S&P500関連インデックスを積立購入することにしました!
でも…日にちや曜日によってパフォーマンスは違うの?おすすめの積立日をおしえて!
今回は、こんな疑問にお答えします。
▼本記事の内容
・S&P500は積立投資がおすすめの理由
・S&P500の積立設定するなら、何日・何曜日がおすすめ?
・S&P500の積立におすすめなのは「毎日」or「毎月」?
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
来年から始まる、新NISA。
今まで投資をしていなかった人も、始めるならちょうどよいタイミングです。
投資先の候補の筆頭は、やっぱりインデックス。
その中でも人気なのは、 米国株の代表500社に分散投資できるS&P500系の投資信託です。
でも、いざ、つみたてNISAの設定画面を開くと、「積立日の設定に迷ってしまって、止まってしまった」という方も多いのではないでしょうか?
わかる、わかるよ、その気持ち…。
今回は、S&P500の設定日に迷って、いったん画面を閉じてしまったあなたに向けて、積立日のおすすめを検証してみました。
S&P500とは?
S&P500の最適な設定日を知るには、
S&P500がどんな指数なのか整理するところからはじめましょう!
S&P500は、米国の格付け会社「S&P Global Ratings(S&P グローバル・レーティング)」が算出する、米国株市場の代表的な指数のひとつ。
S&P500
=アメリカの大型株500社の時価総額を元に算出した指数
=アメリカ経済を牽引するテクノロジー関連企業が上位を占める
=全体的には金融、ヘルスケア、消費財など、バランスよくセクターが分散されている
=S&P Global Ratings(S&P グローバル・レーティング)社が算出
「S&P Global Ratings(S&P グローバル・レーティング)」は、今でも旧名の「Standard & Poor’s(スタンダード・アンド・プアーズ)」と呼ばれることもあるよ。めっちゃ有名な会社です。
\S&P500が気になる人は、こちらの記事も読んでみてね(*´▽`*)/
S&P500の特徴
S&P500系の投資信託は、安心して半ほったらかし投資(=積立投資)がしやすい3つの特徴があります。
➀分散効果の高さ
➁定期的なリバランス
➂投資コストの低さ
一つずつ見ていきましょう。
分散効果の高さ
S&P500の最大の特徴は、分散効果が高いことです。
アメリカの大型株500社に分散投資できるので、アメリカを経済に支える企業にまるごと投資するイメージで購入できます。
大型株とはいえ、500社もあれば中小企業も含まれていて、個別企業の影響は限定的です。
また、業種のバランスもきちんと考えられていて、複数のセクターにバランスよく投資できます。
米国市場全体をカバーしている指数なのに、ちゃんと分散されていて、初心者でも安心して投資しやすいよね。
定期的なリバランス
S&P500は、年4回のリバランスと年1回の組み入れ企業の見直しが行われます。
厳しい審査をクリアした優良企業だけに厳選されるので、赤字企業は自然とドロップアウトしていきます。
普通はこのリバランスが難しいけど、S&P500は全部おまかせで大丈夫。積立投資でほったらかしてても、個別株を買うより安心できます。
投資コストの低さ
今や世界経済の中心となったアメリカの株式市場。
S&P500の値動きは、そんな米国関連指数の中でも、いちばん注目されています。
アメリカ人だけじゃなく、日本人だけじゃなく、世界中の投資家のお財布事情に関わる指数…そりゃ注目の的よね!
