ウェルスナビってどうなの?怪しい?安全性は?
ウェルスナビをやめた人の理由も知りたい!
資産運用を自動化する人気のサービス、ウェルスナビ(WealthNavi)。
AIが運用してくれるサービスはとても先進的で人気があります。
でも、一部からは、「怪しい?」「安全性は?」と心配されることも多いみたい。
実は私も、ウェルスナビはとてもよいサービスだと感じた上で、また別のある理由から利用を辞めています。
そこで今回は投資が好きな独身OL投資家が、ウェルスナビをやめた理由やサービスの概要・安全性を解説してみたいと思います。
▼本記事の内容
ウェルスナビってどうなの?怪しい?安全性は?
ウェルスナビをやめた人の理由も知りたい!
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
ウェルスナビとは?
ウェルスナビは、AI技術を駆使して資産運用を自動化するサービスです。
特にウェルスナビのキーワードのように語られるのが、「長期・積立・分散でリターンの最大化をめざす」というもの。
長期で積み立てる分散投資が基本になっているサービスなんです。
引用:ウェルスナビ公式サイト
30年間の運用かぁ…。ウェルスナビのメインターゲットは若年層かもしれません。笑
長期分散投資の中でもかなり長めの30年を目安にしているあたり、ウェルスナビのターゲットは若者層。
さらに言うなら、投資についてすすんで勉強をしたい人よりも、投資に関する深い知識がない方や、日々の投資判断を自分で行いたくない方など、できれば投資の勉強に時間を使いたくない人をターゲットにしているようです。
特徴を整理すると、以下のとおり。
全自動で全世界へ長期分散投資ができる
全自動でNISAも利用できる
預かり資産・運用者数国内No.1の実績アリ
ひとつずつ見ていきましょう。
全自動で全世界へ長期分散投資ができる
ウェルスナビは、1990年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏の「現代ポートフォリオ理論」に基づく「分散投資」が基本になっています。
ウェルスナビの全自動資産運用サービスは、「分散投資」の3つの種類をすべて意識した運用をしています。
地域分散:日本、アメリカ、ヨーロッパ、新興国などの地域分散
時間分散:積立投資が原則の投資タイミングの分散
資産分散:株式、債券、不動産などのアセットアロケーションの分散
世界各国の株式や債券に分散投資を行うことで、リスクを抑えつつ長期的な資産成長を目指します。
分散投資をしっかり行おうとすると、相応の知識と労力が必要なので、ある程度は勉強が必要です。
お金に興味があって勉強したい人は自分でできちゃうことだけど、お金のはなしをするのがキライな人、疲れてしまう人にとっては、調査や勉強の手間を大幅に削減できます。
全自動でNISAも利用できる
ウェルスナビには、2024年から始まった新NISA制度(少額投資非課税制度)を利用して、税制優遇を受けながら投資をする「おまかせNISA」という仕組みがあります。
おまかせNISA
=申し込みしたら入金するだけでOK
=資産全体で最適なバランス(最適ポートフォリオ)になるよう資産を購入
=リスク許容度ごとに定めた割合で「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を選択
=つみたて投資枠は米国株のみ、成長投資枠では米国株を含む株式・債券・金・不動産に分散して購入
リスク許容度が高いと米国株の割合が多くなっていき、低いと分散性が高くなるしくみなんです。
預かり資産・運用者数国内No.1の実績アリ
ウェルスナビは、その利便性と効率性から多くの利用者に支持されています。
自動資産運用サービスの中では、預かり資産額と運用者数でNO1の実績があります。
引用:ウェルスナビ公式サイト
たしかに投資家でサービス自体を知らない人はいないのでは?と思うぐらい知名度が高いよね。そういう意味ではとても安心感があります。
ウェルスナビが「やめたほうがいい」と言われる理由
預かり資産・運用者数国内No.1の実績があるウェルスナビですが、「やめたほうがいい」という声もよく聞かれます。
