初心者
「株をやめてよかった!」と思っている人の口コミが知りたい。
株をやめた人は今どこに投資しているの?
個別株投資をしている人なら、損をするたびに幾度となく思うハズ…。
「株やめようかな…」
私もかつては資産の多くを個別株に投資し、株式市場に振り回されていました。そして、1億円の資産が作れた今、個別株投資メインの資産運用をやめて本当に良かったと思っています。
そこで今回は、私が株をやめてよかった理由を紹介!
さらに私が個別株メインの投資を卒業した後の、次なる投資先や投資方針もご紹介します。
▼本記事の内容
・私が株をやめてよかった理由
・投資初心者におすすめの次なる投資先
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
私が株をやめたきっかけ
かつては日本の個別株に全力投球をしていた私。
株をやめたきっかけは、2019年の免税店大手「ラオックス」株の大暴落で大きな損失を出した時にまでさかのぼります。
当時のラオックスは、中国をはじめとする訪日外国人客のインバウンド需要によって株価が急騰。
四季報や経済ニュースをくまなくチェックし、株式について多くの時間を使って勉強をしていた私は、経済ニュースに踊る「インバウンド需要」の文字とどんどん上がるチャートだけを見て、まだまだ上がる…と予想し、株を買っていました。
引用:Yahooファイナンス
2015年に買って、怖すぎて売ることもできず、2019年まで持ち続けてしまいました…笑 明らかに売るタイミングを逃してます…。
株は勉強すればするほど損失増?
株をやめる決心がついたのは、「株は勉強すればするほど資産を増やせるわけではない」と悟ったからです。
特にラオックス株を購入したときの私は、株式投資で資産を増やそうといろんな方法で株式投資について勉強していました。
・株式投資の書籍を買う
・経済ニュースやラジオを聞く
・四季報やデータを見て分析する
・株式投資のメルマガを購読する
・投資コミュニティに入って勉強する
・定期的に証券会社に出向き、情報を得る
・証券会社のセミナーに足を運ぶ
・株仲間を作って勉強会をする など
書籍を読むのはもちろん、経済ニュースや四季報をチェックしたり、メルマガを購読したり、投資のコミュニティにまで入会したり…。
さらに証券会社にも直接出向いて情報収集までするほどでした。
そんな中、どこに行っても耳にした単語が「インバウンド需要」であり、まだまだこの波は始まったばかりだと感じていました。
株の初心者にあるあるな「勉強による過度な自信と思い込み」です。
株価の値動きは読めない(事実と比例しない)
株価の値動きは読めません。
これは、プロの投資家でも予想が外れることからみても明白です。
さらに、株式投資では経済ニュースで報じられる事実が「織り込み済み」であることが多く、経済ニュースをどんなに一生懸命追い続けても、あまり意味がないことも悟ります。
織り込み済み
=株価に影響のある要因が、既に株価に反映されていること
=新たなニュースが出ても株価が動かないことも多い
勉強すればするほど、株で勝てるようになると思っていた私は、株式投資の世界はそんなに甘くないことを学び、個別株メインの投資を卒業することにしました。
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株をやめてよかった理由
株をやめて本当によかったと思います。
その理由を整理してご紹介していきましょう。
精神的なストレスから解放された
個別株をやめてよかったと思ういちばんの理由は、精神的なストレスから解放されたこと。
当時はとにかく毎日、目の前にある情報を処理することに必死で、精神的にかなり疲れていました。
個別株は毎日株式市場で取引されるため、毎日新しい情報が出ます。
この動きの速さに置いて行かれないように、どんどん情報を処理しようと思うのですが、ぜんぜん間に合いません。
株価の急激な下落で精神的に不安定になると、証券会社からの電話が鳴るのもストレスで、何回か無視したこともあります。
四季報や株価データの勉強もしたいけど、他にもやりたいことはいっぱいある。
趣味の勉強や仕事の勉強もしたいのに、株式投資に時間をかけすぎて、やりたいことができないというストレスも相当なものでした。
中には本業のパフォーマンスが落ちるほど、株式投資にのめりこんでしまう人もいるらしいから、やっぱり株ってメンタルへの影響が大きいみたい。
常に頭から離れなくなって精神衛生上よろしくないから株やめたけど 投資信託ならあり?コストは割高っぽいけど…それか国債とかかな?
