なりたい人
わたしでもニートになれる?
具体的なニート化計画の参考のため、実践者の話を聞きたい!
ニートというと、働かずに家に引きこもっている若者を想像する人も多いかもしれません。
でも、最近は「中年ニート」「セレブニート」「ネオニート」などの派生語も生まれ、1億円貯めてニートになる(=いわゆるザ・会社員を辞める)ことを目指す人も多くなっています。
この記事を書いている筆者も、そんな「ネオニート」を理想とし、つい先日1億円達成した会社員(女)のひとり。
今回は「ニートになるために1億円を貯めようとしている」人へ、会社員(女)でもできたニートになるための1億円構築法を整理してみたいと思います。
▼本記事の内容
ニートになるために1億円貯める具体的な方法は?
実際に1億円貯めた人のこれからの目標は?
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
ニートを目指して1億円貯めるまでのロードマップと積立プラン
実際にニートを目指して1億円貯めるまでに私がやったことを整理すると、以下のとおり。
自分の価値感を明確にする
生活満足度が減らないものだけ節約する
なるべく早くインデックス投資をはじめる
会社員メリットを生かしたレバレッジ投資に挑戦する
暴落やレンジ相場に慣れる(積立投資は絶対に辞めない)
ニート達成後を想定した趣味や副業をはじめる
私の場合は30歳から45歳の約15年間で1億円を作ってます。今20代のニート志願者なら30代で1億円の資産を作れる可能性は大いにあると思うぞ。
一つずつ見てみましょう。
自分の価値感を明確にする
ニートを目指して1億円貯めたいなら、最初に自分の価値感を明確にする必要があります。
なぜなら価値観が明確でないと、衣食住すべて、毎日、毎時間、人生全体を節約することになってしまうから。
なりふり構わずすべてを節約したら、人生がぜんぜん楽しくありません。
楽しくない15年を続けるのはよっぽどストイックな変人でない限り、不可能です。
実はわたしも最初のころ、1億円を最短距離で作ろうと、とにかく毎日コツコツ節約しました。
でも、1億円達成してみて思うのは、このコツコツ最強説は正しくありません。
数百円の節約のために、大きなストレスを抱えて、その後1週間浪費生活をしてしまったこともあります。意味ないです。
まずは家計簿をつけて、自分のお金の流れをすべて見える化することからはじめましょう。
そしてひとつひとつの出費に対して、満足度を数値化してみます。
例えば、このAとB、どちらが満足度が高いですか?
A:月に1回の外食 6000円×1日=6000円
B:毎日仕事の合間に食べるチョコレート 300円×20日=6000円
人によって答えは違います。
Bは絶対必要!笑 その代わり、Aは1回分減っても全然大丈夫。むしろ外食は人との付き合いで行き過ぎていたので、意味のない外食はかなり減らしました。Aは絶対減らせない人もきっといるよね!
生活満足度が減らないものだけ節約する
ニートを目指して1億円貯めたいなら、自分の生活満足度が減らないものに関しては、とことん節約しました。
逆に生活満足度を下げてしまうものに関しては、絶対に節約しません。
これに関しては、人によって節約しやすいものがかなり違うハズ。
家計簿の項目ごとに自分で整理していくことが必要です。
私の場合は家や洋服に全くこだわりがないので、家賃や洋服代は最小限に抑えています。
その代わり、将来の健康リスクを増やすことや時間が無駄に浪費されてしまうことを異常に嫌うため、カフェ代やサプリ代は一切節約しませんでした。
節約対象 | 非節約対象 |
---|---|
家賃 寝に帰るだけなので別に狭くてもいい 家として最低限の安全が保てればOK | カフェ代 集中して作業できる環境が重要 30分時間があればカフェに入って作業 |
洋服代 服にそんなに興味がないので、 服の制服化を実践 | サプリ代 将来の健康投資は重要 必要ビタミン&ミネラルはとる |
自分の価値感がちゃんと整理できてないと、節約が上手くできないと思うので、まずは価値観の整理をしっかりすることが重要です。
なるべく早くインデックス投資をはじめる
節約を始めるのと同時にすべきなのが、株式投資の中でも「インデックス投資」です。
インデックス投資
=市場全体の値動きに連動する投資信託を長期積立で買い続ける投資法のこと
有名な指数を上げてみると、以下の通りです。
対象エリア | 指数名称 |
---|---|
日本 | 日経平均株価 TOPIX(トピックス) 東証マザーズ指数 |
アメリカ | ダウ平均株価(NYダウ) S&P500指数 NASDAQ(ナスダック) |
イギリス | FTSETM100指数 |
ドイツ | DAX30指数 |
先進国全体(日本を除く) | MSCIコクサイ・インデックス |
新興国全体 | MSCIエマージング・インデックス |
個別株投資や高配当株投資は、勉強が必要だし、理解度が低いと損をしがち。
だから、個人的には最初にやる必要はないと思います。
