理由や、取り崩し期の対応方法を簡単に整理します。
これから資産運用をしていこうと思っている方の参考になれば幸いです。
基本方針はインデックス投資に全振りの理由
私は現状、インデックス投資に全振りしています。
その理由は、私の今の目標が「資産額を増やすこと」だから。
1億6000万円をなるべく早く作ることを目標にしています。
その場合、インデックス投資に全振りするのがいちばん効率的だから…という理由で、現状はインデックス投資100:高配当株0にしています。
\わたしのポートフォリオは定期的に公開中(*´▽`*)/
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ポートフォリオ公開
取り崩し期はどうやって対応する?
取り崩し期は、特に株価に関わらず、必要な時に必要な分を取り崩す予定です。
基本的に参考にしたいと思っているのは、あの有名な「4%ルール」です。
ただし、その時の必要額次第で、ちょっと変える可能性はありそう…前年度に全額使っていなかったら、その分は引いた額を取り崩す形にしようと思っています。
配当金が自動で振り出されるのに比べたら、多少は心が揺れる瞬間はありそうです。
でも、これまでの経験上、長期的には理性的に判断できる方かなとは思っているので、心がざわっと揺れた時は、「4%ルール」を念頭に淡々と取り崩していきます。
そのためにわざわざ持っているインデックス株を高配当株に変えなくても…淡々とやれる気はしてます。たぶん。笑
まとめ:高配当株とインデックスで悩むなら両方やるのが吉
高配当株投資とインデックス投資は、どっちがいいのか?
その答えは、人によって異なります。
選ぶ時のコツは、「投資を何のためにしているのか?(目的)」をはっきりさせること。
なぜなら、高配当株投資とインデックス投資は、投資目的が全く違うからです。
インデックス投資 | 高配当株投資 | |
---|---|---|
投資目的 | 資産の最大化 | キャッシュフローの最大化 |
利益の獲得方法 | キャピタルゲイン(売却益) | インカムゲイン(配当金) |
投資の手間 | 基本はほったらかし | 手間がかかる |
投資のタイミング | 見る必要なし | 見る必要あり |
投資の複利効果 | 高い (課税なし) | 低い (課税あり) |
投資の出口戦略 | 必要な時に自分で取り崩す (自動ではない) | 自動で配当金が振り出される (自動) |
メリットとデメリットを整理してみると、以下のとおり。
インデックス投資のメリットとデメリット
メリット1:リターンが大きく、資産を増やしやすい
メリット2:暴落に強い
デメリット1:日常が退屈(余計なことをやりたくなる)
デメリット2:出口戦略が必要
高配当株投資のメリットとデメリット
メリット1:キャッシュフローが増える
メリット2:FIREまでの計算が簡単
デメリット1:配当金にかかる税金が大きい
デメリット2:余裕資金を寝かせておくことになる
わたしのようにインデックス投資に全振りするのもよし、自分なりの割合を決めるのもよし、はたまた高配当株に全振りして日々の生活を豊かにするのもよし。
どんな選択をするかは、わたしたち投資家の投資目的次第です。
それでは今日も、まめまめしい一日を。
\お金に強くなるには、無料マネースクールの参加もおすすめ(*´▽`*)/