気になる人
不動産投資をやっているサラリーマンの割合はどのくらい?
サラリーマンは不動産投資をしたほうがいいってほんと?
今回の記事は、こんな方に向けて書いた記事です。
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
サラリーマン向きの資産運用法と言えば、「不動産投資」です。
特に給料が上がらず、物価上昇やインフレが心配なサラリーマンの副業として、人気の投資先になりつつあるのだとか。
15年前に不動産投資を始めたわたしもサラリーマンですが、ずっと黒字経営が続いていることもあって、不動産投資はサラリーマンのための投資法だと実感しています。
そこで今回は、不動産投資がなぜサラリーマンの副業として最適なのかを徹底解説!
実体験を元に、サラリーマンが不動産投資をする時の注意点や成功率を上げるコツをまとめてみました。
▼本記事の内容
不動産投資をやっているサラリーマンの割合はどのくらい?
サラリーマンは不動産投資をしたほうがいいってほんと?
サラリーマンが不動産投資に成功するためのコツ
不動産投資をやっている人はどんな人?
まずは実際に不動産投資をやっている人がどんな人なのか整理してみましょう!
実データチェック!サラリーマン割合は40%以上
年収は関係ない?!4人に1人が500万円以下
金融資産保有額は1,000万~3,000万円未満が最多
不動産投資の成功率、なんと9割!?
一つずつ見ていきましょう。
実データチェック!サラリーマン割合は40%以上
国土交通省のアンケート調査によると、不動産投資をやっている人の中でサラリーマンの割合は約4割です。
職業 | 割合 |
---|---|
会社員 | 41.5% |
無職 | 13.0% |
自営業 | 10.9% |
専業主婦・主夫 | 7.5% |
パート・アルバイト | 6.2% |
会社役員 | 5.7% |
公務員・教職員 | 4.4% |
オーナー経営者 | 4.3% |
不動産経営 | 3.8% |
その他 | 1.4% |
医師 | 0.7% |
弁護士・会計士・税理士など | 0.7% |
もちろん全体的にサラリーマンの人数が多いのが最多の原因のひとつではありますが、不動産経営は普通のサラリーマンでもできる(=難しくない)投資法だということがわかります。
そうです。私でもできるんだから!笑
年収は関係ない?!4人に1人が500万円以下
さらにアンケートを見ていくと、不動産経営者の年収は500万~800万円未満が最多であることもわかりました。
しかし、注目なのは、全体の4人に1人が年収500万円以下だったということ。
年収 | 割合 |
---|---|
500万~800万円未満 | 22.9% |
1,000万~1,500万円未満 | 16.8% |
300万~500万円未満 | 15.6% |
800万~1,000万円未満 | 14.0% |
1,500万円以上 | 12.7% |
わからない・答えたくない | 9.1% |
100万~300万円未満 | 6.8% |
100万円未満 | 2.1% |
年収が高くないと不動産経営はできないという偏ったイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それが真実ではないことが浮き彫りになりました。
年収が1,500万円以上の人よりも、300万~500万円未満の人のほうが多いんです。
意外に感じる人も多いんじゃないかな?
金融資産保有額は1,000万~3,000万円未満が最多
さらに金融資産保有額を見てみると、不動産経営者は1,000万~3,000万円未満が最多であることもわかりました。
金融資産保有額 | 割合 |
---|---|
1,000万~3,000万円未満 | 20.9% |
わからない・答えたくない | 15.3% |
3,000万~5,000万円未満 | 14.3% |
500万~1,000万円未満 | 12.8% |
5,000万円~1億円未満 | 11.1% |
100万~500万円未満 | 9.8% |
1億円以上 | 8.6% |
50万円未満 | 3.6% |
50万~100万円未満 | 3.6% |
不動産投資は1億円以上持っているお金持ちがやることだ!というのはウソで、50万円未満しかない人でもチャレンジできる投資です。
不動産投資の成功率、なんと9割!?
気になる人
不動産投資がサラリーマンでもできる身近な投資であることはわかったけど、失敗してたら意味ないよね?