ここでは、ウェルスナビをやめたり、やめることを検討する人々が挙げる主な理由を掘り下げてみましょう。
年率1.1%の手数料が割高だから
取り扱い銘柄が少ないから
ポートフォリオの構築が雑だから
提携サービスからは移管しにくいから
最低10万円からとハードルが高いから
短期的には大きな利益がでにくいから
一つずつ見ていきましょう。
年率1.1%の手数料が割高だから
ウェルスナビのサービスを利用すると、自分で投資信託を選んで購入する場合のコストとは別に、年率1.1%(税込)の手数料がかかります。
手数料:預かり資産に対し最大1.1%(税込)
例えば、100万円を預けると、11,000円が引かれます。
うーん…。考え方にもよるけれど…この手数料は、個人的には結構イタイ…
例えば、ウェルスナビの米国株式の投資先ETFとして選ばれている「VTI」を自分で購入した場合とウェルスナビで購入した場合のコストを比較してみましょう。
最低購入価格が32,000円だとすると、以下のとおり。
自分で購入した場合:
32,000円×経費率(年):0.03%×ウェルスナビ手数料:0%=9.6円
ウェルスナビで購入した場合:
32,000円×経費率(年):0.03%×ウェルスナビ手数料:1.1%=361.6円
うーん…。金額で言うと約37倍かぁ…。コストが原因でウェルスナビをやめる人が多い理由がわかるかも…笑
この手数料は、運用資産額に応じて発生します。
特にウェルスナビの場合は長期運用を前提にしているため、1回1回は小さなコストでも積もり積もって大きな額になることは想像に難くありません。
特に、低コストでの運用を重視する投資家にとっては、この手数料率がサービス利用の大きな障壁となっています。
長期の資産運用の場合、手数料を可能な限り低くするのは基本中の基本。そういう意味ではウェルスナビは、自分の時間や情報収集コストと手数料のバランスをしっかり見積もらないといけません。
取り扱い銘柄が少ないから
ウェルスナビは、初心者投資家でもわかりやすいように、7つの資産クラスを自分で選択する方法が採用されています。
投資対象は、以下の7つの資産クラス。
分類 | 資産クラス | 投資先ETF |
---|---|---|
株式 | 米国株 | VTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
株式 | 日欧株 | VEA:バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF |
株式 | 新興国株 | VWO:バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
債券 | 米国債券 | AGG:iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF |
債券 | 物価連動債 | TIP:iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF |
オルタナティブ | 金 | GLD:SPDR ゴールド・シェア |
オルタナティブ | 不動産 | IYR:iシェアーズ 米国不動産 ETF |
そして資産クラスごとに、ウェルスナビが最良と考えるETFを選定し、投資しています。
2024年2月現在では、これらのETFが選択されています。
ウェルスナビは、ETFの選定基準を以下のように設けており、この基準にそって見直しを行っているのだとか。
1:資産クラス電対に連動する
2:資産規模が大きい
3:流動性が高い(取引額が多い)
4:外国投資信託の届出がされている
5:コストが低い
引用:資産クラスごとに最良のETFを選定|ウェルスナビ
うん、とてもわかりやすくて、納得感もありますね。
ちょっと誤解がありそうなのは、「取り扱い銘柄が少ない」という言い回し。
実際の投資先はETF(金融商品取引所に上場している投資信託)なので、ETFに含まれる数千社の企業(銘柄)に投資することになります。
どちらかというと「取り扱い銘柄が少ない」というよりも、「取り扱いメニューが少ない」というのが正しそうかも?
