新NISAでオールカントリーとS&P500のどっちを買うか迷ってます。
両方買うのは意味ある?
知恵袋のみんなの意見や、すでに投資をしている先輩投資家の意見がききたい!
今回は、こんな疑問にお答えします。
▼本記事の内容
・オールカントリーとS&P500の特徴(メリット&デメリット)
・オールカントリーとS&P500を両方買う必要がない理由
・オールカントリーとS&P500、両方買うならどんな時?
こんにちは。独身OL投資家の枝豆です(*´▽`*)
数ある投資信託の中でも、ランキング上位の常連と言えば、オールカントリーとS&P500。
どっちを選ぶのがベストかわからず、結局両方買っている人も多いみたい。
そこで今回は、オールカントリーとS&P500を両方買う意味があるのかを徹底解説!
実際に投資歴約15年の枝豆が、どっちを選んで、どんな買い方をしているのかも整理してみました。
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
結論:オールカントリーとS&P500は両方買う必要はない!でも…
結論から言うと、オールカントリーとS&P500は両方買う必要はありません。
わたしはS&P500が好きなので、S&P500を積立購入しています。
オールカントリーは持ってません。
とはいえ、オールカントリーとS&P500を両方買っちゃだめというわけでもありません。
オールカントリーとS&P500のどちらを選ぶかは、あなたがこれからの経済状況や未来をどう予想するのか次第。人によって答えが違ってあたりまえなのです。
資産を増やすために1番大事なこと
想像する未来像はどちらに近いのか?
一つずつ見ていきましょう。
資産を増やすために1番大事なこと
資産を増やすために1番大事なことは、投資を続けることです。
オールカントリーとS&P500のどっちに投資するかよりも、長期投資をすることが大事です。
さらに、長く投資を続ける時に大事なのは、手数料が低い投資先を選ぶこと。
特に新NISAなどの積立投資枠で長期積立をすることが前提の場合、信託報酬や総経費率などの手数料の違いが将来のパフォーマンスに大きく影響します。
オールカントリーとS&P500は、どちらも手数料がとても安いという特徴があり、どちらをメインの投資先に選んでも、また、たとえ両方選んだとしても、間違いではありません。
想像する未来像はどちらに近いのか?
あなたは、オールカントリーとS&P500のどちらが好きでしょうか?
急に好き嫌いを聞かれてもわかんない…
そんな方は、どっちの未来が想像しやすいか、予想してみるのが良いと思います。
➀アメリカ企業はまだまだ強く、アメリカ一強時代がしばらく続く
➁アメリカ以外の新興国などが近いうちにアメリカ企業を追い抜く
さて、あなたが想像する未来はどっちに近いでしょうか?
アメリカがまだまだ強いと思う➀を選んだ方は、S&P500をベースにインデックス投資をするのがおすすめです。
そして、アメリカがちょっと危ういと思う➁を選んだ方は、オールカントリーをベースにインデックス投資をするのがおすすめです。
\S&P500が気になる人は、こちらの記事を読んでみてね(*´▽`*)/
オールカントリーとS&P500を両方買う必要がない理由と注意点
オールカントリーとS&P500は、基本的には両方買う必要がありません。
その理由は以下のとおり。
オールカントリーにはS&P500が含まれているから
両方買っても分散性が高まるわけではないから
相関係数が高く、暴落のヘッジにならないから
一つずつ見ていきましょう。
オールカントリーにはS&P500が含まれているから
オールカントリーは、その6割が米国株でできています。
かんたんに言うと、オールカントリー(全世界株)というのは名ばかりで、結局その半分以上はS&P500であり、米国株へ投資するための投資信託(銘柄)であるということ。
簡単に図にしてみると、こんなイメージ。6:4の6割のほうが米国株で、4割がその他。「オールカントリー」っていう割には、それほど全世界ではありません…笑
