ネット銀行・ネットバンキングはやめた方がいいですか?
不正が多くて危険と聞いたんだけど…
メリットデメリット&注意点をおしえて!
いつでもどこでも24時間利用可能な、ネット銀行やネットバンキング。
一般社団法人 全国銀行協会の調査によると、インターネットバンキングの利用率は、全体の約6割で、その利便性の高さから利用者が増えています。
でもその一方で、「ネット銀行はやめた方がいい」「ネットバンキングは危険」といった意見も多く、未だに心配する声が多いのが現状です。
そこで今回は、ネット銀行愛用者である筆者が、ネット銀行のメリット・デメリット、利用する場合の注意点やおすすめの人・おすすめしない人まで一気に整理してみました。
▼本記事の内容
ネット銀行・ネットバンキングはやめた方がいいですか?
不正が多くて危険と聞いたんだけど…
メリットデメリット&注意点をおしえて!
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ネット銀行はやめたほうがいいと言われる理由(デメリット)
それでは早速、ネット銀行はやめたほうがいいと言われる理由を整理してみましょう。
実店舗がない(窓口で相談できない)
必ずインターネット接続が必要
IDやパスワードの自己管理が必要
基本的に通帳は発行されない
現金のATM入出金の手数料が高い場合がある
引き落とし・振替口座に指定できない場合がある
システムメンテナンスやネットワーク障害がある
セキュリティやオンライン犯罪への懸念がある
住宅ローン審査は厳しい
海外の常駐者や移住者は利用できない
一つずつ見ていきましょう。
実店舗がない(窓口で相談できない)
ネット銀行の最大の特徴は、実店舗を持たないことです。
そりゃ、「ネット」銀行ですもんね…笑
実店舗がないことで人件費を大きく削減できるため、ネット銀行の手数料はかなり低く抑えられているというメリットがあります。
しかし、その一方で、何かしらのトラブルや急ぎの問い合わせをしたい時に、直接窓口に出向いて相談するという選択肢がとれません。
窓口対応がないことは、一部の人にとってすごく不安や不便を感じる要因の一つになっています。直接担当者と話すと解決する不安って、たしかにありますよね。
・口座に関する複雑な問題を解決したい時(メールやチャットでは説明しにくいこと)
・金融商品の詳細な比較相談をしたい時
・予想しえなかった問題が発生している時
・緊急対応が必要な時
最近では、各ネット銀行のお問い合わせ窓口もかなり発達していて、以前とは比べ物にならないくらい、返信スピードも早くなっています。
また、リアルタイムで相談できるチャットボットなどの新機能が備わっているネット銀行も増えていて、実際はそんなに大きな問題になるケースは多くありません。
しかし、それでも金融に関する深い知識がない方や、対面での説明を受けて納得したい方は不安を感じるケースも多く、人によっては大きなデメリットになる可能性もあります。
必ずインターネット接続が必要
ネット銀行を利用するには、インターネット環境が不可欠です。
これは、銀行のサービスを24時間いつでもどこでも利用できるというメリットにも繋がりますが、一方で、インターネット環境がない場所や、接続が不安定な場合には、銀行取引ができないという問題が生じます。
ネット世代の私にとっては、むしろメリットだけど…お年寄りはやっぱり不便に感じちゃうよね…
また、インターネット上のトラブルが発生している時は、あたりまえですが使えません。
・インターネット環境のトラブルの影響を受ける
・Wi-Fi環境のトラブルの影響を受ける
以前家のWi-Fiが繋げなくなったことがあって、ネット銀行を使った振り込みが間に合わないかもしれない…というようなトラブルになったことがあります。たしかに、焦りました…笑
特に、災害時などでインターネット接続が途絶えた場合、自分の資産にアクセスできなくなるリスクもあります。
また、ネット銀行に限った話ではないですが、セキュリティリスクはゼロになることはありません。
(個人情報の漏洩や不正アクセスの被害に遭う可能性も否定できません)
あたりまえですが、なんらかの災害時やインターネットトラブル時でも大丈夫なように、資産を分けておく、際限の現金を持ち合わせておく、さらにリアルな窓口がある大手メガバンクにもきちんと口座を持っておくなど、銀行の使い方には工夫が必要です。
IDやパスワードの自己管理が必要
ネット銀行の利用において、IDやパスワードの管理は非常に重要です。
これらは、あなたの口座にアクセスするための「鍵」。
厳重に管理する必要があります。
IDやパスワードの管理がニガテなずぼらさんは、要注意!