そりゃそうw でもなんと、失敗したと思っている人は全体の10%以下であることがわかったの。
不動産投資の現状 | 割合 |
---|---|
成功 | 44.44% |
成功でも失敗でもない | 46.18% |
失敗 | 9.38% |
サラリーマンが4割もいて、9割の人が成功と認識している投資なら、やらない手はないかもしれません。
確かに私も成功したと思ってる…。不動産投資をする人は、全員ポジティブっていうわけではないよね?笑
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サラリーマンが不動産投資に有利な理由
サラリーマンが不動産投資に成功していると思いやすいのには、理由があります。
信用力があるので融資を受けやすい
実働が少なく本業の邪魔をしない(副業向き)
生命保険の代わりになる(団体信用生命保険)
私的年金の代わりになる(iDeCoとの併用)
節税対策になる
一つずつ見ていきましょう。
信用力があるので融資を受けやすい
資産形成をする時に、サラリーマンしか使えない武器があります。
それが、信用力です。
信用力=サラリーマンの安定収入を担保に、銀行からの融資が受けやすくなる力のこと
不動産投資のために銀行などの金融機関からいくらまでお金が借りられるかは、ひとりひとりの環境や属性によって、総合的に判断されます。
・年齢
・家族構成
・収入(勤務先、勤続年数、年収)
・金融資産
・組んでいるローンの有無
・持ち家or賃貸か
・保証人がいるか など
勤務先については、さらに深堀され、一部上場企業なのか、近年の業績はどうかなども細かくみられることが多いよう。
さらに年収や勤続年数については、「年収500万円の壁」「勤続年数3年の壁」といったような、具体的な数字が示されることもあります。
・年収は500万円以上のほうが融資条件がよい
・勤続年数は3年以上じゃないと融資が難しい
また、安定して毎月同じ給与を受け取るサラリーマンは、不安定な自営業者や個人事業主と比べると評価が高く、ローン審査に受かりやすいと言われています。
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実働が少なく本業の邪魔をしない(副業向き)
不動産投資は、ほぼ自動化できる資産運用方法のひとつです。
個別株やFXなどの金融商品のように毎日チャートを見てタイミングを計ったり、サラリーマンの本業のような物理的な拘束時間はほぼありません。
管理業務を管理業者に任せてしまえば、本当にやることがありません。
なんらかのトラブルが発生した時でさえ、電話やメールで連絡するだけ。
本業で忙しいサラリーマンの方でも気軽に始められるのが、不動産投資の魅力のひとつといえるでしょう。
気になる人
でも…不動産投資って副業になるよね? うちの会社、副業はNGなんだよな…
一般的には不動産投資は資産運用であり、副業には当たらないとされているよ。
不動産投資は、株式投資や投資信託と同じような資産運用の方法のひとつ。
厚生労働省が副業や兼業を認めることを推奨していることもあり、企業が独自にルールを設けていない限りは、認められるケースが多くなっています。
人生 100 年時代を迎え、若いうちから、自らの希望する働き方を選べる環境を作っていくことが必要である。また、副業・兼業は、社会全体としてみれば、オープンイノベーションや起業の手段としても有効であり、都市部の人材を地方でも活かすという観点から地方創生にも資する面もあると考えられる。
ただし、不動産投資が事業として認められてしまう場合は、注意が必要です。
例えば、所得税法の基準を根拠に説明すると、資産運用としての規模を超え、「事業的規模」にまで発展した場合、不動産所得ではなく、事業所得として取り扱われることになります。
(1) 貸間、アパート等については、貸与することができる独立した室数がおおむね10以上であること。
(2) 独立家屋の貸付けについては、おおむね5棟以上であること。
事業規模になると、副業とは認められなくなる可能性が高いので、相談してみる必要がありそうです。
生命保険の代わりになる(団体信用生命保険)
サラリーマンに万が一のことがあった場合、公的年金から支払われる遺族年金には、2つの種類があります。
遺族基礎年金=遺族(子のある妻または子)に支給される年金
遺族厚生年金=遺族に支給される年金
子どもがいるかどうか、そして亡くなった方の平均標準報酬月額に応じて、いくらかの年金がもらえます。
しかし、以前と同じ生活をキープできるほどの年金がもらえるかというとそうではありません。
