貯金500万の壁がなかなか超えられない…
貯金500万以上の人は全体の何割なの?
貯金500万の壁を超えるには何年かかるの?
この記事はそんな方に向けて書いています。
▼本記事の内容
貯金500万の壁がなかなか超えられない…
貯金500万以上の人は全体の何割なの?
貯金500万の壁を超えるには何年かかるの?
貯金500万は、資産運用を始めるために超えなくてはいけない最初の壁。
あまりに険しい壁なので、もう自分には無理なのではと諦めている人も多そうです。
実際に私も、100万円、200万円、300万円までは目をつぶってても貯金できたのに、なぜか500万円付近でなかなか超えられなくて焦った記憶があります。
でも、大丈夫。
コツとやり方さえわかれば、給与の低い20代でもこれまでお金の勉強をしてこなかった30~40代でも簡単に超えられます。
今回は貯金500万円の壁が実際にどれくらい高いのか整理し、私の経験を元に最短で貯金500万円を達成する方法を整理してみました。
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貯金500万円は多いのか?(年代別・年収別・世帯別)
「貯金500万円」って一般的に見て多い?もしかして無理な目標を立ててるのかな…
いやいや、無理な目標って思ったら無理になっちゃうから、思っちゃだめ。笑 これから資産運用をしたいという目標があるなら、500万円はスタート地点。ぜんぜん高くないよ。
でも、目標がないなら、貯金500万円は相当に多い金額です。
年代別にみた貯金500万円の割合
金融広報中央委員会の金融資産の状況調査によると、30代独身で貯金500万円の壁を突破している割合は約25%で、だいたい4人に1人であることがわかります。
40代になるとこの割合は約30%になり、50代になると約40%、60代になってやっと半数の50%になることがわかります。
【単身世帯(独身)の場合】
年代 | 500万円未満 | 500~700万円未満 | 700万円以上 |
---|---|---|---|
20代 | 87.2% | 3.2% | 5.5% |
30代 | 74.1% | 5.6% | 17.9% |
40代 | 66.9% | 4.7% | 25.3% |
50代 | 60.9% | 6.2% | 31.3% |
60代 | 49.1% | 5.6% | 42.4% |
70代 | 41.1% | 6.2% | 51.2% |
【2人以上世帯の場合】
年代 | 500万円未満 | 500~700万円未満 | 700万円以上 |
---|---|---|---|
20代 | 83.6% | 6.5% | 6.5% |
30代 | 62.3% | 9.4% | 24.2% |
40代 | 56.4% | 9.2% | 30.6% |
50代 | 50.5% | 6.4% | 39.5% |
60代 | 39.5% | 5.9% | 52.1% |
70代 | 36.2% | 5.4% | 55.9% |
2人以上世帯のほうが、多少貯金500万円の壁を越えやすいみたい!ただ、使うお金も2人分と多くなるから家計の余裕度はそんなに変わらなそうです。
年収別にみた貯金500万円の割合
金融広報中央委員会の金融資産の状況調査によると、収入300万円未満の独身が貯金500万円の壁を突破している割合は約30%で、だいたい3人に1人であることがわかります。
年収500万円を超えると約55%が貯金500万円以上になるので、年収が500万円を超えれば、そんなに難しくない貯金額になることがわかります。
【単身世帯(独身)の場合】
年代 | 500万円未満 | 500~700万円未満 | 700万円以上 |
---|---|---|---|
収入なし | 84.3% | 1.9% | 9.4% |
300万円未満 | 68.1% | 5.4% | 24.5% |
~500万円未満 | 59.8% | 5.8% | 31.2% |
~750万円未満 | 39.0% | 5.5% | 50.5% |
~1,000万円未満 | 15.7% | 2.0% | 82.4% |
~1,200万円未満 | 30.8% | 15.4% | 53.9% |
1,200万円以上 | 35.0% | 0.0% | 65.0% |
【2人以上世帯の場合】
年代 | 500万円未満 | 500~700万円未満 | 700万円以上 |