そのため、お金はどんどん集まり、純資産額はうなぎのぼり。
純資産額が増えれば増えるほど、管理コストの割合は小さく抑えられるので、S&P500の投資コストは他の投資信託と比較するとかなり抑えられています。
特に定期購入・長期保有したい、長期積立の場合は、コスト面もシビアに計算する必要があります。
S&P500を積立投資銘柄に選ぶメリット
S&P500を積立投資銘柄に選ぶメリットは、主に以下の3つです。
➀アメリカ経済の動きがキャッチできる
➁専門知識がない人でもとりあえずはじめられる
➂長期積立の力を実感しやすい
一つずつ見ていきましょう。
アメリカ経済の動きがキャッチできる
2023年の世界時価総額ランキングを見ると、上位10位は1社を除いて、すべて米国企業です。
今や、米国企業が世界経済を牽引していると言っても過言ではありません。
順位 | 企業名 | 時価総額(億ドル) | 地域 |
1 | アップル | 23,242 | アメリカ |
2 | サウジ・アラムコ | 18,641 | サウジアラビア |
3 | マイクロソフト | 18,559 | アメリカ |
4 | アルファベット | 11,452 | アメリカ |
5 | アマゾン | 9,576 | アメリカ |
6 | バークシャー・ハサウェイ | 6,763 | アメリカ |
7 | テスラ | 6,229 | アメリカ |
8 | エヌビディア | 5,728 | アメリカ |
9 | ユナイテッド・ヘルス・グループ | 4,525 | アメリカ |
10 | エクソンモービル | 4,521 | アメリカ |
S&P500の値動きをチェックしていると、自然とアメリカの大型企業のニュースに興味がわき、世界経済の動向が少しずつ分かってくるのが面白いところです。
私も一番最初に購入した米国株は、S&P500でした。世界経済の大きな流れをつかむためにも、S&P500を長期積立購入するのはおすすめです。
専門知識がない人でもとりあえずはじめられる
専門知識がない人が、いちばん手に取りやすいインデックス株のひとつが、S&P500です。
なぜなら、短期的に価値が下がることがあっても、長期的には右肩上がりで成長していく可能性が高いから。
さらに、きちんと定期的にリバランスがされるので、自分でコネコネいじる必要性が低いという特徴があります。
専門知識がない人でも淡々と積立購入するだけなので、他のインデックスに比べたら、そんなに難しくないでしょう。
S&P500は世界的に注目度の高い指標だから、プロのファンドマネージャーがリバランスなどを行って、徹底的に管理してくれています。さぼると目立っちゃうからさぼれないと思うし、それがすごく安心なの。笑
さらに、S&P500は投資信託や日本上場ETF、アメリカ上場ETFなど、いろんなタイプの金融商品があります。
専門知識がなくてもいろんな買い方を練習してみたい場合に、安心して投資できる投資先である点もメリットのひとつです。
長期積立の力を実感しやすい
アメリカ経済は、今や伸び盛り。
S&P500系の投資信託は、その恩恵を受け、右肩上がりで推移しています。
この右肩上がりで推移するのが、いつまで続くかは誰にもわからないけど、15年ぐらい前からS&P500を中心に投資している私の資産は増え続けているので、個人的には実感しやすい指標だなと思っています。
\わたしの投資方針の詳細は、こちらの記事を読んでみてね(*´▽`*)/
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積立投資とは?
資産運用の第一歩としておすすめされる、積立投資。
積立投資は資産のあるなしや、知識のあるなしに関係なく、誰でも始めやすい投資方法です。
積立投資=一定の額を定期的に投資する方法
一般のサラリーマンや主婦でも少額からはじめられるのが注目されている理由です。
しかし、大金持ちの大富豪になったら積立投資をやめるわけではありません。
リスク分散の意味もあり、ずっと積立投資を続ける人もいます。
わたしは、資産が数万円だった時から、5,000万円を超えた今でも、もちろんずーーーーっと積立投資を続けています。