この自己管理が負担となり、適当になってしまうと、それが思わぬセキュリティトラブルを招く場合も。
例えば、簡単なパスワードを設定したり、同じパスワードを複数のサイトで使用したりすることは、セキュリティの観点から見て極めて危険です。
また、パスワードを忘れた場合の回復プロセスも、時には複雑で時間がかかることがあります。
このような背景から、パスワード管理の徹底は、ネット銀行利用者にとって避けて通れない課題と言えるでしょう。
基本的に通帳は発行されない
多くのネット銀行では、紙の通帳を発行していません。
これは、オンラインでの取引履歴確認が主流となっているためです。
わたしのようにネット銀行の利用に慣れてしまった人間からすると、むしろネットやアプリで入出金履歴がみられるのは便利だけど、通帳で見たほうが安心という方も一定数いらっしゃるみたい…。
このデジタル化は、紙の使用を減らし環境に優しいというメリットがありますが、一方で、紙の通帳を好むユーザーにとっては不便を感じる点かもしれません。
特に、取引の記録を物理的に保持したい高齢者や、デジタル環境に不慣れな方々にとっては、この点がネット銀行の大きなデメリットとなり得ます。
うちの母(70代)は、どうしても通帳がないと不安になると申しております…。たしかにネットに普段から触れ合っていない人がそう思う気持ちもわかります…。
現金のATM入出金の手数料が高い場合がある
ネット銀行は、実店舗を持たないため、自行のATMが存在しないことが多いです。
その結果、他行のATMを利用する際に手数料が発生することがあり、これが比較的高額になるケースも少なくありません。
多くのネット銀行では、大手メガバンクやコンビニエンスストアと提携しています。
例えば楽天銀行では、全国の三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行などのATMから入出金することが可能です。
しかし、出金時の手数料は出金額に関わらず、275円/回。
郵便局内に設置しているゆうちょ銀行のATMは、通常手数料無料のため、楽天銀行ユーザーは毎回余計な手数料がかかることになります。
たまの利用であればたいしたことではないかもしれませんが、特に、頻繁に現金を引き出す必要がある方にとっては、この手数料が大きな負担となることがあります。
ネット銀行でも手数料が無料になるサービスを提供している場合もあるので、利用前には各銀行の条件をよく確認してみてね。
引き落とし・振替口座に指定できない場合がある
ネット銀行を利用する際、一部のサービスや公共料金の支払いで、引き落としや振替口座として指定できない場合があります。
これは、特定の金融機関との契約やシステムの互換性によるもので、ユーザーにとっては大きな不便を感じる要因となり得ます。
例えば、こんな時…
・住宅ローンの返済
・公共料金の自動引き落とし など
ネット銀行の口座で行いたい場合、事前にその取り扱いが可能かどうかを確認する必要があります。
わたしも住宅ローン会社との兼ね合いで、大手のメガバンクしか設定できないことがありました。その辺の不自由は多少あると思っておいた方がよさそう。
このような制限は、日常生活における金融取引の柔軟性を低下させる可能性があります。
システムメンテナンスやネットワーク障害がある
ネット銀行は、そのサービス提供の根幹をインターネットに依存しています。
そのため、システムメンテナンスやネットワーク障害が発生すると、サービスが一時的に利用できなくなることがあります。
振込期限ぎりぎりまで放置しておいて、今日振り込まないと間に合わないって時にネットワーク障害が発生するとピンチ…。ネット銀行は、常に余裕をもって対応しないと大きなトラブルにつながる可能性があります。
ネット銀行を使う時は特に、いくつかの銀行を同時に利用して、一時的なサービス停止時でも対応できるようにするなどの工夫が考えられます。
セキュリティやオンライン犯罪への懸念がある
ネット銀行の利用においては、セキュリティやオンライン犯罪への懸念が常に伴います。
フィッシング詐欺やハッキングなど、オンライン上での犯罪手法は日々進化しており、ユーザー自身が高いセキュリティ意識を持つことが不可欠です。
金融庁によると、2023年のインターネットバンキングに関わる不正送金の被害額は過去最多の被害件数5000件以上となり、その被害額は約80億円に達しています。