---|---|---|---|
収入なし | 74.1% | 0.6% | 6.8% |
300万円未満 | 66.0% | 6.1% | 25.1% |
~500万円未満 | 55.7% | 6.8% | 34.9% |
~750万円未満 | 43.8% | 9.2% | 44.3% |
~1,000万円未満 | 39.2% | 8.3% | 49.7% |
~1,200万円未満 | 32.4% | 4.8% | 60.0% |
1,200万円以上 | 21.8% | 5.0% | 70.9% |
逆に言うと年収が1200万円以上でも貯金が500万円未満の人がいるのがちょっとびっくりではあります…。貯金額に収入は関係ないことがわかるよね。
貯金500万円の内訳
貯金500万円の内訳って、全部現金なのかな…500万円でもみんな投資とか保険などの金融商品って買ってるのかな…
金融資産の内訳は、個人差があり、平均データは大きな意味を持ちません。
ただ参考までに、平均額を見てみると、独身の場合は500万円のうち、現金が約200万円に収まっていて、株式や生命保険なども購入していることがわかります。
実はわたしは貯金500万円未満のうちから、不動産投資をしていたので、不動産も持っていました。私みたいなケースはかなり珍しいと思うけど…人によって内訳は大きく違う良い例ですね。笑
単身世帯の場合
金融広報中央委員会の種類別金融商品保有額の構成比から、単身世帯の保有商品の割合を出してみると、以下のとおり
金融商品の種類 | 単身世帯 |
---|---|
預貯金 | 208万円 |
金銭信託 | 4万円 |
生命保険 | 51万円 |
損害保険 | 6万円 |
個人年金保険 | 32万円 |
債券 | 21万円 |
株式 | 105万円 |
投資信託 | 62万円 |
財形貯蓄 | 4万円 |
その他金融商品 | 8万円 |
合計 | 500万円 |
現金(預貯金)が多いのは日本人の大きな特徴です。
ウェルスナビがOECD「Household financial assets」のデータをまとめたグラフによると、アメリカの預貯金は約10%で日本の50%と比較すると、かなり少ないことがわかります。
引用:日本の家計金融資産は「預貯金」が多く、米国は「株式・債券等」が多い|ウェルスナビ
参考:OECD「Household financial assets」
日本人は現金が好きだと言われるけど、本当にそうだなと思いますね。
2人以上世帯の場合
2人以上世帯のデータを見ても、割合はほぼ変わりません。
金融商品の種類 | 2人以上世帯 |
---|---|
預貯金 | 214万円 |
金銭信託 | 5万円 |
生命保険 | 62万円 |
損害保険 | 10万円 |
個人年金保険 | 27万円 |
債券 | 22万円 |
株式 | 95万円 |
投資信託 | 45万円 |
財形貯蓄 | 9万円 |
その他金融商品 | 10万円 |
合計 | 500万円 |
貯金500万円の壁は、年収が500万円未満の人にとっては、そこそこ難しいことがわかりました。
さらに言えば、50代以上にとっては大きな貯金額ではありません。
しかし、40代以下にとっては、全員が必ず貯められるかと言えばそうではなく、ある程度のコツが必要なこともわかります。
私は30歳で1回一文無しになって、焦って貯金を始め、30代前半に貯金500万円を達成しています。
\資産1000万円にチャレンジしたい人には、この記事もおすすめ(*´▽`*)/
貯金500万円貯めるには何年かかる?
貯金500万円という目標が多いわけではないことはわかったけど、貯金500万円貯めるには普通、何年かかるの?
貯金500万円はあくまで毎月の貯金額の積み重ねでしかないので、毎月いくら貯金するかによって、達成時間が変わってくるよ。実際にSBI証券の「積立シミュレーション」を使って、シミュレーションしてみましょう。
利回り0%の現金の場合
利回り0%の現金で持ち続けた場合のシミュレーションは、以下のとおり。
毎月積立額 | 500万円達成まで |
---|---|
貯金額1万円/月 | 41年8ヶ月 |
貯金額5万円/月 | 8年4ヶ月 |
貯金額10万円/月 | 4年2ヶ月 |
貯金額15万円/月 | 2年10か月 |
貯金額20万円/月 | 2年1か月 |
毎月10万円の貯金ができれば、4年で達成できる貯金額です。これぐらいなら頑張れる?
