
資産運用を始めたいのだけど、運用するお金がありません。そもそも一人暮らしだし、年間100万円を貯金することもできません。まず何から始めたらいいの?!
今回は、こんな疑問にお答えします。
▼本記事の内容
・年間100万円貯金がひとり暮らしでも難しくない理由
・わたしが純資産100万円に到達するまでにやった貯蓄術4選
お金が貯まる人と貯まらない人の違いはとてもシンプルです。
「本気でお金と向き合う気持ち」があるか、それともないか。

いやいや本気ですよ。まじで。こちとら一人暮らしで、明日のごはんも厳しいのよ。カップラーメンしか買えないのよ。(´;ω;`)
わかります。わたしもそうでした。
でも、明日のごはんにフォーカスしすぎてしまうと、残念ながらなかなか「本気でお金と向き合う気持ち」になれないのが人間というもの。
貯蓄5000万円を達成したわたしが、最初の「年間100万円貯金」のために何が大事だったのか思い返すと、大事なのは2つだけ。
想像力と仕組み化です。
今回は、年間100万円貯金が一人暮らしでも難しくない理由をきちんと数字を使って説明しながら、わたしが純資産100万円に到達するまでにやった貯蓄術をご紹介したいと思います。
\この記事は「資産5000万円の作り方シリーズ」のSTEP1の内容です(*´▽`*)/

年間100万円貯金が一人暮らしでも難しくない理由
まずは、年間100万円貯金がひとり暮らしでも難しくない理由を、きちんと数字を追いながら確認していきましょう。

「年間100万円貯金は一人暮らしだとできない」って思いこんじゃうと、絶対できないから、思い込みは禁止ね!笑
一人暮らしの生活費の平均は?
総務省統計局の「全国単身世帯収支実態調査 家計収支に関する結果(単純平均値)」のデータによると、一人暮らしの1か月の平均生活費は162,662円です。
男性は162,662円、女性は160,376円で、約16万円程度だと考えてよさそうです。
一人暮らしの1か月の生活費(男女)
食料費 | 36,819円 |
住居費 | 35,157円 |
光熱・水道費 | 9,041円 |
家具・家事用品費 | 3,941円 |
被服及び履物費 | 5,909円 |
保健医療費 | 5,496円 |
交通・通信費 | 23,930円 |
教育費 | 115円 |
教養娯楽費 | 19,196円 |
その他の消費支出(理美容・交際費) | 23,058円 |
生活費合計 | 162,662円 |
https://www.stat.go.jp/data/tanshin/2019/sankohyo.html
一人暮らしの1か月の生活費(男性のみ)
食料費 | 41,498円 |
住居費 | 34,830円 |
光熱・水道費 | 9,142円 |
家具・家事用品費 | 3,568円 |
被服及び履物費 | 4,572円 |
保健医療費 | 4,650円 |
交通・通信費 | 25,384円 |
教育費 | 0円 |
教養娯楽費 | 19,508円 |
その他の消費支出(理美容・交際費) | 21,446円 |
生活費合計 | 164,597円 |
https://www.stat.go.jp/data/tanshin/2019/sankohyo.html
一人暮らしの1か月の生活費(女性のみ)
食料費 | 31,292円 |
住居費 | 35,542円 |
光熱・水道費 | 8,922円 |
家具・家事用品費 | 4,380円 |
被服及び履物費 | 7,489円 |
保健医療費 | 6,497円 |
交通・通信費 | 22,213円 |
教育費 | 250円 |
教養娯楽費 | 18,828円 |
その他の消費支出(理美容・交際費) | 24,963円 |
生活費合計 | 160,376円 |
https://www.stat.go.jp/data/tanshin/2019/sankohyo.html