引用:フィッシングによるものとみられるインターネットバンキングに係る不正送金被害の急増について(注意喚起) |金融庁
この被害件数の急増が、ネット銀行やインターネットバンキングはやめたほうがいいと言われる大きな理由になっています。
よくあるのは金融機関を装ったフィッシングサイトへの誘導メール。
電子メールやSMSに記載されたリンクはむやみやたらにクリックしないようにしましょう。
わたしはよくわからないメールやSMSのメッセージからは絶対アクセスしないようにしてるよ。
住宅ローン審査は厳しい
ネット銀行での住宅ローン審査は、従来の銀行に比べて厳しい傾向にあると言われることがあります。
ただ…個人的には時期にもよるし、個々の条件にもよるかなと思っています。
大手メガバンクとネット銀行の住宅ローン審査の大きな違いは、対面相談&審査のあるなしです。
大手メガバンクなら対面相談を通じて細かいヒアリングが行われ、総合的に「融資しても大丈夫なのか」を判断されます。
一方、ネット銀行の場合は書類と条件で機械的に融資が決められがちです。特に信用をアピールするすべもないので、厳しく感じる可能性もあるかもしれません。
書類上安定性がわかりにくい自営業、フリーランスなどの方は特に住宅ローン審査が厳しくなりがちです。
住宅ローンを検討する際には、複数の金融機関の条件を比較し、自身の状況に最も適した選択をすることが重要です。
海外の常駐者や移住者は利用できない
海外に常駐する日本人や海外移住者などの「非移住者」は、ネット銀行を解約しなければならない場合があります。
この理由は、一部のネット銀行では、提供するサービスが日本国内に住所を持つ顧客を対象としているため。
ネット銀行で口座を開設する際、住民票を提出します。
これは、そもそも提供するサービスが日本国内に住所を持つ顧客を対象としているためです。
銀行側が顧客の身元を確認するための重要な手段の一つとして住民票が存在し、マネーロンダリング防止などの観点からも必要な措置とされているのだとか。
また、海外からのアクセスに対するセキュリティ上の制約や、外国の法規制との兼ね合いも、海外でのサービス提供が難しい理由の一つとされています。
うーん、厳しい…。グローバル化が進めば変わってくるかな…。
例えば、楽天銀行の場合、以下のような口座取引規定が定められており、海外移住者は口座を持ち続けることができません。
(非居住者による利用)
非居住者は楽天銀行口座を利用できません。また、すでに楽天銀行口座の利用を開始しているお客さまが非居住者になる場合は、事前に当行所定の方法により、当行へ通知のうえ、楽天銀行口座を解約しなければならないものとします。
大手メガバンクの中には、非移住者向けのサービスを別途提供していることもあるので、この点はネット銀行の大きなデメリットです。
銀行 | 銀行非居住者向けのサービス |
---|---|
三菱UFJ銀行 | あり グローバルダイレクト:月額300円 |
三井住友銀行 | あり グローバルダイレクト:月額216円 |
みずほ銀行 | あり 海外勤務者向け日本国内送金可能 |
りそな銀行 | あり 口座解約の必要なし |
プレスティアSMBC信託銀行 | あり 「住所変更届 兼 居住性変更に関する届出書」を提出すれば口座を維持できる |
ゆうちょ銀行 | なし 口座解約必要 |
楽天銀行 | なし 口座解約必要 |
新生銀行 | なし 口座解約必要 |
セブン銀行 | なし 口座解約必要 |
住信SBIネット銀行 | なし 口座解約必要 |
UI銀行 | なし 口座解約必要 |
大手メガバンクでも移住者に制限を設けることがあるものの、ネット銀行ではより条件が厳しくなりがちなので、海外に住む予定がある方でネット銀行を使いたい方は注意が必要です。
ネット銀行は特殊な環境にいる方にとってはデメリットも多いけど、メリットもいっぱいあります。
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ネット銀行のメリット
ネット銀行のメリットは、以下のとおり。
口座開設がかんたん
24時間インターネットで利用可能
利用手数料が安い・無料
普通預金・定期預金の金利が高い
利用頻度などに応じた優遇サービスが充実
全体的にとても利便性が高く、お得という特徴が!
