
最近、相場がズタボロで、株がつらいんです…もうやめようかな…今後の相場のことを考えると胃も痛くて…。血尿もでて…。…ストレスマネジメントのコツはありますか?
今回は、こんな疑問にお答えします。
▼本記事の内容
・株がつらい理由を整理してみよう
・経験者がおすすめ!株がつらい状況を解決するストレスマネジメントのコツ3選
わかります。だって、株式相場は、常に上がったり、下がったりの繰り返し。
休憩する間もなく、暴落・暴騰で、心身共に疲れ、「株つらい」と思うこともあるでしょう。
株式市場の忙しい動きに支配されて、一喜一憂している自分にイライラしたってあたりまえです。

「株つらい」「株つらい」「株つらい」「株つらい」「株つらい」「株つらい」「株つらい」
と…頭から離れなくなってしまったら…いったん立ち止まりましょう。落ち着きましょう。
株がつらくなった段階で、相場から完全に引退してしまうのは、やっぱりもったいない!というのが今回のおはなし。
「株がつらい」人は、「株がつらい」人なりの投資の仕方があるのです。
そして、ノンストレスでちゃんと資産を増やすことが可能です。
今回は株がつらい時のストレスマネジメントについてまとめてみました。
株がつらい理由① 買った途端に「含み損」
株式投資をはじめたばかりの人によくあるケースと言えば、買った途端に「含み損」を抱えることです。
含み損とは?
含み損とは、今の株価が、買った時の株価を下回っているときの損失のこと。
損は損なのですが、まだ現金に変えていないので、損が確定していない状態です。
含み損
=今の株価が、買った時の株価(簿価)を下回っているときの損失のこと
=現金化していないので、損失がまだ確定していない状態
もしかしたら、明日、急に株価が上がって含み損が解消されるかもしれませんし、逆にもっと株価が下がって、含み損が増えてしまうかもしれません。

このあいまいな時間が、特にメンタルにきますよね。生殺しはやめてくれーって思う状態のことです。
含み損を抱えた時にやることは3つだけ
実は含み損対策は、そんなに難しいことではありません。
「株つらい」と思ったわたしたち投資家がとれる方法は、3つしかないからです。
①その株を「買い増す」
②その株を「放っておく=塩漬け」
③その株を「売り払う」
含み損を抱えていても、将来的にこの株は成長する可能性が高いと思えば、「買い増す」のが最適解です。
含み損を抱えて、将来的にも成長が見込めない場合は、もちろん「売り払う」のがベスト。
そして、いちばん難しいのは、そのどっちかがわからない、もしくはどっちでもない場合です。

わからない=株つらい=放っておこう!っていう思考回路に陥ることが多いよね…。
塩漬けとは?
投資をするなら、「塩漬け」はなるべく避ける必要があります。
塩漬け
=含み損を抱えた株を売ると損失が確定してしまうので、やむをえず長期保有すること
なぜなら、「塩漬け」すればするほど、自分の株式のポートフォリオが「塩漬け」株で埋まっていき、元気な株の割合が少なくなっていくから。
自分のポートフォリオを見るたびに、株ってつらい…と感じてしまうからです。

塩漬けすればするほど、「株ってつらい」の悪循環です。これはコワイ…
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株がつらい理由② 売った途端に「株高騰」
株がつらい理由の2つ目は、売った途端に株が高騰することです。
株を始めたばかりの時は、なぜ自分が売ると値段が上がり、自分が買うと値段が下がるのだろうと不思議に思うことも多いでしょう。
しかし、これはある意味、あたりまえ。株の値段は大衆心理に連動するからです。
株の値段と連動する大衆心理
わたしたち投資家は、同じ株式チャートを見ています。
そして、株式チャートは大衆心理で動きます。
みんながほしいと思った株は値上がりしますし、みんながいらないと思った株は値下がりします。
もちろん株の価値も大事ですが、他の投資家がどう思っているか予想する力も必要です。
投資家初心者は、市場の動きに敏感とは言えないので、どうしても動くのが1歩遅くなります。
買った途端に売りが増えていき、売った途端に買いが増えていくのは想像しやすいですよね。