ポートフォリオの構築が雑だから
ウェルスナビのポートフォリオ構築は、限られた7つの資産クラスと個々の個人投資家が選択した方針を基に、AIが自動で行います。
「ポートフォリオの構築が雑」というのは若干乱暴だけど、一部の利用者はこのシンプルさが「雑」だと感じるみたい。
たしかにウェルスナビは初心者投資家をターゲットとしているため、投資をとてもシンプルなフォーマットに落とし込んでいます。
そのため、ちょっと投資を勉強した中級投資家以上がみると、個々のニーズや市場状況に細かく対応することが難しく、違和感を持つケースも多そうです。
より複雑に自分の投資方針を組み込んだり、よりカスタマイズされた資産運用を求める人にとっては、満足のいくサービスとは言えないかもしれません。
提携サービスから登録しにくいから
ウェルスナビは、様々な金融機関やポイントサービスと提携し、提携サービスから登録ができるようになっています。
しかし、これらの登録方法がサービスによって結構違って、手続きが難しいと感じる人も多いみたい。
ウェルスナビを開設した。いくらやっても登録できない!ともやもやしながら何度か見直したら、パスワードに大文字が必要だったんだ。
引用:Xより
ウェルスナビ登録したけど、何故かログイン出来ないという…。何回かパスワード変更とかしたけど、駄目。こういうの、おじさん化だろなぁ。ウェルスは、パスかな…。
引用:Xより
金融機関のネットサービスは、セキュリティ面を強化する必要があるため、手続きが多少複雑になることは否めません。
ウェルスナビもその点は例外とはいかないみたい…。でも個人的にはそんなに難しくなかったので、ネットサービスに慣れている人は大丈夫かもと思うぞ。
最低10万円からとハードルが高いから
ウェルスナビでは、リスク許容度を設定し、最低投資額以上の入金を行うことでサービス利用が開始されます。
この最低投資額は、利用する提携サービスごとに決まっていて、利用するサービスによっては、最低投資額が10万円、または30万円に設定されていることがあります。
最低投資額 | 該当サービス |
---|---|
1万円~ | WealthNavi WealthNavi for 住信SBIネット銀行 WealthNavi for ソニー銀行 WealthNavi for イオン銀行 WealthNavi for 横浜銀行 WealthNavi for auじぶん銀行 WealthNavi for 東京海上日動 WealthNavi for 東京スター銀行 WealthNavi for 三菱UFJ銀行 WealthNavi for AEON CARD WealthNavi for 千葉銀行 WealthNavi for 十六銀行 WealthNavi for オリックス銀行 WealthNavi for 東邦銀行 |
10万円~ | WealthNavi for JAL WealthNavi for TOKYU POINT WealthNavi for ODAKYU |
30万円~ | WealthNavi for ANA |
ほほう…。10万円からとなると…たしかにハードルが高い…。
ウェルスナビを利用しようとする人は、そのほとんどが投資初心者です。
初心者は少額から投資をはじめたい人が多いため、10万円や30万円からの投資はかなり大きなハードルとなることが予想できます。
フィデリティ投信が行った1万人アンケートによると、2023年に一般NISA、つみたてNISA利用者は、10,854人中3,933人で、その年間投資額の平均値は一般NISAが64万6,622円、つみたてNISAが24万8,396円でした。
一般NISAの年間平均投資額:64万6,622円
つみたてNISAの年間平均投資額:24万8,396円
これを月額にするために12で割ると、以下のとおり。
一般NISAの月間平均投資額:5万3,885円
つみたてNISAの月間平均投資額:2万699円
普通は2~5万円/月くらいだとすると、10万円からの投資はハードル高いわ…。
短期的には大きな利益がでにくいから
ウェルスナビの運用実績に関しては、評価が分かれるところです。
一部のユーザーは、期待していたリターンを得られなかったと報告しているものの、自分で運用するほうが運用成績がよいと喜ぶ人も。
円安の影響かロボプロは+になりました。ウェルスナビはやっぱ運用実績悪いですね…
ただロボプロはNISA対応してないので、利益出ても2割税金です…
引用:Xより
ウェルスナビは運用開始から2年経ちます。が今年はマイナスからのスタート🥺
去年は積立額増やしましたがここ1年調子良くないのと、来年から積立NISAの仕組みも変わるので、どうするか考えます……
引用:Xより
3年ほど継続しているウェルスナビというロボアドバイザーは素晴らしい実績を上げてくれてる
もう、自分で株を買うのを辞めて積立NISAとこれだけにしようかと思う
引用:Xより
ウェルスナビの実績が半端ないわ😆😆😆自分の投資戦略のアルゴリズムになってます✨✨✨自分の目標はウェルスナビの実績を上回り億万長者を目指してます💪💪💪
引用:Xより
ウェルスナビの投資方針は、長期投資が基本です。
短期間での大きな利益獲得を目的としておらず、さらに状況に応じた微調整もしにくいことから、相場を見ながら調整したい投資家や短期的なリターンを期待する投資家にとっては、ウェルスナビの運用方針が合わない可能性があります。
投資においては、目的とする投資期間やリスク許容度に応じたサービス選択が重要であり、短期間での高リターンを求める場合、他の投資手段を検討する必要があります。
短期投資家はもちろん、自分で調整する知識がある人にとっては、少しもどかしく感じるかも…。
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ウェルスナビは怪しい?安全性は?