そんな時に役立つのが不動産投資ローンを組む際に必ず加入する、団体信用生命保険です。
団体信用生命保険
=借主がローンの返済中に死亡もしくは高度障害者になった場合、残債が免除される保険のこと
残された家族は残りのローン残債を払う必要がなくなるので、住み慣れた家を出なくてもよくなります。
私的年金の代わりになる(iDeCoとの併用)
日本の公的年金制度として、「厚生年金」と「国民年金」の二本立てで運用されています。
少子高齢化の流れで、もらえる年金額が減ることは容易に想像でき、サラリーマンのわたしたちが公的年金制度に追加して利用することができる制度が「企業型確定拠出年金」です。
企業型確定拠出年金
=加入した期間などに基づいて、給付額が定められている
=掛金の全部や一部は企業が出し、サラリーマンの個人の負担を少なくして運用できる
こちらに加えて安心材料になるのが、不動産投資の家賃収入をはじめとする個人の個人による個人のための老後資産の準備です。
不動産投資は、定年退職後も家賃収入が定期的に入ってくるので、安定した老後資産づくりに役立ちます。
節税対策ができる(損益通算)
不動産投資は、確定申告を行うことで節税ができます。
これは、収入の分類方法に関係します。
分類1:サラリーマンによる収入→「給与所得」に分類
分類2:不動産投資による家賃収入→「不動産所得」に分類
サラリーマンによる収入は「給与所得」です。一方、不動産投資による家賃収入は別の分類である「不動産所得」になります。
このルールがあるために、不動産所得が赤字になった場合、給与所得から源泉されている所得税の還付が受けられるという大きなメリットがあります。このしくみを「損益通算」と言います。
損益通算
=赤字の不動産所得を黒字の所得から差し引いて計算することで、課税対象額を小さくすることができる
=確定申告の際に税金の還付が受けられる(払い過ぎ分として返却される)
不動産賃貸経営が赤字になったとしても、サラリーマンは給与所得があるので、節税メリットがあります。
不動産賃貸経営のみをしている専業不動産投資経営者さんは使えないワザですね。
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不動産投資のリアル!サラリーマンが不動産投資をする時の注意点
ここからは実際にサラリーマンと不動産オーナーの二足の草鞋生活でびっくりしたことを元に、サラリーマン大家さんの注意点を整理します。
確定申告書の提出時期は忙しいことを覚悟する
投資の勉強が甘いと悪徳業者のカモになりやすい
不動産投資の失敗と成功の判断は難しい
一つずつ見ていきましょう。
確定申告書の提出時期は忙しいことを覚悟する
サラリーマンが不動産投資を始めると、確定申告書の提出が必要になります。
所得が20万円以下なら必要はありません。
でも20万円以下になることってなかなかないと思います。笑
この作業は税理士さんにお願いしない限りは、必ず必要になります。
サラリーマンの方は、本業が忙しかろうが、ヒマだろうが、絶対に必要な作業になるので、覚悟が必要です。
とはいえ、やること自体はそんなに難しくありません。
日々の経費をまとめ、ローンの返済状況を確認し、減価償却費の計算を行うことで、今の自分の不動産がどれくらいの収益を生んでいて、どれくらいの価値があるのかを整理します。
考えようによっては興味深い時間ではあるのですが、それなりに時間はかかるし、本業の繁忙期に当たってしまうとなかなか苦しいと思うことも多いでしょう。
一方、確定申告書を出すことで税制上のメリットも受けられます。
不動産投資で20万円を超える所得を得た場合や、売却によって売却益を得た場合などは原則として確定申告をしなければなりません。
1:不動産投資の収入<経費になる場合
サラリーマンなどの給与所得から差し引き、課税所得を減らすことができる(損益通算)
2:青色申告を選択する場合
特別控除(最高65万円・55万円・10万円)が受けられる
参考:青色申告制度|国税庁
わたしはこの1年の棚卸的な時間が嫌いではないので、税理士さんにはおまかせせず、自分で楽しみながら確定申告してます。
「やった~おわった~!」っていう解放感が気持ちよくて、毎年午後半休をとって、直接税務署に提出してます!その日は自分の好きなことをトコトンする日にしてます。笑
投資の勉強が甘いと悪徳業者のカモになりやすい
サラリーマンは本業があるため、「不動産投資で生きていこう」という覚悟がなく、限定された知識しか持っていないと思われがちです。
たしかに、サラリーマン投資家の中には、全部税理士さんや不動産業者まかせで、よくわかっていない人が多いのは事実です。