積立投資のメリット
積立投資のメリットは、市場の動きに左右されず、理性的に一定額を投資し続けられることにあります。
積立設定をしてしまえば、あとは細かい自分の資産の動きを見続ける必要はありません。わたしは、勉強のために、市場の動きは見るけどね。
積立投資がすごいと言われる理由は、「ドルコスト平均法」という考え方にあります。
ドルコスト平均法
=定期・継続的に同じ金額ずつ投資する方法
=購入時期を分散することで平均取得単価を下げることができる
=初期設定後は放置でもよいので、下落時の心理的な負担を減らすことができる
=「投資は長期的に続けることが大切」という考え方のもと、初心者におすすめされることが多い
\ドルコスト平均法が気になる人は、こちらの記事を読んでみてね(*´▽`*)/
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ドルコスト平均法は儲からない?!その理由と儲けるための注意点3選
初心者が投資のタイミングをはかるのは、とても難しいことです。
逆に損失が出てしまうと、投資に悪いイメージが付き、二度とやりたくないと離脱してしまうかもしれません。
しかし、定期継続的に同じ金額ずつ投資するドルコスト平均法なら、知らないうちに資産が増えていることも多いため、初心者におすすめされやすいのです。
とにかく「市場に居続ける」ことがどれだけ大事か…!そして、どれだけ難しいか…!わたしはこのすごさを実感してるので、意地でも市場に参加し続けるようにしています。
積立投資のリスク
ここまで読んでくれた方は、積立投資のイメージとして、「だれでも続ければ成功しそう!」と思ってくださったかもしれません。
しかし、油断は禁物。
積立投資にも、もちろんリスクがあります。
市場が下落傾向にある場合は、あたりまえだけど継続的に損をしてしまう可能性があります。あくまで積立投資が成功するのは、上昇相場であるという条件が必要です。
S&P500の積立投資がおすすめされやすいのは、長期的にみると上昇していくという予想をするプロの投資家が多いから。
S&P500指数は過去10年間年間平均12%上昇してきました。2030年に7,000ポイントに達するには年間6%上昇すれば良いのです。ですから、これはどちらかと言うと控えめな予想なのです。
(外国株コンサルタント 岡元兵八郎氏)
my view to agree with that of my colleague and taking 8,000 as our S&P target for the end of the 2020s.(2030年末までにS&P500は8,000に届く)
(資産運用会社「アライアンス・バーンスタイン」 フレイザー・ジェンキンス氏)
引用:COVID ‘Utterly Changed’ Policy Environment, Market Could Double by 2030
2030年までにS&P500が2倍になった場合、データがプロットされる位置は歴史的には異常値。S&P500は、10年間で4倍になってもおかしくない。
未来のことは誰にもわかりません。でも、個人的には何倍に増えるかはわからないにしても、ヨコヨコか上昇相場ではあってほしいと思って、わたしは投資を続けています。
仮に上昇相場だとして、積立投資であれば、必ず増えると思い込むのも危険です。
米金融大手チャールズ・シュワブの金融研究センターが「市場のタイミングは機能するのか?」という記事を公開しています。
この記事によると、S&P500に20年間、毎年2000ドルづつ投資をした場合、毎月積立(ドルコスト平均法)で買うよりも、年初に一括で買って、市場になるべく早く参加したほうが資本が増えやすかったことがわかっています。
【上から資本が増えやすい順】
➀連続して完璧なタイミングで買う
➁年初に一括で買う
➂毎月積立で買う
➃連続して最悪なタイミングで買う
➄S&P500ではなく国債を買う
逆に、市場に参加してさえいれば、大きな差がつかないということもわかります。
ちょっとの違いは大きな問題ではないので、わたしはとにかく市場に参加することを第一に考えるようにしています!