市場の動きに敏感に反応できないと「株つらい」と思うタイミングが多くなってしまうかもしれません。
株がつらい理由③ 投資スタンスないから
株がつらい理由の3つ目は、投資スタンスがないからです。
今株が儲かるらしい!
と聞いて、なんとなく始め、自分の投資スタンスを決めずに、なんとなく買ってみる。そして、「株つらいな」と思ってやめるという、よくある道筋をみんながたどります。
このコロナ禍で、株式市場は大暴落、そしてその後、すさまじい成長を遂げました。
経済紙「週刊東洋経済」が行ったアンケートによると、回答者6000人のうちの約20%が資産運用をはじめています。
しかし、相場が落ち着いてきた2021年、株つらいというTwitter上の書き込みもよく見かけるようになりました。

ふんばりどころ・・・な気がします。(´;ω;`)
株がつらい時の対策法3選
私も昔、株がつらいという経験をしたことがあります。
わたしの「株がつらい」経験談
10年近く前にはじめて株をちゃんと勉強しようと思い、株を買ってみた時のこと。
IPO投資にはじめて挑戦しました。
IPO (Initial Public Offering)
=新規公開株
=未上場企業が新しく株式を上場し、投資家に株式を取得させること
たまたま買った株が、びっくりするほど値上がりし、「株っておもしろい」と感動。
そこから、株の勉強を本気で始めました。
投資本を買って勉強するのはもちろん、証券会社のセミナーに参加したり、知り合いの投資家の先輩のお話を聞きにいったり・・・最初は楽しかったのですが、そのうち、毎日株価をチェックしないと不安になりはじめました。
そして、毎日仕事中にかかってくる証券会社の人から電話を面倒に感じるようになりました。

サラリーマンのお仕事がやっとひと段落するお昼休みに、毎日毎日お金のはなしをしなきゃいけなくて、株つらい・・・って思っちゃってたんだよね。
おそらく、私は「自分の生活がお金に操られている感」にものすごく疲れてしまったのだと思います。
はじめて、わたしが「株ってつらい…」と思ったのはこの時です。
そのあと、株関連の詐欺にあい、株式投資から離脱…したと思いきや、ゆるーく積立インデックス投資だけ残していたのが大正解でした。
そう、株式投資ってそれだけに全力投球する必要なんてないのです。
もちろんお金のことを考えるのが幸せという人もいます。そういう人は、たぶん投資家向き。
でもわたしみたいに、毎日毎日株やお金のことだけを考えることができない人は、「株つらい」と思ってしまうタイミングが来るかもしれません。そして、その時、「お金キライ」って思ってしまうかも。
そう思ったら、もうお金は戻ってきてくれません。
お金を味方につけるストレスマネジメントにはコツがあります。
株つらいを脱皮するコツ① 投資は「長期」で考える
投資と投機は違います。
投資=長期的な利益を求めて出資すること
投機=短期的な相場の値動きに注目して、利益をえること
「株つらい」と思っている人の多くは、投資と投機をごっちゃにしています。
株価は、上がる日もあれば、下がる日もあります。どんなに勝率の高いプロの投資家でも100%株価の動きを予想することはできません。
そう、そもそも株価の動きを予想しようとしてはいけないのです。
そんなことよりも、長期的に考えて市場が成長するかどうかを考えるのが投資の基本です。
10年後どうなるか、20年後どうなるか、30年後どうなるか。
投資で考えるのが必要なことは、それだけです。
わたしは未来志向なところがあるので、株は20年後の未来を予想するだけって考えると、結構わくわくします。笑

わたしは、今米国の経済成長がまだ数十年は続くと思っているので、ポートフォリオの割合的にS&P500をいちばん多く買ってます。10年、20年単位で買い続けるのがコツだよね。
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株つらいを脱皮するコツ② 含み損は「売却」する
「株つらい」と思う人の原因の多くは、「含み損」だといいます。
含み損の損を確定させるのがコワイ人は、そのまま保有するので、含み損を抱えた株の割合がどんどん増えてしまいます。
自分のポートフォリオを見るたびに、含み損が多くなっていくため、それがストレスになり、「株つらい」と感じるようになるのです。
こんな株式投資の悪循環を作らないために、一定の含み損が出たら売却するというルールを作り、そのルールを徹底するようにしましょう。
そうすれば、常に利益しかない健康的なポートフォリオを維持できるようになり、株価の上下にイライラしなくなります。
株つらいを脱皮するコツ③ なにもしない
「株つらい」場合の奥の手は、「なにもしない」ことです。
なにもしない=株を売らない・買わない
実はわたしも「株つらい」と思った時、インデックス積立投資以外はすべて処分して、放置=なにもしないという投資対策をしました。
そして、数年経ち、やっぱりこれが、最強のコツだと感じました。
株がつらい場合になにもしない理由
実際に株がつらい場合になにもしないことで、わたしは数年後、数百万円の利益が出ていることを知り、びっくりします。