オールカントリーを買う人は、すでにS&P500(米国株)をかなりの割合で買っていることになります。
逆にS&P500を買う人は、オールカントリーの中の米国株分だけ(6割だけ)を買っていることになります。
だから、詰め合わせパックの全体を買いたい人はオールカントリーを買えばいいし、アメリカだけを買いたい人は、S&P500を買えばいい。
さらに言えば、オールカントリーを買ったうえでもうちょっと米国株の比率を上げたい場合のみ、オールカントリーにS&P500も買い足したらよいと思います。
両方買っても分散性が高まるわけではないから
両方買っても間違いではないけど、正直言うと両方買うのはおすすめではないかな…。
なぜなら、オールカントリーとS&P500に連動する2本のインデックスファンドを同時に購入し、積立を続けても、分散効果は上がらないからです。
むしろ、米国株への投資比率が高くなりすぎてしまい、分散性が悪化します。
オールカントリーの米国株以外の4割には、日本株や欧州株、新興国株などの米国以外の地域もたくさん含まれています。
しかしその割合は大きくありません。
2つのファンドを同時購入したところで、その分散効果はかなり限定的です。
また、どちらも米国株に偏った株式指数に連動しているため、米国経済の影響を大きく受け、似通った動きをすることが予想できます。
簡単に言うと、オールカントリーが下落傾向にある時は、S&P500も下落するということです。
例えば予算が限られた新NISAの積立投資枠で金融商品を購入し、分散効果を狙いたいなら、もう少し米国株の割合を下げるのが賢明です。
もしくは地域分散だけでなく、債券、不動産、コモディティなど他の資産クラスにも投資できる商品を買うほうが分散性の高いポートフォリオを組むことができます。
なるほどー。
でもその代わり、オールカントリーとS&P500の両方を買えば、暴落は防げるんじゃない?
んー、それがいわゆる暴落リスクの回避にもならなそうなんだよね。
相関係数が高く、暴落のヘッジにならないから
暴落のヘッジをするために必要な分散は、地域分散だけではありません。
主な分散の方法は、以下の3つ。
【分散効果の3つの種類】
地域分散:投資する地域を分散すること(米国株、日本株、欧州株、新興国株など)
資産分散:投資する資産クラスを分散すること(株式、債券、不動産、金、コモディティなど)
時間分散:投資する時間を分散すること(長期積立投資、新NISAの積立投資枠など)
ドルコスト平均法で長期的に投資行い、配当を再投資して複利効果を得ること、そして、アセットアロケーションでのリバランスを行うことで、よりリスクの低い投資ができます。
オールカントリーとS&P500の両方を購入することで、資産の分散になると思っている人がいるけど、それは違います。
オールカントリー(世界株式)とS&P500(米国株式)の相関係数は、0.98~0.97とかなり相関係数が高いんです。
相関係数が高い=動きが似すぎているということ。
どちらかの下落をどちらかが補うのは難しいということです。
オールカントリー(世界株式)とS&P500(米国株式)を一緒に買うぐらいなら、オルカン+日本株式、S&P500+日本株式のほうが、まだ資産の分散になりそう…。笑
暴落時にダメージを受けすぎないためにできる資産分散方法としては、オールカントリー(世界株式)とS&P500(米国株式)を一緒に買うのではなく、このどちらかと債券、金、不動産などを組み合わせるほうがおすすめです。
オールカントリー(世界株式)+債券
オールカントリー(世界株式)+金
オールカントリー(世界株式)+不動産
S&P500(米国株式)+債券
S&P500(米国株式)+金
S&P500(米国株式)+不動産
オールカントリーとS&P500(米国株式)を一緒に購入しただけでは、市場の急落からの保護という点では限定的な効果しか期待できません。
\S&P500が気になる人は、こちらの記事を読んでみてね(*´▽`*)/
オールカントリーとS&P500、両方買うならどんな時?