S&P500は積立投資がおすすめの理由
これまでの内容を踏まえ、S&P500は積立投資がおすすめされやすい理由は以下のとおり。
現状は、右肩上がりの良好なパフォーマンス
長期投資で資産を増やす戦略が吉
ドルコスト平均法でリスクを回避しやすい
一つずつ見ていきましょう。
現状は、右肩上がりの良好なパフォーマンス
未来のことはだれにもわかりません。
それはもちろん米国経済についても同様で、S&P500はこれから価値が上がる可能性もあれば、下がる可能性もあります。
しかし、過去のデータを見ると、S&P500の年率リターンは約10%と好調に推移しているのは事実です。
さらに、投資の専門家が、将来の価値上昇を期待しているという事実もあります。
安心しすぎるのはよくありませんが、期待はしちゃいます。
米国市場のパフォーマンスが好調であることが前提なら、コツコツと利益を積み上げられる積立設定を利用して、S&P500を少しずつ購入するのは、悪い選択ではありません。
長期投資で資産を増やす戦略が吉
S&P500は、債券や現金のような守りの資産ではありません。
そのため、もちろん短期的には大きな下落・暴落もあり得ます。
下落や暴落の覚悟がない人は、投資はしちゃだめです。
でも、S&P500は、長期投資戦略で淡々と資産を積み上げる場合に使いやすい投資先のひとつです。
長期投資戦略=一時的な市場変化に動じず、将来的な成長を期待する戦略
他のナスダック100やFABG+などに比べれば、長期的に安定していてリスクが回避しやすそうなんですよね…
ドルコスト平均法でリスクを回避しやすい
S&P500は、積立投資をベースにして、さらに分散投資するのがおすすめです。
500社あれば、個別企業の業績が悪くても、他社が損失をカバーしてくれる可能性が高まります。
さらに、ドルコスト平均法で時間分散も行えば、市場を常にリサーチしてない人でも投資がしやすいというメリットがあります。
サラリーマンや主婦など、投資に全時間を投入するのが難しい人でも投資がしやすいのがいいよね。
S&P500の積立日のおすすめは?
S&P500関連の投資信託を買うと決めたら、最初に迷うのが積立日の設定です。
わたしも実は迷いました…。最初は気になっちゃうよね…。
でも、正直、いつでもいい!というのが投資歴15年のわたしの答えです。
そもそもタイミングを計らないためにするのが、積立投資&ドルコスト平均法。
積立日の設定に迷い始めてしまって、市場参加が遅れてしまっては本末転倒です。
1か月の積立設定が数件あるので、全部同じ日にはせず、分散させてます。絶対にこの日!この曜日!と決めているルールはありません。笑
とはいえ、実はわたしもちょっとだけ気にしているマイルールがあります。
これは、いろんなプロの方のデータをもとに、なんとなく気になって始めたもの。
そのデータの根拠を整理してご紹介します。
約定日別のリターンの違い(20年間)
QUICK資産運用研究所が公開したデータによると、S&P500の20年間の約定日別のリターンの違いはほぼないことがわかっています。
最大約定日:26日(104.7%)
最小約定日:19日(104%)
最大と最小の差:0.7%
うーん、気にするほどの違いがないだけでなく、月末がいいとか月初がいいとかも言えない感じ…しいて言えば月中がよさそう??
S&P500の積立日としておすすめの日
S&P500の積立日としておすすめの日:7日、8日、19日、20日など
統計的にみると、S&P500の積立日としておすすめの日はほぼ存在しないことがわかりました。
積立日としておすすめの日を無理やり出すとすれば、月初や月末にリターンが大きくなりやすく、高値掴みしやすい傾向にありそうです。
月中のほうが安値で購入できるかも…微々たる差ですけどね。
S&P500の積立日として避けたほうがよい日
S&P500の積立日として避けたほうがよい日:1日、25日、26日
日本の日経平均株価に連動する投資信託の場合、S&P500よりはリターンの差があるのがおもしろいところです。
月給制で、日にちも固定されている企業が多いからかなぁ…。海外は、年俸制の企業が多いので、2週間に1度給与が受け取れるケースがあったり、日にちもバラバラのようです。
S&P500の場合は、日にちも分散されている印象があり、避けたほうがよい日もそんなに明確ではありません。
そんなに意識しなくていいかも…笑
また、季節性のアノマリーのひとつに、「月初の株高」というものがあります。
毎月月初めは、株価が上昇しやすいという経験則ですが、これも所説あり、統計学的に必ず上がることがわかっているわけではありません。
気になる人は、1日だけは避ける…というのはありかも?笑
S&P500の積立に最適な曜日のおすすめは?