一つずつみてみましょう。
口座開設がかんたん
ネット銀行の最大の魅力の一つは、口座開設の手続きが非常に簡単であることです。
従来の銀行では、口座を開設するためには実店舗を訪れ、長い時間待機した後、多くの書類に記入し、身分証明書の提示が必要でした。
異常なほどの待ち時間があって、疲れちゃった記憶が…。銀行で手続きがある時って、昔はたしか午前休とってたな…笑
しかし、ネット銀行では、インターネットを通じていつでもどこからでも申し込みが可能で、必要な情報を入力し、身分証明書をアップロードするだけで手続きが完了します。
このプロセスの簡便さは、忙しい現代人にとって大きなメリットと言えるでしょう。
24時間インターネットで利用可能
ネット銀行のもう一つの大きな利点は、24時間365日、インターネットがあればいつでもどこでも銀行サービスを利用できることです。
これにより、従来の銀行の営業時間に縛られることなく、夜間や休日でも振込みや残高照会、諸々の手続きを行うことが可能になります。
明日振込しないといけないけど、忙しくて銀行にいけない!と言う時でも、サクッと携帯から振込できるのはすごいことです…!
利用手数料が安い・無料
ネット銀行の大きな魅力の一つに、利用手数料の安さ、あるいは無料である点が挙げられます。
従来の銀行と比較して、ネット銀行は実店舗の運営コストがかかりません。
その分を顧客に還元することができるので、基本的な手数料がかなり抑えられているケースが多いです。
・振込手数料が無料
・口座維持手数料が無料
・他行への振込手数料が低額 など
コストパフォーマンスの高さは、日々の金融取引において大きなメリットとなります。
普通預金・定期預金の金利が高い
ネット銀行は、普通預金や定期預金の金利が従来の銀行に比べて高い傾向にあります。
これも運営コストが削減できてるからだよね。
大手メガバンクとネット銀行の普通預金金利を比較してみると、以下のとおり。
金融庁も計画的な支出管理などの長期のプランニングが、資産形成にとってとても重要だと述べているよ。
銀行 | 普通預金金利 |
---|---|
みずほ銀行 | 0.001% |
楽天銀行 | 0.02% |
みずほ銀行金利 https://www.mizuhobank.co.jp/rate_fee/rate_deposit.html
楽天銀行金利 https://www.rakuten-bank.co.jp/interest/details.html
例えば、100万円を預けると…ネット銀行では大手メガバンクの20倍の金利が付きます。
みずほ銀行 100万円×0.001%=10円
楽天銀行 100万円×0.02%=200円
さらに定期預金金利も比較してみると、以下のとおり。
銀行 | 定期預金金利(1年) |
---|---|
みずほ銀行 | 0.002% |
楽天銀行 | 0.02% |
みずほ銀行金利 https://www.mizuhobank.co.jp/rate_fee/rate_deposit.html
楽天銀行金利 https://www.rakuten-bank.co.jp/interest/details.html
例えば、100万円を預けると…ネット銀行では大手メガバンクの10倍の金利が付きます。
みずほ銀行 100万円×0.002%=20円
楽天銀行 100万円×0.02%=200円
金利の高さはネット銀行の大きなメリットのひとつ。
賢い資産運用を目指すユーザーにとって注目すべき特徴です。
利用頻度などに応じた優遇サービスが充実
ネット銀行では、利用頻度や預金額に応じた優遇サービスが充実しています。
さらに、新規登録キャンペーンや期間限定キャンペーンなども多く、大手メガバンクよりもたくさんのおもしろいサービスが実施されています。