オールカントリーとS&P500、両方買うのは絶対NGかと言えば、そうではありません。
例えば、こんな時はオールカントリーとS&P500、両方買う選択もおすすめです。
オルカン派の人が米国株の比率を上げたい場合
S&P500の人が新興国株の比率を上げたい場合
リスク分散のつもりで両方買うのは微妙
悩むくらいなら両方購入するのもなしではない
一つずつ見ていきましょう。
オルカン派の人が米国株の比率を上げたい場合
オールカントリーをメインに購入しようとする人が、もう少し米国株の比率を上げたいなら、S&P500を一緒に買うという選択肢もあり得ます。
「S&P500一択は嫌!でも米国株の比率を上げたい」っていう人です。
確かに、S&P500に含まれる米国企業は、とても魅力的です。
カントリーリスクを少しだけ回避しながら、やっぱり今後もまだまだ米国市場に期待したいという方の選択肢のひとつになりえます。
S&P500派の人が新興国株の比率を上げたい場合
S&P500をメインに購入しようとする人が、もう少し新興国も持っておきたいなら、オールカントリーを一緒に買うという選択肢もあり得ます。
微妙な差だけど、「S&P500に期待!でもちょっとだけ新興国が伸びそうな気もしている」っていう人ね。
ただ、この場合は、オールカントリーに含まれる新興国の割合が、たった10%であることは忘れてはいけません。
結局、大事なのは自分の全体的なポートフォリオです。
たとえ、オールカントリーを少しだけ混ぜても、その中に含まれる新興国に期待するのはかなりアンバランスな印象があります。
新興国株の比率を上げたいならオルカンじゃなくてもいい。
S&P500にインドやインドネシア、中国株を混ぜるという方法もひとつです。
個人的にはわたしもS&P500をメインに購入するひとり。新興国投資はオルカンに期待すると割合が小さすぎるから、別で新興国に直接投資してるよ。
このあたりのバランス感覚は、人それぞれかなり違うと思うので、よーく考えて自分が納得できるバランスを検討することが大切です。
リスク分散のつもりで両方買うのは微妙
オールカントリーとS&P500をリスク分散のつもりで両方買うのは、あまりおすすめしません。
前述したようにオールカントリーとS&P500は相関係数が高く、ほぼ同じ動きをするからです。
相関がひくく、お互いの暴落時に違う動きをしてくれることが期待できるのは、国債や金、そして不動産。
全く違う種類の資産をポートフォリオに組み入れて、資産分散を図るほうがおすすめです。
わたしは、S&P500をメインで買って、あとは日本の不動産や新興国株式を組み入れたポートフォリオにしています。たしかに不動産や新興国株式は、まったく違う動きをするのでリスク分散になっている体感があるよ。
\わたしのポートフォリオが気になる人は、こちらの記事を読んでみてね(*´▽`*)/
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悩むくらいなら両方購入するのもなしではない
たまによくあるのが、こんな会話。
新NISAやろうと思っているんだけど、オールカントリーとS&P500のどっちにしようか迷いすぎて疲れちゃった。とりあえず投資はまた今度にしようと思う。
えーーーー。そうなの??
それもひとつの決断なので、もちろん悪いわけではありませんが、長期分散が必要な安定的な投資のためには、なるべく早く始めるというのも負けにくくなるコツのひとつ。
せっかくやる気になったのに、オールカントリーとS&P500どちらを購入するべきか決められないという理由で、タイミングを逃してしまうのは、個人的にはとてももったいない気がします。
もう決められないなら、両方やっちゃえばいいじゃんって思う…。
どちらも信託報酬も総コストもめちゃくちゃ低くて、長期積立投資に向いている良いファンドです。
正直言えば、どちらでもいいので、とりあえずはじめてみるのがおすすめです。
\米国株インデックスが気になる人は、こちらの記事を読んでみてね(*´▽`*)/
新NISA戦略!オルカンとS&P500を両方買う場合の割合は?
オールカントリーとS&P500を両方買う場合、今度はその割合で悩む方も多いと思います。
ここでは、新NISAの非課税制度を利用して、オールカントリーとS&P500を両方同時に購入した場合の構成比率の変化をシミュレーションしてみましょう。
すでに6割が米国株(S&P500)であることを忘れずに
オールカントリーとS&P500を7:3で買うとどうなる?
オールカントリーとS&P500を半分ずつ(5割)買うとどうなる?
一つずつ見ていきましょう。
すでに6割が米国株(S&P500)であることを忘れずに
基本として、そもそもオールカントリーは、その6割が米国株(S&P500)であることは、念頭に置いておきましょう。
米国株を6割にしたい人は、そもそもオールカントリーとS&P500を両方買う必要はないです。
オールカントリーに米国株(S&P500)が入っていることを忘れて、米国株(S&P500)の比率を高めてしまうと、S&P500だけをかうのと大して変わらない…という現象が起きる可能性があります。
オールカントリーとS&P500を7:3で買うとどうなる?