利回り4%の金融商品の場合
利回り4%の金融商品(投資信託や株式など)で持ち続けた場合のシミュレーションは、以下のとおり。
毎月積立額 | 500万円達成まで |
---|---|
貯金額1万円/月 | 24年8ヶ月 |
貯金額5万円/月 | 7年3ヶ月 |
貯金額10万円/月 | 3年11ヶ月 |
貯金額15万円/月 | 2年8か月 |
貯金額20万円/月 | 2年 |
現金で持つよりも3か月短縮できます。びっくりなのは貯金1万円/月の場合、17年も短縮できてしまうこと。長期であればあるほど利回りの恩恵を受けることができます。
利回り8%の金融商品の場合
利回り8%の金融商品(投資信託や株式など)で持ち続けた場合のシミュレーションは、以下のとおり。
毎月積立額 | 500万円達成まで |
---|---|
貯金額1万円/月 | 18年6ヶ月 |
貯金額5万円/月 | 6年5ヶ月 |
貯金額10万円/月 | 3年8ヶ月 |
貯金額15万円/月 | 2年7か月 |
貯金額20万円/月 | 2年 |
短期で20万円貯金できるなら、利回り効果は薄いけど、貯金額が小さくなればなるほど現金ではなく株式で持つ方が有利に増やせます。
体験談:私が貯金500万の壁を越えるまでにかかった期間
私が貯金500万円の壁を超えるまでにかかった時間は、約3年弱です。
貯金500万円の壁を超えるまでにかかった時間:約3年弱
毎月大体10~15万円ほどの貯金をしていました。
もちろん節約もしていたけど、節約だけでどうにか貯金できるのは大体300万円ぐらいまで。
貯金500万円の壁を越えたければ、単発で節約するというよりは家計管理の基盤をきちんと固め、考え方を変える必要があることを実感しています。
では、実際の経験を元に500万円貯金するためのコツを整理してみます。
\貯金100万円を作るための詳細は以下の記事をご覧ください(*´▽`*)/
【合わせて読みたい】
年間100万円貯金は一人暮らしでもできる!5000万円貯めたわたしの貯蓄術4選
500万円貯金するためのコツ
500万円貯金するためのコツは、以下のとおり。
貯金500万円の壁は高いと思わない
貯金の目的を明確にする
家計の収支を正確に把握する
浪費・消費・投資を分けて考える
固定費を削減する
口座の分け方を整理する
先取り貯金を自動化する
稼ぐ力をつけるための種まきを始める(副業・転職)
一つずつ見てみましょう。
貯金500万円の壁は高いと思わない
貯金500万円を達成するためにいちばん大事なことは、貯金500万円の壁を高いと思わないことです。
「貯金500万円を達成するのは難しい」って思い込んでいると、壁は超えられません。意外と貯金できない人って、自分に暗示をかけている人が多い気がする…。笑
貯金500万円は、時間を味方につければ誰でも50代で達成できる金額です。不可能な額ではありません。
これを少し早めるためには、ちょっとした工夫が必要。
別に無謀な節約をする必要はなく、お金が貯まる仕組みを作るだけです。
仕組みづくりが必要なのは、貯金500万円から。
500万円以下はなんとなく節約していれば貯まるため、家計管理や資産運用をしくみ化する意識がないと、貯金500万円を達成することが急に難しく感じます。
でも大丈夫!貯金のしくみづくりはぜんぜん難しいことではありません。ただ、貯金500万円の壁は高いと思っている人にはできないので、注意が必要です。
貯金の目的を明確にする
貯金500万円ぐらいから「なんとなく将来が不安だから貯金する」という弱いモチベーションだとお金が貯まりにくくなります。
貯金500万円の壁を超えるためには、明確な貯金の目的が必要です。
明確な貯金の目的の例を挙げてみると、以下のとおり。
3年後までにマイホームの頭金を貯めたい
50歳までにFIRE(セミリタイア)したい
子どもが19歳になるまでに大学の入学金を貯めたい
老後に毎月30万円使っても減らないマネーマシンを作りたい など