私は一番最初に個別株投資をして、中でもIPO投資にハマった時期があるんだけど、そんなことをやっている時間があるなら、積立をもっと早く始めればよかったと後悔しました…笑
インデックス投資は、投資期間が長くなればなるほど負けにくくなります。
例えば、アメリカの大型株が対象のS&P500指数が負けたアクティブファンドの割合を出したデータをみてみると、5年間では88.30%ですが、15年間では92.15%に伸びています。
「S&P500」に負けた大型株アクティブファンドの割合
期間 | 負けたアクティブファンドの割合 |
---|---|
5年間 | 88.30% |
10年間 | 84.60% |
15年間 | 92.15% |
投資期間が長ければ長いほど、アクティブファンドに負けにくくなることがわかります。
ニートを目指して1億円貯めたいなら、なるべく早くインデックス投資をはじめるのが何よりも重要です。
ニートを目指してから約2年は個別株やIPO投資をうろちょろしたけど、比較的早くインデックス投資のすごさに気がつけたのが1億円を作ることができた大きな勝因だと思っています。
会社員メリットを生かしたレバレッジ投資に挑戦する
資産を増やすために重要な考え方のひとつが、コアサテライト戦略です。
コアサテライト戦略
=ポートフォリオを守り(コア)7割と攻め(サテライト)3割に分ける運用戦略のこと
前述したインデックス投資がコアだとしたら、サテライトの3割で少しリスクをとった投資をしていくことも検討すると、資産構築のスピードが上がります。
わたしは会社員だったので、会社員しかできない投資方法にも興味があり、不動産投資をはじめることを検討していました。
会社員はローンを組むことができるので、不動産投資ならレバレッジをきかせた投資が可能です。
また、レバレッジの程度も自分で選べるのが不動産投資の良いところ。
わたしはレバレッジをきかせすぎるのは怖かったので、アパート1棟買いなどはせず、マンションのワンルーム投資をはじめています。
当時はまだ「マンション大家さん」とか「サラリーマン大家さん」という言葉はありませんでした。
不動産投資をやっているサラリーマンが今よりも少なかったので、身近に不動産投資の先輩を見つけることができず、自分で不動産屋さんに足を運んだり、いろんな物件を自分の足で見に行って、物件選びに時間をかけました。
無謀なレバレッジをかけるのは個人的にはおすすめしません。でもやっぱりコツコツ節約してインデックス投資をするだけだと資産構築のスピードはなかなか上がらないので、自分のリスク許容度に応じたリスクはとっていくことも検討するのがおすすめです。
暴落やレンジ相場に慣れる(積立投資は絶対に辞めない)
インデックス投資をはじめてから1億円を作るまでに、リーマンショック級の大きな暴落がなかったのは、ただただラッキーでした。
2012年からのアベノミクス相場に乗れたんですよね…!まぁ…これからはどうなるかわからないけど…笑
しかし、よくある暴落やレンジ相場は人並みに経験していて、長かったなと認識しているのは、2018年と2022年です。
2018年の株価上昇が妨げられた理由
・2月に「VIXショック」と呼ばれる大幅な世界同時株安が発生
・米中貿易摩擦に伴う中国景気へ不安などにより株価大幅下落
・米国金利の上昇や利上げペースの早まりにより株価大幅下落
2022年の株価上昇が妨げられた理由
・米国の大幅な利上げ実施の影響で株価大幅下落
・ロシアのウクライナ侵攻による資源価格の高騰&インフレにより株価大幅下落
暴落やレンジ相場はあたりまえにあることです。
むしろ、その時期に継続してきちんとつみたて投資を続けていくことで、購入単価を下げることができ、その後の成長局面で大きく資産を増やすことができます。
2018年と2022年も積み立てを辞めずに、きちんと買い向かっていくことができたのは、1億円をコツコツ作ることができた大きな要因のひとつです。
暴落は当たり前にあることを理解しておくことが大事!そして体が理解するためには、どうしても経験が必要だと思います。最初はドキドキしたけど、最近は下がり続けていてもそんなに気にならなくなってきました。笑
ニート達成後を想定した趣味や副業をはじめる
いくら1億円が手元にあったとしても、ニート達成後に社会的なつながりや信用を失うことが心配な人も多いと思います。
目指すニートの形によりますが、引きこもり系の本格ニートを目指している人は特に心配かも…。
その時のために、ニート達成前からニート達成後を想定した趣味や副業をはじめるのは大事です。
わたしもニート達成後はこんなことがしたい!という目標を立てて、できるところから挑戦中。
このブログを書き始めたのも、達成後にやることを整理する作業の一環でもあります。ニート達成後の活動に関しては、お金は関係なく、自分がやってみたいことにトライしてみるのがおすすめです。
\1億円が気になったら、こちらの記事もおすすめ(*´▽`*)/
参考:そもそもニートとは?