S&P500の積立を、曜日で管理しようとする人もいるかもしれません。
日本市場では、「月曜日の株安(=月曜日は株安になりやすい)」と言われることが多く、週明けは注意が必要と言われることがあります。
おもしろいことに、アメリカでもこれは一緒で、「Weekend Effect(=週末の収益率は高い・月曜の収益率は低い)」という季節性のアノマリーが有名です。
このアノマリーが統計学的に本当なら、月曜日に積み立てれば安く買えそうですが、そんなにシンプルではないのが株式市場。
これも統計学的には、正しいかどうかは微妙なところです。
研究データを見てみましょう。
曜日別騰落率の変動が大きいのは月曜日
ニッセイ基礎研究所の資料によると、S&P500の曜日別の収益率は、時期によって大きく変わります。
1980~90年代は、たしかに月曜日の収益率は、他の曜日と比べて低めです。
逆に火曜日や水曜日が上がりやすいので、積立設定日を月曜日にすれば、週中での上昇も期待できます。
しかし、2000年代に入ると、月曜日よりも木曜日・金曜日のほうが収益率が低くなります。
ただ、統計的には収益率が低くなるように見えていますが、全体的にみるとばらばらで、統一性がなくなっているようにも見えます。
火曜日は収益率が高いけど…これも時期が変われば変わるのかなぁ…。
1987年10月19日のブラックマンデー、2008年のリーマンショックなどでは、月曜日に平均騰落率の下げが目立ったことから、月曜日=暴落のイメージが強いですが、その一方で暴騰している日が多いのも月曜日です。
月曜日は週明けで、良くも悪くもニュースが多いんだよね…
S&P500の積立日としておすすめの曜日
SBI証券の公式サイトで紹介されている、S&P500の曜日別騰落率分布図を見ると、決して月曜日に積立設定をするのが正解とは言えなそうです。
引用:S&P500の曜日別騰落率分布(1985.1-2015.10)|SBI証券
暴落も暴騰も多い月曜日…避けたくなるなぁ…笑
S&P500の積立日として避けたほうがよい曜日
株式市場のアノマリー的には、「月曜日は下げやすく、金曜日(週末)が上がりやすい」と言われています。
でも、実際のところは、そこまでわかりやすい違いがあるとは言えません。
特に近年は、アノマリーが嘘のようにバラバラなので、そんなに意識しないほうが無難です。
気になる人は、暴落と暴騰の可能性が高い月曜日は、むしろ避けたほうが良いかも…笑
わたしは、S&P500の積立日として曜日は一切気にしていません。
S&P500の積立におすすめなのは「毎日」or「毎月」?
もうひとつS&P500の積立日設定で迷うのが、毎日つみたてにするか、毎月つみたてにするかの2択。
損益率が高いのは?
ポイントを得るチャンスがあるのは?
積立管理がしやすいのは?
一つずつ見ていきましょう。
損益率が高いのは?
「毎日つみたて」や「毎月つみたて」などの積立頻度による、S&P500の大きな損益率の違いはありません。
日本経済新聞社が運営する「QUICK Money World(クイックマネーワールド)」の記事によると、約5年間の積立投資で、いちばん収益率が高かったのは半年ごと、そしていちばん収益率が低かったのは、隔月ごとでした。
ただし、大きな差が出たわけではありません。
頻度 | 積立回数 | 積立額(円) | 投資成果(円) |
---|---|---|---|
毎日 | 1,238 | 493 | 726,973 |
毎週 | 263 | 2,319 | 723,501 |
毎月 | 61 | 10,000 | 723,861 |
隔月 | 31 | 19,667 | 722,868 |
四半期ごと | 21 | 29,048 | 729,178 |
半年ごと | 11 | 55,455 | 738,347 |
年1回 | 6 | 101,667 | 724,696 |
毎月か毎日かで言えば、毎日のほうが少し収益が大きいですが、5年間で約3000円の差なので、状況次第で逆転してしまうレベルの差だと思われます。
収益率がいちばん大きい半年ごとの場合は、3月と9月の年に2回積み立てたケースです。
この場合は、季節的に下がりやすい時期を狙っての投資になるため、少し収益率が高かったことが予想できます。
アノマリー的には、9月は下落の月って言われているよ。
ポイントを得るチャンスがあるのは?