銀行 | 優遇サービス例 |
---|---|
楽天銀行 | ハッピープログラムで手数料無料 楽天銀行同士の振込は何度でも無料 楽天サービスと連携する事でポイントアップ |
UI銀行 | ステージに応じて手数料無料サービスがある 条件なく0.1%の金利が受けられる |
みんなの銀行 | 半年間無料でプレミアム会員になれる 口座開設キャンペーンの実施が多い 10万円以下の個人間送金が無料 |
たかが銀行と侮らず、アクティブにサービスを利用したい顧客にとっては、ネット銀行を利用することでお得になるチャンスが増える可能性があります。
常にお得情報をキャッチアップできる人にとっては、メリットが多いですよね。ネット銀行はとても個性的なので、おすすめできる人とできない人がいます。
ネット銀行をおすすめできない人
ネット銀行をおすすめしずらい人は、こんな人です。
ネット利用に慣れていない人
セキュリティ面の不安がある人
対面でサポートを受けたい人
海外移住の予定がある人
一つずつ見ていきましょう。
ネット利用に慣れていない人
ネット銀行のサービスは全てオンライン上で提供されるため、インターネットの利用に慣れていない方には不便を感じる可能性があります。
特に、オンラインバンキングの操作が複雑に感じられる高齢者や、デジタルデバイスの使用に不安がある方は、従来の窓口サービスや電話サポートが充実した銀行の方が適しているかもしれません。
セキュリティ面の不安がある人
オンライン上での金融取引には、ハッキングやフィッシング詐欺などのセキュリティリスクが伴います。
これらのリスクに対する十分な知識と対策を講じる自信がない方は、ネット銀行の利用を避けた方が良いかもしれません。
金融庁では、オンラインバンキングやネット銀行の安全な利用方法に関する情報を常に提供しています。
これらの情報を自分の力で常にキャッチアップできる人でないと、ネット銀行の利用は難しい可能性があります。
対面でサポートを受けたい人
ネット銀行は対面でのサービス提供が基本的にありません。
そのため、直接銀行員と話をして相談したい、複雑な金融商品について詳しく知りたいというニーズには応えにくいのが実情です。
対面サポートを重視する方には、実店舗を持つ銀行の方が適しています。
海外移住の予定がある人
ネット銀行は日本国内に住所がある人を主な対象としており、海外に移住すると利用できなくなる場合があります。
また、海外からのアクセス制限や、国際取引に関するサポートが限られていることもあります。
今後、長期間の海外滞在や移住を考えている方は、国際的なサービスを提供している大手メガバンクを選択することをおすすめします。
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ネット銀行がおすすめな人
ネット銀行は、その利便性と効率性から多くの人々に選ばれています。
特に以下のようなニーズを持つ人におすすめです。
振込やATM利用回数が決まっている人や少ない人
貯蓄用口座として預金金利が高い口座を探している人
株取引や投資信託の積立など資産運用を行っている人
銀行のグループ企業のサービスを利用する頻度の高い人
一つずつ見ていきましょう。
振込やATM利用回数が決まっている人や少ない人
振込みやATMの利用頻度が低い、または一定のパターンに従っている人は、ネット銀行の低コストサービスを最大限に活用できます。
多くのネット銀行では、月に数回の無料振込みや、提携ATMでの無料引き出し回数を設けているため、これらのサービスを計画的に利用することで、手数料を節約することが可能です。
ネット銀行をメインにするようになってから、手数料は基本無料があたりまえになりました…!