100万円の投資をすると仮定して、以下の2つのケースをシミュレーションしてみましょう。
オールカントリーをメインにして、S&P500をサブにする場合
S&P500をメインにして、オールカントリーをサブにする場合
オールカントリーをメインにして、S&P500をサブにする場合
オールカントリー:70%=70万円(うち42万円はS&P500)
S&P500:30%=30万円
全体割合は、以下のとおり。
オールカントリー(米国を除く):28%=28万円
S&P500(米国株式):72%=72万円
このようにオールカントリーをメインにして、S&P500をサブにする場合は、約7割が米国株への投資になります。
オールカントリーだけよりも、約1割米国株の比率を高めることに成功しています。
S&P500をメインにして、オールカントリーをサブにする場合
オールカントリー:30%=30万円(うち18万円はS&P500)
S&P500:70%=70万円
全体割合は、以下のとおり。
オールカントリー(米国を除く):12%=12万円
S&P500(米国株式):88%=88万円
このようにS&P500をメインにして、オールカントリーをサブにする場合は、約9割が米国株への投資になります。
S&P500でリターンを得つつ、10%だけ他の新興国や成長市場に期待する割合です。
オールカントリーとS&P500を半分ずつ(5割)買うとどうなる?
100万円の投資をすると仮定して、オールカントリーとS&P500を半分ずつ(5割)買っても、米国株への投資がポートフォリオの5割にはなりません。
オールカントリー:50%=50万円(うち30万円はS&P500)
S&P500:50%=50万円
全体割合は、以下のとおり。
オールカントリー(米国を除く):20%=20万円
S&P500(米国株式):80%=80万円
結局、オールカントリーとS&P500を半分ずつ(5割)買っても、米国株への投資が全体の8割を占めることになります。
半分ずつだから新興国への投資も結構したぞーって思っていると、大してしてないってことが起こりえます。笑
もし、米国株以外の投資割合を高めたい場合は、別途投資を行うのがおすすめです。
ここからは投資初心者の方向けに、オールカントリーとS&P500の特徴をさらっと整理してみます。復習に使ってね。
参考:オールカントリー(全世界株式)の特徴
オールカントリーは、世界中の多くの企業に投資する、別名「全世界株式」です。
世界を牽引するアメリカはもちろん、日本やヨーロッパ、中国やインドなどの新興国にも投資ができる地域分散性の高い銘柄です。
メリットとデメリットは、以下のとおり。
メリット
・安定的なポートフォリオを構築できる
・成長性の高い新興国にも投資ができる
デメリット
・投資先の国(特に新興国)の政治経済的な影響を受けやすい
・為替レートの変動により為替リスクが生じやすい
特徴をまとめると、以下の3点が目立ちます。
組み入れ銘柄数は3,000企業で分散性が高い
世界中の銘柄に投資!カントリーリスクを回避できる
手数料が超格安
一つずつ見ていきましょう。
組み入れ銘柄数は3,000企業で分散性が高い
オールカントリーの組入銘柄数は、アメリカや日本などの先進国はもちろん、新興国の国々を含めた、約3,000企業です。
引用:目論見書|eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
時価総額加重平均型の投資信託で、バランスよく全世界に投資することができるので、信頼性が高く、新NISAの成長投資枠やつみたて投資枠の対象になっています。
世界中の銘柄に投資!カントリーリスクを回避できる
オールカントリーの最大の魅力は、カントリーリスクを回避できる点です。
世界を牽引するアメリカが6割を占め、日本やカナダ、ヨーロッパ諸国などの先進国や、中国、台湾、インドなどの新興国も一定の割合で組み入れられています。
引用:目論見書|eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
毎年組み入れ割合は変更されるので、どんな未来が来たとしてもカントリーリスクを最小限に抑えることが可能です。
手数料が超格安
さらにオールカントリーの手数料は、超格安です。
銘柄名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | 0.05775% |
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) | 0.05775% |
Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス | 0.05775% |
参考:S&P500(米国株式)の特徴
S&P500は、米国優良企業500社に投資する「米国株式」です。
世界規模で活躍する企業が多く含まれる米国に絞って投資ができるのはもちろん、かなり厳しい基準をクリアした優良企業500社に絞って集中投資ができます。
S&P500のメリットとデメリットを整理すると、以下のとおり。
メリット
・アメリカ経済は安定しているため、相対的にリスクが低い
・米ドル建ての投資であるため、為替リスクを避けられる
デメリット
・米国銘柄しか含まれないため、偏りがある
特徴をまとめると、以下の3点が目立ちます。
米国優良企業500社に分散投資できる
マグニフィセント・セブンなどのグローバル企業に投資できる
手数料が超格安
一つずつ見ていきましょう。