引用:Xより
仕事やプライベートな時間に余裕が生まれた
個別株をやめてからは、仕事やプライベートな時間に余裕が生まれました。
それもそのはず、株式投資には多大な調査時間がかかります。
株価チャートのチェックはもちろん、財務分析のためのデータを読み漁ったり、その中で正確に理解できない情報や株式用語が出てくることもあるので、勉強することが尽きることはありません。
もちろん全く楽しくなかったわけではないけれど、他にもやりたいことがたくさんあるタイプの私は、途中で株式投資の勉強が苦痛になってしまったこともありました。
今思うとなぜそこまで必死だったのかとも思うけど、勉強の進み具合によって資産の増加率が変わると思っていたので、さぼれなかったんですよね…
今は投資信託がメインで、毎日の株価に一喜一憂することがなくなったので、自分のペースで勉強したりしなかったりと、自由です。
個別株やめて本当によかった
他にやりたいことが多すぎる、脳のリソースがでかい人はやったらいいと思うけど、私は脳みそがクルミ大だから思考停止の分散積立で20年間気絶することにしたわ
引用:Xより
個別株もゆるゆる楽しめるレベルで楽しむのは賛成です。
株の勉強時間を副業の勉強時間に充てることができた
株の勉強時間を副業の勉強時間に充てることができたのも、個別株をやめてよかった点のひとつです。
私は個別株の勉強を辞めてから、動画編集の勉強をはじめて、それがきっかけで他の副業を始めることができました。
個別株を辞めてから、新しい興味のままに充実した時間を使うことができるようになりました。
株式投資に回すお金を活用して、自分自身に投資をする方が、資産を増やすうえで効率的な場合もあります。
資格の取得
語学の習得
動画編集の勉強
マーケティングの勉強
プログラミングの習得 など
経済ニュースや企業の業績を考察するのが好きな人ならいいけど、いやいや過剰な情報に振り回されても資産の増え方はそんなに変わりません。
むしろ経済情報をある程度シャットアウトして、無心でコツコツつみたて投資をしている今のほうが、どんどん資産は増えています。
さらにできた時間で、自分自身に投資をすれば入金力を上げることができる可能性だってあるのです。
長期資産運用のための投資の大切さに気がついた
個別株の投資結果は努力に比例しないと気が付いてからは、もう少し俯瞰でみて資産運用全体について考えることができるようになりました。
この変化がなければ、私は今も1億円を作ることはできていなかったと思います。本当に早めに気がつけてよかった!
個別株は、短期でお金を増やすことができる可能性はありますが、所詮それは1回だけの単発です。
個別株の値動きに一喜一憂するのではなく、インデックスで世界がどっちに向かっているかをさらっと見ておくことさえできれば、十分です。
インデックス投資=特定の指標に連動するようにプロの投資家が運用する投資法
わたしもそうだけど、個別株をやめて、インデックス投資(投資信託)に乗り換える人って多いもんね。
意外とお金自体への興味が薄いことに気がついた
もうひとつ個別株をやめてよかったのは、意外とお金自体への興味が薄いことに気がついたことです。
お金は生きていく上でとても重要なツール(=道具)であることは事実ですが、いわゆる「マネーゲーム(=お金でお金を増やすこと)に対する興味が意外とないことがわかりました。
これは個別株投資の勉強をするためにいろんな投資コミュニティに顔を出したり、証券会社の方とお会いする中で思ったこと。
株式投資をしている人には、大きく分けて2つの種類があることを知ったのです。
①お金自体が好きな人
マネーゲーム自体が好きで、株式投資をすること自体にアドレナリンが出る
ギャンブルや賭け事も好きで、積極的にリスクをとりたがる人が多い
②お金を生きていくための道具として重要視している人
マネーゲームには興味がない
ギャンブルや賭け事もあまり好まないし、不必要なリスクもとりたがらない
お金も大事だけど、時間はもっと大事
コミュニティで出会う人達と触れ合う中で、私は確実に②のタイプなんだなと気がつきました。
①のお金自体が好きな人は、個別株が向いています。
個別株がおすすめの人
・お金の数字が増えていくことに関する欲が大きい
・そのための分析が楽しい
・経済ニュースを追い自分なりの考察をするのが好き
②のお金を道具として重要視している人には、投資信託が向いています。
投資信託がおすすめの人
・お金は自由を手に入れるための道具にすぎない
・ずっとお金のことを考えるのは楽しくない
・経済ニュースの細かい分析や考察はめんどくさい
株をやめてよかったです。この事実に気がつくことができたから!