本当に見間違いかと思ったもんね。株がつらすぎて、投資に疲れたら、「短期売買用の株は全部現金化して、インデックス積立投資だけ、放置する」というのがいちばん早く一時避難ができて、長期的に勝率が高いコツだと思います。
この経験をしている人は、どうやら私だけではないようです。
投資の成績がよい人は「亡くなった人」ってほんと?
以前、株クラの中でこんなツイートが出回ったことがあります。
投資成績の良い人は、実は「亡くなった人」であるという内容です。
これは、フィデリティ証券株式会社が開いた勉強会で配られた資料(?)なのだそう。
なんと投資成績が良かった人の1位は、「亡くなった人」、そして2位は「運用しているのを忘れている人」なのだとか。
投資の成績がよい人は「亡くなった人」は、ウソ
実はこのツイートの元ネタは、アメリカのビジネス専門ウェブサイト「BUSINESS INSIDER」の記事です。
ブルームバーグのラジオ番組「Masters in Business」という番組の中のやりとりが記事化されたものでした。
Fidelity had done a study as to which accounts had done the best at Fidelity. And what they found was…
訳:フィデリティが自社の口座のうち、どの属性の口座が一番成績がよかったか調査したみたいなんだ。その結果…
They were dead.
訳:亡くなってる人でしょ
…No, that’s close though! They were the accounts of people who forgot they had an account at Fidelity.
訳:いや、でもおしい!成績がよかったのは、フィデリティで口座を作ったことを忘れていた人だったらしいよ。
そう、投資の成績がよい人は「亡くなった人」という表現は出てきますが、それが答えではなく、本当の答えは、「口座を作ったことを忘れている人」でした。
まさに、数年前に「株つらい」と思った時のわたしと同じだったわけです。
実際になにもしなかったわたしの運用成績
ラジオ番組「Masters in Business」では、「口座を作ったことを忘れている人」がいちばん運用成績が良かったと言われていますが、わたしはまさに「口座を作ったことを忘れている人」でした。
そして、忘れていた3年半の株式投資の運用成績は、以下の通り。平均利回りは5.02%でした。
2020:+7.01%
2019:+10.65%
2018:-9.25%
2017:+11.66%
平均 5.02%
心残りなのは、当時は日本株メインで米国株にほとんど投資していなかったこと。おそらくインデックス積立投資の投資先を米国株にしていたらもっと大きく増えていたと思います。
株価が好調だからと言って、リスクの高い運用をしたり、株価が暴落したからと言って、「株つらい」などと思うことなく、1回も株のことを思い出さずに過ごした数年間。
しかし、株式投資・資産運用の結果は、かなり上手くいっていました。笑
そういう意味では、忘れる・なにもしないというのが、資産運用のいちばん大事なことかもしれません。
株の勉強が楽しい人は、含み損が増えても、投資に失敗しても楽しいと思います。それはそれで、ステキな時間。
しかし、「株つらい」と思っている人は、わたしのように完全に忘れるというのもよい方法かもしれません。
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まとめ ~株がつらい時の理由と株のつらさから浮上するコツ~
コロナ禍での株式市場は、かなりドラマチックなものでした。
最近は、新型コロナウイルスによるイレギュラーな相場の動き、そしてその後の好調な市場も落ち着き、投資疲れで「株つらい」というツイートも多く見られるようになっています。
株がつらい理由として多いのは、以下のとおり。
株がつらい理由① 買った途端に「含み損」
株がつらい理由② 売った途端に「株高騰」
株がつらい理由③ 投資スタンスないから
投資のストレスに打ち勝ち、資産を継続的に増やしていくには、いくつかのコツがあります。
株つらいを脱皮するコツ① 投資は「長期」で考える
株つらいを脱皮するコツ② 含み損は売却か買いなおす
株つらいを脱皮するコツ③ なにもしない
参考にしてみてね。
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