米国優良企業500社に分散投資できる
S&P500は、米国優良企業500社に分散投資をすることができます。
中でも時価総額が大きく、安定的に成長している、黒字企業でないと組み入れることができません。
【S&P500の組み入れ銘柄基準】
・米国企業であること
・4期連続黒字であること
・時価総額131億ドル以上であること
・流動性が高いこと など
マグニフィセント・セブンなどのグローバル企業に投資できる
2023年、世界時価総額ランキング1位から10位までのグローバル企業は、1社を除いてすべてアメリカ企業になりました。
中でもマグニフィセント・セブンと呼ばれる、米国の主要銘柄は株式市場でも大人気。
S&P500は、時価総額加重平均型でこれらの人気企業を組み入れるため、成長性も期待できます。
マグニフィセント・セブン
=GAFAM(アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドットコム、メタ・プラットフォームズ)にエヌビディアとテスラを加えた7銘柄
手数料が超格安
S&P500系投資信託の手数料は、全世界株式には若干劣りますが、それでもかなりの格安です。
銘柄名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | 0.09372% |
SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド | 0.0938% |
iシェアーズ 米国株式(S&P500) インデックス・ファンド | 0.0938% |
\S&P500が気になる人は、こちらの記事を読んでみてね(*´▽`*)/
参考:オールカントリーとS&P500の違いを徹底比較!
オールカントリーとS&P500のどちらを選ぶか考える上で大事な3つのポイントを比較してみましょう。
トータルリターン・年間収益率
組み入れ上位銘柄
分散性
トータルリターン・年間収益率
オールカントリーとS&P500のトータルリターンは、以下の通りです。
銘柄名 | オールカントリー | S&P500 |
---|---|---|
1ヶ月 | -3.26% | -3.06% |
3ヶ月 | -4.19% | -3.25% |
6ヶ月 | +9.69% | +13.06% |
1年 | +10.66% | +9.20% |
2年 | +7.68% | +10.65% |
3年 | +19.70% | +23.20% |
5年 | +13.90% | +17.05% |
さらに年間収益率を見てみると…S&P500が8勝、オールカントリー3勝で、圧倒的にS&P500が強いことがわかります。
銘柄名 | オールカントリー | S&P500 |
---|---|---|
2013年 | +49.2% | +60.4% |
2014年 | +21.2% | +31.7% |
2015年 | -2.2% | +0.9% |
2016年 | +2.9% | +6.1% |
2017年 | +20.3% | +17.5% |
2018年 | -7.5% | -7.7% |
2019年 | +26.8% | +30.5% |
2020年 | +9.0% | +10.3% |
2021年 | +32.7% | +44.5% |
2022年 | -5.6% | -6.1% |
2023年 | +9.0% | +9.1% |
・2018年は設定日から年末までの、2023年は年初から4月28日までの収益率を表示
引用:目論見書|eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
引用:目論見書|eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
組み入れ上位銘柄
オールカントリーとS&P500の組み入れ上位銘柄は、以下の通りです。
実は上位銘柄5位までは、全部同じ銘柄です。ただ、組み入れ割合が大きく違うよ。
企業名 | オールカントリー割合 | 企業名 | S&P500割合 |
---|---|---|---|
アップル | 4.2% | アップル | 7.0% |
マイクロソフト | 3.4% | マイクロソフト | 6.4% |
アマゾン | 1.6% | アマゾン | 2.7% |
エヌビディア | 1.1% | エヌビディア | 1.9% |
アルファベットA | 1.0% | アルファベットA | 1.8% |
アルファベットC | 0.9% | バークシャー | 1.6% |
メタ | 0.8% | アルファベットC | 1.6% |
エクソンモービル | 0.8% | メタ | 1.5% |
ユナイテッドヘルス | 0.7% | エクソンモービル | 1.4% |
テスラ | 0.7% | ユナイテッドヘルス | 1.3% |
分散性
オールカントリーとS&P500の分散性は、以下の通りです。
S&P500はあたりまえだけど、アメリカ100%!これが特徴だもん。
投資国 | オールカントリー | S&P500 |
---|---|---|
アメリカ | 60.6% | 100.0% |
日本 | 5.5% | ー |
イギリス | 3.8% | ー |
カナダ | 3.0% | ー |
引用:目論見書|eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
知恵袋等の口コミチェック!先輩投資家の買い方は?