S&P500でポイントを得るチャンスをつかみたいなら、「毎月つみたて」がおすすめです。
各社のポイントがもらえるクレジットカード積立は、毎日つみたてができないことが多く、ポイントを活用している方からみたら、もったいない可能性も。
ポイントってバカにならないですよね…わたしも証券会社で得たポイントは、全部ビットコインに変えて、なるべく増やそうとしています。
特に、2024年からは新NISAが始まり、クレカ積立の上限額が5万円/月から、10万円/月に!
もらえるポイントの額も大きくなるので、自分にとっていちばんお得な方法を吟味してみましょう。
積立管理がしやすいのは?
S&P500の積立管理がしやすいのは、「毎月つみたて」です。
毎日購入する毎日つみたては、毎日支払いが行われるため、その月の買い付け額が複雑化し、管理しにくくなるデメリットがあります。
毎日積立をしていたら、お金の推移がわかりにくくなって、わたしは毎月に戻してしまったことがあります。人にもよるかもしれないけど、精算表も見にくくなるし、わたしは毎月つみたてのほうが好きです…
設定によっては、毎日メールが届いたり、家計簿アプリの履歴が複雑になって見にくくなるので、お金の流れを明確にしたい方は、「毎月つみたて」がおすすめです。
特に気にしない人は、どっちでもいいかも?
S&P500のおすすめ積立タイミング
S&P500のおすすめ積立タイミングをまとめると、以下のとおり。
「いつでもいいから長期的に続ける」が前提
月末と月初は避ける
ギャンブラーじゃなければ月曜は避ける
ポイントが気になるなら毎月つみたてがおすすめ
一つずつ見ていきましょう。
「いつでもいいから長期的に続ける」が前提
S&P500を買うなら、タイミングを計らずに、とにかく長期的に続けるのがおすすめです。
設定画面で、何日にしようか迷ってページを閉じてしまうぐらいなら、ぱっと念頭に思い浮かんだ日にちで設定してしまってもOK。
そこで設定をやめて、しばらく放置してしまうほうが、投資参加チャンスを逃し、デメリットが多くなる可能性があります。
月末と月初は避ける
いつでもいいと言われても、S&P500の積立日や曜日の設定が気になる…
どうしても気になるなら、月末と月初は避けておくほうが無難かも。
どうしても気になるなら、統計的に少し高くなりやすい月末と月初、アノマリー的にも心配な月初を避けてみるのもおすすめです。
わたしもなんだかんだで、月中設定にはしています。
ギャンブラーじゃなければ月曜は避ける
暴騰や暴落の揺れ幅が大きい相場が好きなギャンブラーでなければ、月曜は避けるというのもひとつの手。
積立の場合は曜日が選べることは少ないですが、月曜にどかっと大きなお金を投資するのは、少し心配があることぐらいは覚えておいても良いかもしれません。
ポイントが気になるなら毎月つみたてがおすすめ
ポイントを貯めたいなら、購入頻度は毎月つみたてがおすすめです。
特に新NISAが始まる2024年からは、クレカ積立の積立限度額が変わり、ポイント設計・活用も大事な投資戦略のひとつになります。
わたしも見直さなければ…!
まとめ:S&P500の積立日のおすすめ検証!有利な曜日は?
結論から言うと、S&P500の積立日のおすすめは特にありません。
季節アノマリーや統計学的なデータはあるものの、実際のところは誤差の範囲と言えるぐらい微々たる違いと言えそうです。
S&P500に投資をする上でいちばん大事なことは、タイミングを計ることではなく、継続すること。
長期的に継続しやすい方法として、積立設定は最強で、もし暴落などの心理的なダメージが大きい出来事が起きても、継続し続ける可能性が高まります。
まだ、投資を始めていないという方は、ぜひ、2024年の新NISA元年から積立投資をはじめられるように、準備することをおすすめします。
それでは今日も、まめまめたのしい一日を。
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