\インデックス投資が気になる方は、この記事もおすすめ(*´▽`*)/
個別株をやめた私の次の投資先
個別株を一度完全にやめた私は、次の投資先として投資信託+不動産を組みわせた「ほったらかし投資」を軸にするようになりました。
個別株よりインデックス投資
個別株の勉強は永遠に続きます。
しかも、勉強すればするほど、投資成績が上がるかといえばそうではありません。
一方、インデックス投資の場合、基本的なお金の仕組みさえ学んでしまえば、あとはほったらかしでも雪だるま式に資産が増えていきます。
もちろん興味が続く範囲で、経済ニュースや四季報を見たり、いろんな株式投資の知識が学べる場に参加することはありますが、あくまで趣味の範囲内。
インデックス投資の投資先さえ間違えなければ、税務分析不要で資産形成の基盤が作れます。
インデックス投資の基本指標
全世界株式
S&P500(米国株式)
TOPIX(日本株式) など
投資信託ならほったらかし投資が可能
インデックス投資は、主に投資信託を買うことからはじめます。
投資信託は投資のプロにお金を託して、運用してもらう投資法。
基本的にはほったらかしOKですが、どの投資信託を選ぶかは、その個人投資家の戦略次第で異なります。
個別株投資に比べると、資産が分散されているので、リターンもリスクもマイルドですが、長期的に投資信託を保有し続けることで、運用益は倍々に増えていきます。
例えば毎月10万円を20年、利回り10%でつみたてると、最終積立金額は約7600万円まで増やすことが可能です。
最終積立金額:75,936,884円
想定利回り(年率):10%
一方、個別株投資で自分の時間のほとんどを勉強に費やし、将来10倍に増えるテンバガー銘柄を見つけることができたとしましょう。
ここまででかなり奇跡すぎるけど、それはちょっと置いておこう。笑
そこで10万円を一気に投資したとしても100万円に増えて終了です。
投資信託は、株式投資のように株価をチェックしたり、経済状況を気にする時間はいりません。
ほったらかしでずっとつみたて設定をしておくだけなのに、7600万円です。
さらにこの状況を続けて、今現在は全財産が1億円を達成しました。個別株をやめてよかったです。
現物資産の不動産でリスク分散も可能
投資信託のほかに、私がリスク分散の目的で注目している投資先は、不動産です。
不動産は現物投資であることから、投資信託とは別の特徴を持ちます。
特に管理がいらない点で手軽なのはもちろん投資信託ですが、これからインフレ時代に突入する可能性が高いと予想するなら、不動産もインフレリスクを回避するのに役立ちます。
投資信託 | 不動産 | |
---|---|---|
資産タイプ | ペーパー資産 | 現物資産 |
主な元手 | 自分のお金 | 他人のお金(住宅ローン) |
インフレ対策効果 | 小さい | 大きい |
インフレでモノの価値が上がると、連動してお金の価値が下がります。
お金の価値が下がっている時に借金をすると、借金も目減りしていくためローンがメインで投資をする不動産は、価値が上がることになります。
実際に不動産投資をしていて思うのは、家賃の値上がりがすでに始まっていること。
家賃の値上げが可能になってきているので、資産の一部を不動産にしておくと、これから先にお金の価値が下がってきた時にリスクを少し抑えることができます。
分散投資は資産を守る上でとても重要な考え方の一つです。
投資先はコアサテライト戦略で選ぶ
個別株メインの投資をやめてから、とにかく1つの投資先に全振りすることはやめました。
でも、今でもたまに個別株を購入することはあります。
最近絶好調の米国半導体企業「エヌビディア」も面白そうなので、ちょこっと購入済みです。
投資の基本戦略のひとつに、「コアサテライト戦略」という考え方があります。
コアサテライト戦略
=ポートフォリオを相対的にリスクが低いコアの部分とリスクが高いサテライトの部分に分けて管理する運用方法
コアの部分には、リスクが低い投資信託をつみたてで買っていき、一部のサテライトで全部なくなっても大丈夫なぐらいの少額のみ個別株を買っています。
あくまで遊びとしてなら、個別株も楽しめます。
目標があるなら配当金や株主優待は重視しない?