まずは実際にオールカントリーとS&P500、どっち買う人が多いのか、口コミ調査をしてみましょう。
調べてみると、大きくわけて3つの口コミパターンがあることが分かります。
口コミ① オールカントリーを買う派
口コミ② S&P500を買う派
口コミ③ オールカントリーとS&P500を50%ずつ買う派
それではひとつずつ、どんなねらいがあるのか見ていきましょう。
口コミ① オールカントリーを買う派
基本NISAがオルカンで構成されてるように全世界系が好きなんよねリターン落ちても。それに所詮大体米国6割だろうし。うまく生きるならs&p500突っ込んで終わりなんだけどどうも全世界じゃないと不安な人間で。
引用:Xより
全世界に幅広く投資するオールカントリーを買うみなさんは、比較的遠くの将来を見据えているように思います。時間を味方にするなら確かにリスクをとる必要性は低いよね!
口コミ② S&P500を買う派
つみたてNISAを始めた方に質問です。オールカントリーとS&P500のどちらかで悩まれている投資初心者の方が多いようです。皆さんは、どうされてますか。つみNISAしてない方は、どちらを選ぶかで選択してください。どうぞ、よろしくお願いします
- オールカントリー 30.2%
- S&P500 41.7%
- 両方 23%
- その他 5.1%
引用:Xより
こちらのアンケート結果をみると、S&P500を買う派のほうが多いかも!わたしもです。笑
口コミ③ オールカントリーとS&P500を50%ずつ買う派
一昨年から始めた積立NISA、積み立てているのは、よく議論されるSP500とオールカントリー。 なぜ、両方やっているかというと、ただ単に選べなかったから。2つを推奨する人達がいたというのも理由の一つかな。気持ち的には、SP500の方が強いので、そちらの方が金額的には高くなってます
引用:Xより
迷って悩んで、なかなか買えないぐらいなら、今すぐサクッと両方購入してしまうほうが賢いかも。笑
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まとめ:オールカントリーとS&P500を両方買うのは無駄なのか?
結論から言うと、オールカントリーとS&P500を両方買う必要はありません。
資産を増やすために1番大事なことは、長期的に投資を続けることです。
さらに、長く投資を続ける時に大事なのは、手数料が低い投資先を選ぶこと。
オールカントリーとS&P500は、両方ともかなり低コストで優良な投資信託なので、どちらを選んでも問題なく、逆にどうしても選べないなら両方買っても大きな不都合はありません。
ただし、オールカントリーとS&P500の両方を買う選択をした場合、注意しないといけないのは、ちゃんとそれぞれの中身を理解して購入しているかどうか。
中には、「オールカントリーとS&P500の両方を買えば、分散投資になる」と考えて、あえて両方買うことを選んでいる人もいるようです。
オールカントリーとS&P500の両方を買う必要がない理由は、以下のとおり。
オールカントリーにはS&P500が含まれているから
両方買っても分散性が高まるわけではないから
相関係数が高く、暴落のヘッジにならないから
特にオールカントリーとS&P500は相関係数が高く、どちらかが暴落した時に逆の動きをして資産を守ってくれる可能性は低いことを知っておきましょう。
もし、リスクヘッジのために他の資産を組み合わせたいなら、こんな組み合わせがおすすめです。
オールカントリー(世界株式)+債券
オールカントリー(世界株式)+金
オールカントリー(世界株式)+不動産
S&P500(米国株式)+債券
S&P500(米国株式)+金
S&P500(米国株式)+不動産
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
\枝豆の投資戦略が気になる人は、こちらの記事を読んでみてね(*´▽`*)/
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投資方針と資産目標