確かにわたしもそのくらいかも…?東京住みなので家賃はもっと高いけど、その代わりほかがちょっとずつ少ないかもです。みなさんはどうですか?
一人暮らしの月収と手取り金額の平均は?
総務省統計局の「全国単身世帯収支実態調査 所得に関する結果(単純平均値)」のデータによると、一人暮らしの年間手取り収入は375.3万円です。
男性は419.4万円、女性は322.7万円で、約100万円も差があるんですね…。
一人暮らしの年間手取り収入(男女)
年間収入(手取り) | 375.3万円 |
所得に課される税・社会保険料 | 76.9万円 |
https://www.stat.go.jp/data/tanshin/2019/sankohyo.html
一人暮らしの年間手取り収入(男性のみ)
年間収入(手取り) | 419.4万円 |
所得に課される税・社会保険料 | 89.8万円 |
https://www.stat.go.jp/data/tanshin/2019/sankohyo.html
一人暮らしの年間手取り収入(女性のみ)
年間収入(手取り) | 322.7万円 |
所得に課される税・社会保険料 | 61.4万円 |
https://www.stat.go.jp/data/tanshin/2019/sankohyo.html

生活費がほぼ同じことを考えると女性はやっぱり貯金するのは不利だなぁ…。(´;ω;`) とはいえ、まだあきらめないでね。月額にしてみましょう。
理論上は年間100万円貯金は余裕!(計算式付き)
年間手取り金額を12で割って1か月分にすると…男性の場合は35万円、女性の場合は27万円程度となりました。
男女:375.3万円÷12か月=約31万円
男性のみ:419.4万円÷12か月=約35万円
女性のみ:322.7万円÷12か月=約27万円

ん?生活費は16万だから…案外貯金できますよね!
貯金可能な額も出してみましょう。
男性のみ:約35万円-約16万円=約19万円
女性のみ:約27万円-約16万円=約11万円
なんと、男性の場合は約19万円/月、女性の場合は約11万円/月が貯金できることがわかりました。
このペースで貯金できるとすると、年間貯金額は以下の通りです。
約19万円×12か月=約228万円/年
約11万円×12か月=約132万円/年

年収300万円の女性でも年間100万円貯金は問題なさそうです。よかった~!臨時出費分の32万円/年も確保できました。男性の場合は…うらやましいけど、100万円とは言わず、200万円の貯金が目指せます。笑
そうなんです。ちゃんと数字で確認すれば、年間100万円貯金は難しくないことが分かります。
ではなぜ、年間100万円貯金が難しく感じる方が多いのでしょうか?
わたしたちは実際どのくらいの貯蓄をしているのか、貯蓄率からみてみましょう。
年間100万円貯金シミュレーション!実際の貯金額平均はいくら?
実際にわたしたちはどのくらい貯蓄をしているのか、実際のデータ(貯蓄率)を元に計算してみましょう。
実際にどのくらい貯蓄しているのか?(貯蓄率の平均)
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」によると、一人暮らしの貯蓄率の割合は以下の通りです。
年代別の一人暮らしの貯蓄率
20歳代:18%
30歳代:16%
40歳代:13%
50歳代:12%
60歳代:8%
引用:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2020/20bunruit001.html
年収別の一人暮らしの貯蓄率
収入はない:5%
300万円未満:10%
300~500万円未満:16%
500~750万円未満:19%
750~1,000万円未満:22%
1,000~1,200万円未満:36%
1,200万円以上:18%
引用:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2020/20bunruit001.html

これを見ると…若い時に貯蓄できない人は、歳をとればとるほどもっと貯蓄できなくなっていく可能性がありそうです。若いうちに貯蓄・貯金のクセをつけておかないと大変だぁ…。
現実は年間100万円貯金ができていない人が多い!(計算式付き)
先ほどの平均年収375.3万円の場合、貯蓄率は16%です。
さっきの平均年収に16%をかけて、実際に貯蓄している金額を出してみると…
男女:375.3万円×16%=約60万円
男性のみ:419.4万円×16%=約67万円
女性のみ:322.7万円×16%=約52万円
なんと、年間100万円貯金が急に遠のいてしまいました。
女性の場合は、年間100万円貯金は程遠く、なんと半額しか貯金できていません。なぜ実際は余裕があるにも関わらず、わたしたちは貯金できないのでしょうか?
その理由は、やっぱりお金があると使ってしまうから…です。