不動産会社の営業マンからみたら、サラリーマンはローン審査がおりやすく、ごり押しすれば買ってくれる可能性も高いので、雑な営業を受けたり、中には悪徳業者のカモにされてしまうケースもあります。
例えば、実際に私が受けたことがある不動産営業はこんなかんじ。
ケース1:高額な新築区分マンション投資を提案された
「ローンの頭金がゼロでも投資できる」という売り文句で、月々の収支が赤字になる新築の区分マンション投資をすすめられた。
→新築は「新築プレミアム」と呼ばれる売主側の利益&ブランド料が上乗せされていることが多く、儲からない投資になることが多い。
ケース2:複雑なサブリース物件の説明会に誘われた
「家賃保証があるので利益は保証される」という売り文句の物件を提案され、その説明会に誘われた。
→家賃保証や空室保証はその契約をよく読むと、途中で契約破棄が可能で本当の意味で永久に保証される内容ではない。契約書には不動産オーナー側に不利な内容を含まれていることも多いので注意が必要。
わたしは1件目を購入するまでに10社以上の営業マンとやり取りし、たくさんの物件を直接見に行っていたので、上のような違和感のあるお誘いにはのらなかったけど、サラリーマンの中には甘い言葉を信じてしまう人もいるみたい…。
他にも周りのサラリーマン投資家が「不動産会社から欠陥住宅を紹介されて最初から修繕費が必要だった」とか、「新築区分マンションを購入してローンを返すまではずっと赤字」とかは、よく聞く話です。
トントンならいいですが、中には悪徳業者が混ざっていて、1億円近くの借金を背負わされてしまうような事件も…。
有名なのは、2018年のかぼちゃの馬車事件だよね…。この事件から、消費者庁や金融庁の注意喚起が強くなった印象があります。
オーナーの立場からすると、家賃収入がゼロになってしまったのに、スルガ銀行から融資を受けた建設資金(1棟1億円前後)に関しては、約30年かけて「毎年数百万円」ずつ返却し続けなければならない。まさに「泣きっ面に蜂」という感じである。
サラリーマンは本業で忙しく、不動産の勉強をする時間がとれないかもしれません。
しかし、不動産投資を始める時は、そんなことは言ってられません。
自分の身は自分で守れる知識をつけてから、不動産投資をはじめましょう。
不動産投資の失敗と成功の判断は難しい
不動産投資で資産を増やす方法にはたくさんのパターンがあり、比較的長期で考える必要があるので、正直、失敗と成功の判断がすぐにできるものではありません。
よく「成功した!」「失敗した!」って言うけど、そんなにすぐ結論は出ないハズ…笑
不動産投資で資産を増やす方法には、大きく分けて2つのパターンがあります。
インカムゲインによる資産増加
=家賃>経費をプラスにして、キャッシュフローから利益を得る方法
キャピタルゲインによる資産増加
=相場より安く買い、相場より高く売ることで利益を得る方法
普通のサラリーマンにおすすめなのは、インカムゲインによる資産増加です。
サラリーマンの場合は、相場より安く不動産を買うための不動産会社とのお付き合いができる人はかなり限られています。
不動産業界のお知り合いがいるけど、普通のサラリーマンには入れないマーケットが確実にあるような気がします…笑
安いと思っても、それは中抜きされるお金が積まれた上での価格ですし、相場より安い値段で不動産を買うことを狙うのは、あまり現実的ではありません。
むしろ、相場より安い値段で買うことを狙いすぎると、悪質な業者にどんどん近づいてしまうような気もします。
不動産投資にかけられる時間が限られているサラリーマンの場合は、管理会社に管理をおまかせし、その上でコツコツ利益を積み上げられる不動産を見つけるのが長期的な成功率が高く、おすすめです。
1棟に挑戦してみたい気持ちもあるけど、区分マンションを長期運用したほうがリスクとリターンのバランスがよいポートフォリオが作れるんだよね…!
\サブリースが気になる方は、この記事もおすすめ(*´▽`*)/
【合わせて読みたい】サブリースは危ない?わたしが契約をやめた理由をわかりやすく解説!
不動産投資の始め方!副業オーナーが成功率を上げるコツ
約15年サラリーマンとして副業で不動産投資をしてきましたが、サラリーマンだからできる不動産投資の形があると思っています。
サラリーマン投資家の成功のコツは、以下のとおり。
積極的に不動産投資の勉強&情報収集をする
不動産投資の目的をはっきりさせる
長期的な視点で不動産投資を考える
自己資金を入れすぎない(300万円以下)
自分の目的にあった不動産会社を探す
実体験を元に整理してみました!