厚生労働省が定めるニートの定義は、以下のとおりです。
ニート(NEET)
=ニートとは15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者
引用:厚生労働省資料より
ニートに年齢制限があるとは…。厚生労働省的には、既婚者もニートから除外するんですね!
SNSで有名な資産38.6億円の「マサニー@資産35億円ニート」さんは、「ニート」を名乗っておりますが、投稿を見ていると34歳よりは年上のようです。
わたしたちが「ニート」という言葉を使う時、厳密に定義が守られているわけではないみたい!
厚生労働省が定めるニートの定義によると、ニート=「非労働力」という認識ですが、この「非労働力」の意味も1つではなく、以下の3種類の意味を含んでいます。
①「求職型」:就業希望を表明しかつ求職活動を行っている者(=失業者)
②「非求職型」:就業希望を表明していながら求職活動は行っていない者
③「非希望型」:就職希望を表明していない者
引用:厚生労働省資料より
求職活動をしてても、してなくても、「ニート」は「ニート」です。笑
専門家の間でも定義が揺れがちな「ニート」ですが、最近ではいろいろな派生語も生まれています。
学生ニート:なにもしていない大学生のこと
社内ニート:社内失業者のこと
高学歴ニート:高学歴だが就労していない人のこと
セレブニート:働かずに生計を立てている人のこと
ネオニート:働かずに生計を立てている人のこと
ヒキニート:自宅にひきこもる就労していない人のこと
中年ニート:厚生労働省の定義「中年無業者(35~44歳)」の別名
このマップを見ていると、目指すべきニート像が見えてきませんか?笑 私は絶対「自由なニートエリア」に行きたいなぁ~。
「ニート」と一言に言っても、いろんな種類があります。大きく分けるとニートの種類は2つ。
➀不自由なニート
②自由なニート
不自由なニートは、経済的に自立していません。
経済的に自立できていないため、生活する上の選択肢になんらかの「制限」があります。
衣→不自由(着られるものを着る)
食→不自由(食べられるものを食べる)
住→不自由(住めるところに住む・移動範囲は狭め)
時間→不自由(だれかORなにかの制限がある)
不自由なニートは、自分が望んでなったケースよりもなにかしらのトラブルが原因でニートになっています。特に多いのは、人間関係のトラブルです。
学校でいじめられた:55.0%
職場での人間関係でトラブルがあった:41.4%
不登校(病気や怪我以外の理由で1ヶ月以上休んだ):35.9%
引きこもり:49.5%
精神科・心療内科で治療を受けた:49.5%
一方、自由なニートは経済的に自立しています。
経済的に自立しているため、生活する上の選択肢に「制限」がありません。
衣→自由(好きなものを着る)
食→自由(好きなものを食べる)
住→自由(好きなところに住む・好きなところに移動する)
時間→自由(24時間すべて好きなように使える)
自由なニートは、人生全ての選択において自由です。
自由な選択ができる理由は、経済的に自立しているからです。さらに言えば、自由なニートがニートになった理由は、自分で選んだからです。
逆に言えば、計画なしでは自由なニートにはなれません。
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まとめ:ニートになるために1億円貯めました!会社員(女)の場合
今回は、ニートになるために1億円貯めたわたしのロードマップを紹介してみました。
自分の価値感を明確にする
生活満足度が減らないものだけ節約する
なるべく早くインデックス投資をはじめる
会社員メリットを生かしたレバレッジ投資に挑戦する
暴落やレンジ相場に慣れる(積立投資は絶対に辞めない)
ニート達成後を想定した趣味や副業をはじめる
コツコツ1億円を作ろうとすると、普通の会社員の場合は10~15年ぐらいかかるのが普通です。
もちろんもっとリスクをとれば早く資産構築ができる可能性もありますが、そこはちょっとギャンブルになってきます。
実際に1億円の資産を作ってみると、「ニートになりたい」という熱い想いはもちろん必要ですが、きちんと計画を立てて、コツコツ積み上げる力も必要です。
私の場合は30歳から45歳の約15年間が必要でしたが、その間にいろいろと失敗もして、回り道もしました。
この記事を読んでいるみなさんなら、もう少し早く1億円の資産を作れる可能性も大いにあると思います。
私が理想とするニートは、1億円だとちょっと足りないことがわかってきたこともあり、わたしはまだまだ資産運用をがんばります。
みなさんも、ぜひ、自分が目標とする「ニート」について考えてみてください。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
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