そりゃそうよね。あれば使ってしまうのは人間の真理…笑
お金が貯まる人と貯まらない人の違いはとてもシンプルだと最初に言いました。
「本気でお金と向き合う気持ち」があるか、それともないか。
年間100万円貯金を達成するためには、この「本気でお金と向き合う気持ち」を常に忘れないように、貯金するための「想像力」を育てつつ、「仕組み化」していくことがポイントです
ここからは、わたしが純資産100万円に到達するまでに実際に行った「想像力」と「仕組み化」をご紹介しましょう!
わたしが純資産100万円に到達するまでにやったこと4選
わたしが「30歳資産ゼロ」から純資産100万円になるまでにやったことは以下の通りです。
貯蓄術① やることリスト・やらないことリストを整理する
貯蓄術② 正確な貯金計画を立てる
貯蓄術③ 貯金を仕組み化する
貯蓄術④ 固定費を見直す
ひとつずつ説明していきましょう。
貯蓄術① やることリスト・やらないことリストを整理する
わたしが純資産100万円に到達するまでにやった貯蓄術の1つ目は、「やることリスト・やらないことリストを整理する」です。
具体的に言うと、自分がこれからの人生で「やりたいこと」と「やりたくないこと」をきちんと時間をとって考えるのです。

なにそれ?年間100万円貯金と関係ないじゃん!
いやいや、年間100万円貯金と深い関係があります。
貯金のモチベーションは、「そのお金が貯蓄できることで、どれだけ人生でできることが増えるか?」です。
実際にどんなことができるようになるかを考え、可視化することで、貯金のモチベーションがアップします。
将来やりたいことがわからない→貯蓄の必然性がわからない→貯蓄できない
将来やりたいことがわかる→貯蓄の必然性がわかる→貯蓄できる
わたしが具体的にやったことは以下の通りです。
1:Excelで「やりたいことリスト」を作り、やるためにかかるお金(費用)を調べて記載していく
2:Excelで「やらないことリスト」を作り、やらないことで削減できるお金(費用)を調べて記載していく

わたしの場合は、「やりたいことリスト」を考えていると同時に「やらないこと」が頭に浮かぶことが多いので、一緒に書き留めていました。貯蓄しないまま時間が過ぎてしまうとどうなるかというデメリットが浮かぶ方はデメリットも書き留めておくことをおすすめします。将来の不安の可視化がやる気につながる方もいますよね(´▽`)
やるためにかかるお金(費用)とやらないことで削減できるお金(費用)は、具体的になればなるほどイメージしやすくなるので、調べることをおすすめしますが、明確にわからない場合はざっくりでも構いません。
貯蓄術② 正確な貯金計画を立てる
わたしが純資産100万円に到達するまでにやった貯蓄術の2つ目は、「正確な貯金計画を立てる」です。
なんとなく「節約しよう!」と思っているだけだと、永遠に貯金はできません。
きちんと金額を計算して、いつも見えるところに書いておきます。スマホのメモでもよいですし、紙に書いて自分の部屋の壁に書いても構いません。
目標:年間100万円貯金する
①毎月5万円貯金する (5万円×12か月=60万円)
②ボーナスの時期は追加で20万円貯金する (20万円×2か月=40万円)

途中で貯金できなくなってしまう人は、お金にニガテ意識があるのかもしれません。わたしも実はもともとお金のことを考えるのはニガテでした…笑 お金については、意識して勉強をすると苦手意識がなくなります。無料セミナーや本など、身近なところからでいいので、いろんな情報を得てお金のはなしに慣れるのがおすすめだよ~。
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貯蓄術③ 貯金を仕組み化する
わたしが純資産100万円に到達するまでにやった貯蓄術の3つ目は、「貯金を仕組み化する」です。
貯金計画を立てたら、それを必ず実行する仕組みを作るところまでやってしまいましょう。
人間の手が加わらないと達成できないことは、早かれ遅かれ挫折します。

あと完璧主義者な人は注意が必要!仕組み化に凝りすぎて、守れないルールがたくさんできないようにしてね。私は家計簿も反対派です。経験上、家計簿をつけなくてもちゃんと管理できるレベルまでかんたんなルールにするほうがお金は貯まります。笑
やることは、シンプルです。
①口座を役割ごとにわける
②なによりも貯金を優先して自動引き落としする(先取り貯金する)
\おすすめの口座の分け方は、この記事をご参照ください(*´▽`*)/
【合わせて読みたい】
失敗しない貯金の仕方!5000万円貯めたわたしの口座の分け方と具体的な3つの手順
お給料が入ってすぐ自動引き落としして貯金できるようにあらかじめ設定しておきましょう。