積極的に不動産投資の勉強&情報収集をする
サラリーマンは本業があることに甘えて、あまり不動産投資の勉強をしません。
不動産投資会社の営業マンや税理士の言いなりになっている人、やっぱり多いです。
でも、たとえ副業でも、いや、副業だからこそ、不動産投資の勉強や情報収集を積極的にしていかないと、大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
不動産投資はたとえ小規模な区分マンション投資であっても、1000万円程度の投資金が必要です。
ローンを組んで他人の資本で始めることができてしまうこともあり、大きなお金が動いている実感がないままに、キャッシュフローが赤字になっていることに気が付いていない人が多い印象があります。
不動産投資は、ただ家賃をもらえる魔法の箱ではありません。
物件を管理・運用するためには、管理・修繕費用のほか、固定資産税などの税金や万が一のための保険料など、様々なコストがかかります。
・修繕費
・管理手数料
・事務手数料
・保証料
・印紙税
・固定資産税
・都市計画税
・登録免許税
・不動産取得税
・火災保険料
・地震保険料 など
まずは、不動産のしくみから勉強し、興味が持てたら小さい物件から買ってみるのがおすすめです。
わたしがよくやる主な勉強方法は、以下のとおり。
不動産投資の勉強法 | 特徴 |
---|---|
セミナー | ・何から学んだらよいかわからない人がきっかけを得やすい ・講師や不動産会社から直接学べたり、生の市場環境が体感できる |
書籍・WEBサイト | ・種類が豊富で初心者向けから投資中の人まで活用できる ・興味がある分野から知識を深堀できる |
オンラインサロン &コミュニティ | ・横のつながりができることで情報が自然に入ってくる環境が作れる ・閉じられたコミュニティ独特の非公開情報が得られる |
公的機関公式サイト | ・国土交通省や国税庁などが公表しているサイトをリサーチ ・地価公示や路線価などの正しい情報を確認できる |
不動産会社との面談 | ・具体的な物件情報やシミュレーション情報が得られる ・自分の状況に合ったアドバイスが期待できる |
それぞれメリットが違うので、1つの方法に偏らずにいろんな情報を混ぜて情報収集しています。
不動産投資の目的をはっきりさせる
不動産投資は、資産運用のひとつの方法であることを忘れずに、なんのための投資なのか、目的を明確にすることが必要です。
長らく超低金利時代が続き、サラリーマンは特に簡単にローンが組めてしまうことから、気軽に不動産を買う人が増えました。
でも、「なんとなく資産を増やしたい」「俺は不動産王になる!」なんていうようなあいまいな理由で始めると、自分の目的に合っていない物件を高掴みし、無駄なところに無駄な資金を投入することになります。
場合によっては、不動産を買う必要がない人もいるはずなので、購入前にしっかりと目的と方法を整理することが必要です。
・何のために不動産投資をするのか?(FIREや年金、ポートフォリオの分散性を高めるなど)
・いつまでにいくらのキャッシュフローがほしいのか?
・資産ポートフォリオのうち何割を不動産(現物資産)にしたいのか?