ウェルスナビは、よく「怪しい」とか、「安全性が心配」と言われます。
そもそもAIによって自動化されたサービスへの信頼性が、まだ未知数な時代ではあるので、ウェルスナビにかぎった話じゃなさそう…。
ウェルスナビに関する心配の論点と安全性の根拠も整理してみましょう。
完全放置で利益がでる=怪しいと思われがち?
36.5%は投資初心者!そもそも投資自体を怪しんでいる?
最高経営責任者CEOの出演CMが一時的に流れ過ぎたから?
安全な理由➀ 分別管理の徹底
安全な理由② 投資者保護基金の補償体制
一つずつ見ていきましょう。
完全放置で利益がでる=怪しいと思われがち?
ウェルスナビのようなロボアドバイザーは、AIによる先進的なアルゴリズムを使って、投資家のポートフォリオを自動で管理します。
「完全放置で利益が出る」っていう仕組みを怪しんでいる人が多いみたい。
ロボアドバイザーが運用してくれるウェルスナビは絶好調で、プラス11%で推移中。もはや怪しい金融商品レベルw
引用:Xより
ぶっちゃけ最初の設定さえ済ませれば完全放置で利益がでるなんてオイシイハナシすぎて何だか怪しい。
引用:Xより
たしかに、言葉だけ聞くと「怪しい」と感じるかもしれませんが、実際には長期的な市場の成長に基づいた合理的な投資戦略に基づいています。
AIがもっと一般的になると、怪しいと思う人も減りそうですね…!
36.5%は投資初心者!そもそも投資自体を怪しんでいる?
ウェルスナビの利用者は、その多くが投資初心者です。
そのため、まだ投資に対する一般的な不安や誤解を抱えている場合が多く、ウェルスナビのサービスに関わらず、投資全体への懸念がある場合も多いみたい。
ウェルスナビも解約はしてないものの出金依頼しました。こちらも買い付け金額はここ最近値がついてない111.78買い付けが一回ありました。買い付けのときにスプレッドとってんのかな??こちらも入金がまだで、最終的にプラスかどうかは怪しいです。(笑)
引用:Xより
投資に慣れてくると、適切な知識と戦略を持って、自分の方針にウェルスナビが合うかどうか判断できるようになりそうです。
最高経営責任者CEOの出演CMが一時的に流れ過ぎたから?
ウェルスナビは、一時的にかなりテレビCMを配信していた過去があり、そのCMを見ていた視聴者の中には、「怪しい」と感じた人が多かったようです。
テレビCMは投資に興味がない人も見るツールだから、特に「怪しい」と思われちゃったのかも…残念…
元財務省のウェルスナビ柴山がスゴク怪しい。。💻🕶️🐈
引用:Xより
東大、財務省、AIってウェルスナビは怪しいキーワードのオンパレードやん。
引用:Xより
テレ東の番組はいいけど、CMがしつこすぎるのがむしろ怪しい
引用:Xより
出た!怪しいウェルスナビのCM。
手数料がめちゃくちゃ高いらしい。
引用:Xより
見てるとよく出てくる #ウェルスナビ のCMがうざい。
だいたい、昼間に茶店でフラフラしてて髭もそってないような怪しいオッサンが勧めてくる資産運用の話なんて誰が信用するねん。
引用:Xより
めちゃくちゃに言われちゃってる… 連続で同じCMを流すのはよくないのかも…笑
安全な理由➀ 分別管理の徹底
ウェルスナビは、他の証券会社や金融サービスと同じように法律で義務付けられた安全管理をきちんと行っています。
そのひとつが「分別管理」の徹底です!