口座の分け方はなるべくシンプルにしてください。実は私役割別に分けすぎて6個ぐらいに分けていたことがあるけど、結局よくわからなくなって、今は3個にしています。ちょうどいいです。笑 …てか、さすがに分けすぎだったよ…(*´▽`*)
口座分け+自動引き落としに慣れてきたら、普段のお買い物など、出金するイベントにルールを加えて、無駄づかいを減らすのもありかもしれません。
例えば、買い物をする「お買い物デー」を月・水・金だけと決めて、他の日は買い物に出ない=家にあるもので済ませるようにすると、ムダな出費が減ります。

意外と冷蔵庫の残り物で、ちゃんとごはん食べられるもんですよ。笑
貯蓄術④ 固定費を見直す
わたしが純資産100万円に到達するまでにやった貯蓄術の4つ目は、「貯金を仕組み化する」です。
自分の固定費を一度洗い出して、すべて最適化させました。
【代表的な固定費】
住居費(家賃、住宅ローン)
水道光熱費(電気、ガス、水道)
通信費(インターネット、電話、携帯)
生命保険(死亡保険、医療保険、積立保険)
自動車関係費(駐車場、保険、税金)
サブスクリプション(動画配信サービス、スマホアプリ、オンラインサロン)
習いごと(スポーツジム、ヨガ、英会話)
ただ、固定費の見直しで問題なのが、意外と自分で気がつかないものが多いことです。
もちろん単純なサブスクリプション、習いごとなどの必要性は自分で確認できますが、専門知識が必要な税金・保険・住宅ローン、そして比較が必要な電気代・ガス代・インターネット代…これらは自分では最適化されていると思っても、知らぬ間に高い料金を払っている可能性があります。
一度きちんとファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです。

今は無料でファイナンシャルプランをきちんとたてて提案してくれるサービスをしているところも多いのでおすすめです。できれば1社だけじゃなくて、複数人からアドバイスを受けると、これだけは変えたほうがいいなっていう変更必須点が見えてきますよ。私は大体1時期に3~4人に聞いて共通している点を調整するようにしていました。
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まとめ ~年間100万円貯金は一人暮らしでもできる!~
年間100万円貯金は、一人暮らしの方でも全く難しくありません。
日本の平均値で見てみると、わたしたちの生活費は平均16万円/月程度かかっていて、手取り年収は約31万円/月です。
男性なら約19万円、女性なら約11万円の貯金ができ、
男性のみ:約35万円-約16万円=約19万円
女性のみ:約27万円-約16万円=約11万円
このペースで貯金できるとすると、年間貯金額は男性なら約228万円/年、女性なら約132万円/年です。
約19万円×12か月=約228万円/年
約11万円×12か月=約132万円/年
年間100万円貯金は難しくないのです。
しかし、日本人の平均貯蓄率は16%しかなく、貯蓄できている金額は貯蓄できているハズの理論上の金額の半分にも満たないのが現状です。
男女:375.3万円×16%=約60万円
男性のみ:419.4万円×16%=約67万円
女性のみ:322.7万円×16%=約52万円
貯蓄したいと思いながらもなかなかお金が貯まらないのは、貯蓄のメリット・デメリットが具体的に想像できていないこと、そして、できていたとしても計算を怠っていることで、仕組み化・自動化ができていないことが挙げられます。
実際に5000万円貯めることができたわたしが、「30歳資産ゼロ」から純資産100万円になるまでにやったことは以下の4つです。
貯蓄術① やることリスト・やらないことリストを整理する
貯蓄術② 正確な貯金計画を立てる
貯蓄術③ 貯金を仕組み化する
貯蓄術④ 固定費を見直す
参考にしてみてね。
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\この記事は「資産5000万円の作り方シリーズ」のSTEP1の内容です(*´▽`*)/