貯蓄用口座として預金金利が高い口座を探している人
ネット銀行の金利は高いことが多く、貯蓄用口座として利便性が高い傾向にあります。
貯蓄を目的としている人にとって、ネット銀行は魅力的な選択肢となります。
特に、長期間にわたって安定して資産を増やしたい人は、ネット銀行の高金利定期預金などを利用することで、より効率的な資産運用が期待できます。
証券会社に資金移動する前の中継先として、ネット銀行はとても使いやすくておすすめです。
株取引や投資信託の積立など資産運用を行っている人
ネット銀行は、オンラインの証券会社との連携がしやすいというメリットがあります。
株式取引や投資信託の積立など、様々な投資商品へのアクセスが容易で、手数料も低めに設定されていることが多いです。
これらのサービスを活用することで、資産運用の幅を広げ、より効果的な投資戦略を立てることができます。
銀行のグループ企業のサービスを利用する頻度の高い人
特定の銀行グループのサービスを頻繁に利用する人は、同グループのネット銀行を利用することで、さらなるメリットを享受できる場合があります。
例えば、楽天証券を使う人は楽天銀行と一緒に使うことで、ポイントが多くもらえるなどの特典が付いたり、は手数料が割引されるなどの優遇が受けられることがあります。
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初心者におすすめのネット銀行
ここからは初心者におすすめのネット銀行を挙げてみましょう。それぞれいろんな特徴があるので、自分にあった銀行を探してみるのもおもしろいよ。
UI銀行
楽天銀行
SBI新生銀行
みんなの銀行
東京スター銀行
一つずつ見ていきましょう。
UI銀行
東京きらぼしフィナンシャルグループ傘下のネット専業銀行「UI(ユーアイ)銀行」は、2022年1月に個人向けサービスを開始しています。
引用:UI銀行
新しいネット銀行ですが、クラウド上のシステムを活用して運営費用を抑え、手厚い預金金利や低い手数料で顧客に還元する予定とのこと。
・預金金利が高め
・お得なキャンペーンが多い(Amazonギフト券の配布など)
・女性にうれしい美容・健康系クーポン配布サービスがある
・きらぼし銀行利用者には優遇サービスがある
普通預金金利の金利が高いのが魅力で、過去にはAmazonギフト券を配布するキャンペーンなどを実施していたこともありました。
なんと、定期預金金利が0.30%!!銀行全体の平均の40倍🤣💓これはすごいよ!
引用:Xより
もちろんキャンペーンの内容は時期によって違うので、都度確認してみる必要がありますが、初心者に有利なキャンペーンを行うことが多い印象があります。
楽天銀行
楽天銀行は、楽天グループの一員として、楽天市場や楽天カードなどとの連携が充実している銀行です。
引用:楽天銀行
・預金金利が高め
・ネット銀行の老舗で安心感がある
・楽天証券とのダブル使いに優遇サービスがある
・楽天経済圏ユーザーには優遇サービスがある
楽天ポイントを活用したお得なサービスが多数あり、ショッピングを頻繁に楽しむユーザーや楽天証券利用ユーザーにとっては特に魅力的な選択肢となるでしょう。
普通預金金利 | 0.04%(通常時) 0.1%(楽天証券との連携時) |
定期預金金利 | 0.02%~0.12% |
振込手数料の無料回数が多いことも、日常的に銀行を利用する人には嬉しいポイントですね。
SBI新生銀行
SBI新生銀行は、2023年1月4日に「新生銀行」から商号変更したばかりの新しい銀行です。
2021年12月にSBIグループの一員となったことで、連携特典も充実しています。
引用:SBI新生銀行
・預金金利が高め
・口座開設などによる現金プレゼントが多い
・SBI証券とのダブル使いに優遇サービスがある
普通預金金利 | 0.001%〜0.002% |
定期預金金利 | 0.001%〜0.002% |
今月もSBI新生銀行のキャッシュプログラムで250円頂きました😋
引用:Xより
キャッシュ還元が多い印象があるなぁ…!ごまかして変なプレゼントとか、ポイントとかをくれるより、現金還元の方が個人的には好感持てる…笑
みんなの銀行
スマホだけで即日口座開設、カード・通帳は使わずに、全機能がスマホだけでできてしまう、新しい銀行です。
引用:みんなの銀行
・スマホで口座開設可能
・デビットカード付帯でタッチ決済可
・他行口座やクレカもまとめてアプリで管理
普通預金金利 | 0.001% |
定期預金金利 | 0.1%〜0.3% |
利用者の声を積極的に取り入れ、使いやすさを追求している新しいタイプのネット銀行です。
銀行+家計簿アプリみたいな感じ?