引用:分別管理|ウェルスナビ
分別管理とは、金融庁によって定められた金融商品取引業者の義務の一つであり、投資家の資産を保護するために決められたルールのひとつ。
証券会社などの金融商品取引業者等においては、お客様の財産と自己の固有財産を分別して管理することが義務付けられています。
分別管理
=企業の財産と投資家の固有の財産を分けて管理すること
=証券会社などの金融商品取引業者等に義務付けられている
そのため、万が一ウェルスナビが倒産することがあっても、わたしたち投資家の財産は全額守られることが前提になっています。
安全な理由② 投資者保護基金の補償体制
さらに、ウェルスナビは、投資者保護基金の対象でもあります。
万が一、ウェルスナビが分別管理を怠ったり、なにかしらのトラブルがあった場合でも、日本投資者保護基金が投資家一人当たり上限1,000万円まで補償を行います。
万が一のときには、1000万円まで補償を受けることができます。
私たち、日本投資者保護基金(以下「当基金」といいます。)は、万が一、何らかの事情で証券会社が破綻し、分別管理の義務に違反したことによって、お客さまの資産の返還が円滑に行われない場合には、返還できないお客さまの資産について、当基金がお客さま一人当たり上限1,000万円まで補償を行います。
この辺の補償に関しては、ウェルスナビも一般の証券会社と同じレベルになっています。
ウェルスナビに対する安全性の懸念は、サービスの仕組みや背景があまり知られておらず、それに対する誤解がある側面もありそうです。
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わたしがウェルスナビをやめた理由
ウェルスナビは多くの人にとって便利で効率的な資産運用ツールです。
わたしも一部の初心者投資家さんにとって有用だと思ってます。
でも…私は今、ウェルスナビを使っていません。
ここでは、私がウェルスナビを辞めた理由を整理します。
お金の勉強が好きだから
手数料が高く運用益を圧迫しそうだったから
ウェルスナビと同じ運用なら自分でできそうだったから
一つずつ見ていきましょう。
お金の勉強が好きだから
私がウェルスナビを辞めたいちばんシンプルな理由は、お金の勉強が好きだからです。
ウェルスナビって、基本的には自分でお金の勉強をする時間を節約するサービスだと思うんだよね…
お金の勉強をして経験を積みたい私みたいな人にとっては、実は投資の失敗でさえも財産です。
自分で投資戦略を立てて、効果検証する過程が楽しい私にとっては、ウェルスナビの選択肢の少なさは、「おもしろい経験ができなくなる」という機会損失に繋がります。
投資を始めた当初は、ウェルスナビのような自動運用サービスも同時にすすめて二刀流で運用しようと思っていたのですが、その分利用できるお金が少なくなることもあり、ハマる前に辞めてしまいました。
手数料が高く運用益を圧迫しそうだったから
ウェルスナビのサービスを利用する上で、どうしても気になってしまうのが手数料の問題です。
わたしは投資信託を選ぶ時でさえ、手数料が少しでも少ないものを探す傾向にある節約系投資家なので、特に気になっちゃうのかも…笑
もちろんウェルスナビのサービスを運用する上で必要なコストであることは理解していますが、自分のニーズとコストがあまり見合ってないのもたしか。
年率1.1%の手数料が、投資信託やETFの信託報酬や経費率に上乗せされてしまうとなると、やっぱりちょっともったいない気がしてしまうのです。
ウェルスナビと同じ運用なら自分でできそうだったから
ウェルスナビを利用していく中で、提供されるポートフォリオが基本的には公開されているETFによる分散投資であることを理解しました。
ウェルスナビはとてもオープンで良心的なサービスです。ちゃんと投資先もわかるのでぜんぜん怪しくないよね。笑
投資に関する知識が増えるにつれ、とくにAIにお願いしなくても、自分で同じ運用が可能であることがわかってきました。
もちろん全自動化できるメリットはあると思いますが、証券会社で直接買い付けたところでそこまで手間はかかりません。
そうなると、ちょっと手間がかかっても、自分の投資方針により細かくポートフォリオを調整することのできる自己運用の方が、私がやりたい投資のスタイルに合っていると判断しました。
ウェルスナビがおすすめの人
ウェルスナビは、特定のニーズを持つ人々にとって非常に魅力的な投資サービスです。
自動化された資産運用を通じて、多くの人が投資の世界に足を踏み入れることができます。
お金のことを極力考えたくない人
自分で銘柄を選ぶことができない人