私の場合は、500万円貯金の目的は「不動産投資をはじめる頭金を貯めたい」でした。結局、頭金はそんなにいらなくて、500万円貯まる前に始めてるんだけどね。笑
家計の収支を正確に把握する
貯金500万円の壁を超えるには、これまであいまいだった家計管理を始める必要があります。
お金が貯まらない人は、毎日なんとなくお金を使っています。
待ち合わせの前にカフェによって、なんとなく500円使う
目的なくコンビニによって1000円分のごはんとお菓子を買う
毎月携帯電話代がいくらかかっているか正確に把握できていない
認識できないサブスクリプションの引き落としがあるなど
貯金500万円を達成するためには、これらの使途不明金をなくすために、お金の収支をきちんと正確に把握する必要があります。
おすすめなのは、家計簿アプリの導入です。
家計簿アプリで日々の家計収支を見える化すれば、500万円が貯まらない理由が明確になります。
人によっては無駄遣いが原因になるでしょうし、そもそも収入が少なすぎる場合もあります。
原因が明確になれば、それぞれ対処法を考えることができるので、まずは、家計収支の見える化が大事なミッションです。
私の場合は、500万円貯金の目的は「不動産投資をはじめる頭金を貯めたい」でした。結局、頭金はそんなにいらなくて、500万円貯まる前に始めてるんだけどね。笑
マネーフォワードME
Zaim
おカネレコ
Moneytree
Dr.Wallet
らくな家計簿 など
いろんな家計簿アプリがあるので、ぜひ自分に合ったものを探してみてください。
紙の家計簿でもよいのですが、これまで全く家計簿をつけてこなかった人は、なかなかハードルが高いと思います。
家計簿をつけるのが面倒すぎて挫折してしまってはもったいないので、銀行口座や証券口座で自動連携してお金の流れを全自動で把握できる家計簿アプリのほうが、貯金500万円を目指す初心者段階ではおすすめです。
スマートフォンでサクッと確認できるし、レシートを撮影するだけで入力できるし、とにかく家計簿アプリはお手軽です。紙の家計簿やエクセルでの資産管理は、1000万円を超えてからで大丈夫。
\マネーフォワードMEが気になる人はこの記事もおすすめ(*´▽`*)/
【合わせて読みたい】
マネーフォワードMEが改悪!継続の裏ワザと乗り換えアプリを解説します!
浪費・消費・投資を分けて考える
貯金500万円の壁を超えるために、自分の家計収支を確認したら、いらない出費は削っていきましょう。
でも、節約する上で大事なのは「なんでもかんでも節約しない」ということです。
貯金100万円ぐらいの時は、とりあえず節約すればやる気だけでもどうにか貯まるのですが、貯金500万円に近くなると、単純にお金を使わないだけの節約では続かなくなります。
まずは、出費のタイプを3つに分ける練習からはじめましょう。
浪費
=ムダな支出
=使わない
=例:高級車を買う、高級マンションに住む、毎日の外食など
消費
=生活に必要な支出
=適切に使う
=例:適切な家賃、自炊を含む食費など
投資
=将来に必要な支出
=適切に使う
=お金のスキルアップのための学校に通う、投資の勉強のために投資信託を買うなど
一つ一つの出費がどれに該当するのか整理して、浪費をゼロに近づけていきましょう。
また、消費と投資はそれが本当に自分にとって必要なのか、一度フィルターを通した上で、必要であれば適切に使っていきましょう。
貯金500万円を超えた後に見えてくるのは1000万円です。次の達成スピードを速めるためにも、新NISAのつみたて投資枠や財形貯蓄などの制度を利用して、積立投資を始めるのがおすすめです。
固定費を削減する
浪費・消費・投資かぁ…。
浪費はわかりやすいけど、消費が適切かどうかの判断は難しいなぁ…。
そうだよね…。
消費の判断が難しい場合は、まず固定費の見直しからはじめるのがおすすめだよ。
消費の中でも大きな割合を占め、また継続的に家計に影響を及ぼすのが、固定費です。