資産運用の方法は、不動産だけではありません。
相場環境が変わりやすく、暴落リスクが高い金融資産(株や債券、投資信託など)の一部を現物資産である不動産に買えておくことで、自分の資産の分散性を高め、資産を守るという考え方もあります。
現物資産 (不動産) | 金融資産 (株や債券、投資信託など) | |
---|---|---|
メリット | ・金融市場の不安定化に強い ・インフレに強い | ・流動性が高い(換金しにくい) ・短期利益が大きい |
デメリット | ・流動性が低い(換金しずらい) ・短期利益が小さい | ・インフレに弱い ・短期の暴落リスクが高い |
わたしは株や投資信託も持っているので、資産を守るために一部を不動産にしています。
長期的な視点で不動産投資を考える
サラリーマンが短期でキャピタルゲインを得るために不動産投資をするのは、おすすめではありません。
キャピタルゲインによる資産増加
=相場より安く買い、相場より高く売ることで利益を得る方法
インカムゲインによる資産増加
=家賃>経費をプラスにして、キャッシュフローから利益を得る方法
サラリーマンの本業はあくまで別にあるので、不動産を相場より安く買うための環境づくりができるのか、疑問だからです。
不動産を相場より安く買うためには、不動産会社と定期的なお付き合いが必要です。業界に知り合いがいない状況で激安物件が手に入るほど、不動産投資は甘くありません。
サラリーマンなのに、自分だけ安く不動産を買えると思っている人がたまにいますが、わたしはそんなことはありえない気がしてるんだよね…。笑
サラリーマンに向いている不動産投資のやり方は、ローンを借りて、他人の資本で長期的に利益を得る、インカムゲイン主体の方法です。
インカムゲイン目的の場合は、物件の選び方もキャピタルゲイン目的の場合と異なります。物件選びで重要なポイントは、以下の通り。
・建物に長期的な値下がり要因がない
・長期的な空室要因がない
・特殊設備がなく管理維持がしやすい
・管理会社の信頼性が高い など
長期的な視点で不動産と向き合う意識を持つことが、不動産投資成功の秘訣です。
自己資金を入れすぎない(300万円以下)
サラリーマンが不動産投資をする際の最大のメリットは、なんといっても信用力が高く、ローンが組みやすいことです。
自己資金で不動産を始めようとするサラリーマンがいたとしたら、他の投資方法の方がメリットが大きい可能性も高いので、一度きちんとシミュレーションしてみるのがおすすめです。
自己資金が必要かどうかは、ローン会社やその他の条件によって異なり、必ずしも自己資金ゼロにするのがいちばん得というわけではありませんが、大きく入れるとサラリーマンのメリットが生かせないことは知っておきましょう。
わたしも1室目の区分マンションを買った時は、自己資金を入れています。入れないといけない割合が多すぎる場合は、そのお金を他の投資に回した場合の利益率と比べてみる必要があります。
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自分の目的にあった不動産会社を探す
不動産会社には、サラリーマンの購入目的に合った不動産会社とそうではない不動産会社がいます。
基本的にキャピタルゲイン狙いの不動産会社は、不動産が本業の自営業者向きで、資産運用のひとつとしてインカムゲイン狙いの不動産会社は、サラリーマン向きです。
キャピタルゲイン狙いの不動産会社=本業の自営業者向き
インカムゲイン狙いの不動産会社=サラリーマン向き
不動産会社ごとに不動産に対するポリシーは大きく違い、サラリーマンは基本的には中長期で不動産投資を行う必要があるケースが多いため、自分の方針にあった不動産会社を見つける必要があります。
不思議なもので、方針が合わない会社の場合、どんなにたくさん紹介されてもぜんぜん買いたい物件に会えないんです。
信頼できる不動産会社が見つかれば、その先も資産運用全般について相談できる強い味方になってくれます。
まとめ:不動産投資のサラリーマン割合は40%!成功のコツは?
不動産投資のサラリーマン割合は多く、なんと40%もいることがわかりました。
私も含め、サラリーマンでかつ不動産オーナーをしている人が多いのは、サラリーマンは信用力があるためにローンが組みやすく、リスクを抑え、資産運用を目的とした長期的な投資がしやすいからです。
信用力があるので融資を受けやすい
実働が少なく本業の邪魔をしない(副業向き)
生命保険の代わりになる(団体信用生命保険)
私的年金の代わりになる(iDeCoとの併用)
節税対策になる
でも逆に、不動産投資の勉強をほとんどせずに始めてしまい、大きなリスクを抱えるケースも少なくありません。
確定申告書の提出時期は忙しいことを覚悟する
投資の勉強が甘いと悪徳業者のカモになりやすい
不動産投資の失敗と成功の判断は難しい
不動産投資にかけられる時間が限られているサラリーマンの場合は、管理会社に管理をおまかせし、長期インカムゲイン狙いの不動産を見つけるのがおすすめです。
サラリーマン投資家の成功のコツは、以下のとおり。
積極的に不動産投資の勉強&情報収集をする
不動産投資の目的をはっきりさせる
長期的な視点で不動産投資を考える
自己資金を入れすぎない(300万円以下)
自分の目的にあった不動産会社を探す
資産運用のひとつの方法として、長期的に不動産投資がしてみたいと思った方は、まずは情報収集からはじめてみましょう。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
\資産運用が気になる方は、この記事もおすすめ(*´▽`*)/
【合わせて読みたい】資産3000万円を達成して感じた変化6選!精神的余裕は?考え方や価値観は?