20年以上の長期運用しか興味がない人
ここでは、ウェルスナビが特におすすめの人の特徴を詳しく見ていきましょう。
お金のことを極力考えたくない人
ウェルスナビは、投資に関する日々の判断や市場分析から解放されたいと考えている人に最適です。
中にはお金や投資のことを考えるだけで疲れちゃうって人がほんとにいます。
そういう方にとっては、ウェルスナビの自動運用が大きな助けになってくれることでしょう。
自分のリスク許容度をを設定して、お金を入金するだけで勝手に資産運用してくれるウェルスナビは、人間同士で必要なコミュニケーションも要らず、とてもお手軽なのです。
自分で銘柄を選ぶことができない人
結局、長期的に投資を継続するためには多くの知識と経験が必要です。
やっぱり市場に居続けた経験がないと、市場の暴落に耐えられる投資家にはなれません。
さらに銘柄選びに時間を費やし、いつまでたっても決められない(投資をはじめられない)人も意外と多いのが事実です。
ウェルスナビは、どの銘柄に投資すれば良いか判断が難しい人、そのまま長期で投資し続けることが難しい人にとって、理想的なソリューションを提供してくれます。
20年以上の長期運用しか興味がない人
長期的な視点で資産を増やしたいと考えている人にとって、ウェルスナビは非常に有効なツールです。
逆に短期投資に興味がある人は、あまり合わないかもしれません。
長期投資は市場の短期的な変動に左右されにくく、複利効果を最大限に活かすことができますし、AIによる運用とも相性がよいことが知られています。
ウェルスナビに関するよくある質問
最後にウェルスナビに関するよくある質問をまとめました!
ウェルスナビが潰れたらどうなるの?
ウェルスナビの自動積立の解除方法は?
ウェルスナビの解約率は?
ウェルスナビはNISAと併用できる?
一つずつ見ていきましょう。
ウェルスナビが潰れたらどうなるの?
ウェルスナビが万が一経営破綻しても、顧客の資産は分別管理されているため、基本的には安全です。
さらにもしウェルスナビが分別管理を怠っていたとしても、投資者保護基金によって、投資家1人あたり1000万円までは保護されます。
ウェルスナビの自動積立の解除方法は?
ウェルスナビの自動積立を解除するには、ウェルスナビのウェブサイトまたはアプリにログインし、設定メニューから自動積立の設定を変更することで解除できます。
具体的な手順はウェルスナビのお問い合わせページで確認できます。
ウェルスナビのお問い合わせページ
https://www.wealthnavi.com/support/inquirydesk
ウェルスナビの解約率は?
2023年12月期 第3四半期決算説明資料によると、ウェルスナビの平均月次解約率は1%以下です。
運用者数 | 38.3万人 |
預かり資産 | 9,284億円 |
預かり資産の成長率 | +34% |
平均月次解約率 | 1%以下 |
ウェルスナビはNISAと併用できる?
ウェルスナビは、NISA(少額投資非課税制度)口座と連携する「おまかせNISA」というサービスを運用しています。
2024年1月から新しいNISA制度が始まる機会を活かすため、経営リソースを集中させて投下させる意向も発表しています。
2024年1月から新しいNISA制度が始まる機会を活かすため、経営リソースを集中させる
つみたて投資枠・成長投資枠の全体に対応した新サービスの概要発表後、マーケティングを本格化 また、顧客利便性や体験の向上を目指したプロダクト改善も継続
まとめ:利益があってもウェルスナビをやめた理由
ウェルスナビは、初心者投資家にとって、とても有益なサービスです。
それは理解した上で、私自身は以下の理由から、今現在はウェルスナビを利用していません。
お金の勉強が好きだから
手数料が高く運用益を圧迫しそうだったから
ウェルスナビと同じ運用なら自分でできそうだったから
ウェルスナビがおすすめの人は、こんな人です。
お金のことを極力考えたくない人
自分で銘柄を選ぶことができない人
20年以上の長期運用しか興味がない人
もう少し手数料が下がったり、他のメリットを感じたらまた始めるかもしれませんが、いったんは自分の投資家経験をもっとつむために、自分自身で金融商品を選んで買っていく予定です。
みなさんも自分にあった投資方針を整理して、後悔しない運用をしてください。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
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