個人の好みによりますが、私はたとえ個別株を買うにしても、配当金や株主優待を期待する投資はあまりしません。
今後絶対にしないかと言われたらわからないけど、やるにしても遊び程度かなと思います。
個別株の中には配当金をたくさん振り出す「配当金銘柄」や人気の株主優待が楽しい「株主優待銘柄」と呼ばれる銘柄があります。
配当金銘柄は特に、定期的にお金を受け取ることができるので、不労所得を得たい人に人気です。
ただし、たとえ配当金銘柄であったとしても、配当金は企業との約束で絶対に振り出されるものではありません。
減配や無配と呼ばれる、配当金が払われなくなるケースも多いのです。
さらに、配当金を払い続けているということは、企業成長が遅れるデメリットもあります。
企業が長期的に成長するためには、設備投資や人件費に使うお金が必要ですが、そこに資金を投入せずに、株主にお金を渡しているということになります。
その分、株価の成長を止めてしまう可能性が高いのです。
私はちょこちょこ配当金をもらうより、成長企業が株価を上げてくれる方が資産成長のスピードが高くなるのでうれしいです。
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【合わせて読みたい】【体験談】高配当株はおすすめしない!私が買わない理由とリスクが少ない選び方
「株をやめてよかった!」に関連するよくある質問
「株をやめてよかった!」に関連するよくある質問をまとめてみました。
株をやめる方法は?
一時的に個別株をやめたくなっても、証券会社の口座を解約してしまうのは、個人的におすすめしません。
なぜなら、私のように個別株をやめて、長期の資産運用をはじめる人もたくさんいると思うからです。
今は株から離れたくても、今後メンタルが落ち着いたら投資信託を買いたくなるかも…笑
個別株をやめるなら、以下の方法で一時的に株取引から遠ざかってみるのがおすすめです。
・ブラウザのお気に入りなどから証券会社の公式サイトを削除する
・個別株に関するアプリやツールを削除する
・新しい趣味をはじめ、しばらく証券口座は放置する(解約はしない)
株をしないほうがいい人はどんな人?
個別株はお金自体が好きで、マネーゲームにアドレナリンが出る人にはおすすめできますが、お金はあくまでやりたいことをやるための道具だと思っている人にはおすすめしません。
個別株がおすすめの人
・お金の数字が増えていくことに関する欲が大きい
・そのための分析が楽しい
・経済ニュースを追い自分なりの考察をするのが好き
個別株がおすすめではない人
・お金は自由を手に入れるための道具にすぎない
・ずっとお金のことを考えるのは楽しくない
・経済ニュースの細かい分析や考察はめんどくさい
個別株がおすすめではない人には、長期で行う資産運用のほうがおすすめです。
個別株よりも投資信託で資産を持つことを検討してみましょう。
株をずっと持ち続けるメリットは?
株を長期保有する投資信託のメリットは、以下のとおり。
・短期的な値動きに一喜一憂しなくて済む
・長期的に大きな利益が得られる可能性が高い
・配当金や株主優待で不労所得やプレゼントが得られる
投資信託は持ち続けることで価値が増えていくメリットがあるものの、保有する間はずっとかかる信託報酬などのコストがあることも忘れてはいけません。
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まとめ:私が株をやめてよかった理由を紹介!おすすめの投資先
私が株をやめてよかった理由は、以下のとおり。
精神的なストレスから解放された
仕事やプライベートな時間に余裕が生まれた
株の勉強時間を副業の勉強時間に充てることができた
長期資産運用のための投資の大切さに気がついた
意外とお金自体への興味が薄いことに気がついた
個別株だけに注力していた時代は、とにかく頭の中がいつもごちゃごちゃしていて、疲れていたように思います。
でも、その時代に学んだことは無駄にはなっておらず、自分が本当に望む資産運用の形に出会えたという意味で、とても有意義でした。
今は、個別株はあくまで遊び程度にして、インデックス投資と不動産投資がメインの堅実な運用をしています。
個別株よりインデックス投資
投資信託ならほったらかし投資が可能
現物資産の不動産でリスク分散も可能
投資先はコアサテライト戦略で選ぶ
目標があるなら配当金や株主優待は重視しない?
私が株をやめてよかったと思うのは、とにかく資産を効率的に増やすことができたこと。
昔のまま個別株投資を続けていたら、今も1億円なんていう資産は絶対に作ることができていないと思います。
マネーゲームが好きならともかく、お金を自分がやりたいことをやるための道具と考えているのであれば、個別株は今すぐやめて、資産運用の基盤づくりに集中することをおすすめします。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
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