東京スター銀行
東京スター銀行は、オンラインサービスの利便性と、必要に応じた対面サービスの提供をバランス良く組み合わせている銀行です。
引用:東京スター銀行
特に、個人の資産運用に関する相談や、住宅ローンに関する詳細な説明を受けたい場合に、対面でのサポートを受けることができるため、オンラインだけでは不安と感じる初心者にもおすすめです。
普通預金金利 | 0.001%〜0.100% |
定期預金金利 | 0.002%〜0.25% |
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ネット銀行に関するQ&A
ネット銀行に関するよくある質問をまとめました。
ネット銀行とインターネットバンキングとの違いは?
ネット銀行を使っている人の割合は?
万が一ネット銀行が破綻した場合の補償はある?
一つずつ見ていきましょう。
ネット銀行とインターネットバンキングとの違いは?
ネット銀行とインターネットバンキングの違いは、以下のとおりです。
ネット銀行=実店舗を持たず、すべての銀行業務をインターネットを通じて提供する銀行のこと
インターネットバンキング=従来の銀行が提供するオンラインサービス
つまり、ネット銀行は銀行そのもの、インターネットバンキングはサービスの提供方法を指す言葉です。
ネット銀行を使っている人の割合は?
マイボスコムが2023年1月に行った調査によると、インターネットバンキングを利用している人の割合は、約7割です。
特に楽天銀行の利用率が高く(49.5%)、ゆうちょ銀行、住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行の利用が約20%台で続きます。
各ネット銀行の満足度調査では、「満足」「やや満足」を合わせた満足している人の比率は、ソニー銀行利用者で9割強、住信SBIネット銀行利用者で9割弱と、大変高くなっています。
引用:インターネットバンキングの利用 に関するアンケート調査|マイボスコム
万が一ネット銀行が破綻した場合の補償はある?
ネット銀行も従来の銀行と同様に、万が一破綻した場合の預金保険制度の対象です。
預金保険制度
=預金者の預金を一定額まで保護する制度
=1金融機関につき1,000万円(利息を含む)まで
ネット銀行が破綻した場合でも、預金者は従来の銀行と同じ制度で保護されます。
ネット銀行だからと言って、破綻の際に損をするようなことはなさそうです。
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まとめ:ネット銀行はやめた方がいい?危険?メリット・デメリット
ネット銀行は、その利便性の高さからとても高く評価されています。
その一方で、セキュリティ面の懸念があり、自分にとってなにがメリットで、なにがデメリットなのか、理解した上で選ぶ必要がありそうです。
【メリット】
手数料の低さ: 実店舗を持たない分、運営コストが低く、低手数料でサービスが提供可能
利便性: 24時間365日、どこからでもアクセス可能で、時間や場所に縛られない
オンラインで完結: 口座開設から日常の取引まで、オンライン上で手続きが完結
【デメリット】
セキュリティリスク: セキュリティ対策が不十分な場合、サイバー攻撃のリスクあり
対面サービスの不在: 対面での相談やサポートが受けられない
インターネット環境が必須: 技術的なトラブルが発生した場合に対応が遅れる可能性あり
ネット銀行の弱みでもあるセキュリティ面の強化については、個々が対策を講じることで、防ぐことができる問題もたくさんあります。
・定期的なパスワードの変更
・二段階認証の利用
・預金保険制度の適用範囲など
初めてネット銀行を利用する場合は、サービス内容や利用規約をよく理解した上で利用を開始することが大切です。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
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