固定費は毎月かかる費用だから、なるべく早くチェックするのがおすすめ!一度見直せば翌月以降も継続して節約効果が続きます。
固定費の節約のポイントを上げてみると、以下のとおり。
家賃住宅費 | 家賃が安いところに引っ越す、友人とシェアハウスに住む、住宅ローンを見直すなど |
水道光熱費 | 新電力に切り替え、電気とガスのセット割への変更、ポイント還元で得になる経済圏の利用など |
通信費 | 月額料金が節約できるWifiの利用、格安スマホへの乗り換えなど |
保険料 | 健康保険、厚生年金保険、介護保険などを再確認し、過不足のない適切な保障に見直す |
私の場合、新電力への切り替え、格安スマホへの乗り換え、保険の見直しなど一通り全部やったら約2万円/月の節約になりました!人と住むのがニガテじゃなければ、シェアハウスもかなり家賃が抑えられてお得です。
口座の分け方を整理する
貯金500万円の壁を超える前にもう一つ整理しておきたいのが、口座の分け方です。
今後お金を貯めやすくするためには、今のうちに目的別に口座を分けておきたいところ。
一人暮らしの方の場合は、3つに分けるのがおすすめです。
銀行や証券会社の口座数は、1つで正確な管理をするのは難しいし、かといって多すぎてもよくありません。いろいろ試してみたけど、一人暮らしなら3口座で十分という結論に至りました。笑
給与受取用口座(大手メガバンク)
副業用口座(ネット銀行)
貯蓄用口座(ネット銀行OR証券口座)
給与受取用口座は、利便性と信頼性が高い大手メガバンクがおすすめ。
未だにネット銀行だと指定できないケースもあるようなので、給与受取がばらばらにならないように大手メガバンクにしておくと安心です。
そして、副業用口座兼は仮貯蓄用口座は、金利の高いネット銀行がおすすめです。
もし副業をしていなくても、支払い用口座兼仮貯蓄用口座としてネット銀行を通常使いしておくと、今後副業を始める時の練習になります。
最後の貯蓄用口座は、やっぱり証券会社の口座にするのがおすすめ。
利回りが確実に異なりますし、これからの時代に投資をしないという選択肢はあまり現実的ではありません。
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一人暮らしの口座の分け方&自動化を解説!上手な使い分けと金融機関の選び方
先取り貯金を自動化する
貯金500万円の壁を超えるために、忘れてはならないのが先取貯金の自動化です。
給与受取用口座に給料が振り込まれたら、その段階で先に証券会社の貯蓄口座に送金する設定を済ませておくのがベスト。
感情を挟む隙を作らないのが、貯金のコツ!笑
さらに貯蓄用口座に証券会社の口座を設定するなら、送金されたお金を使って、さらに自動で金融商品を積立購入することができます。
新NISAのつみたて投資枠やiDeCo(個人型確定拠出年金)、企業で行う財形貯蓄制度など、自動で投資できる方法の中で自分にあったものを選び、賢く利用しましょう。
全自動で貯蓄してしまえば、あとは時間が経つのを待つだけです。
稼ぐ力をつけるための種まきを始める(副業・転職)
ここまでやってもまだ、貯金500万円の壁が超えられないなら、そもそも収入が少なすぎる可能性があります。
原因が収入の少なさの場合は、たとえ貯金500万円の壁が超えられたとしても、そのあとの貯金1000万円に到達するまでの時間がかかりすぎてしまいます。
稼ぐ力がないと、投資に回すお金が少なくてなかなか貯金のスピードアップができません。
稼ぐ力をつける方法には、大きくわけて3つあります。
➀本業の給与を増やす
➁本業に追加して、副業を始める
➂本業を変更する(転職)
どれを選んでも、明日すぐに資産を増やすことはできません。
将来の自分のために、今から種蒔きをしておくのがおすすめです。
・副業のための情報収集を始める(オンラインサロンやスクール参加)
・自分の好きなことで情報発信をする(SNS運用やブログなどの更新)
・自分の好きなことで何かニーズがないか調べる
・転職活動を始める/転職セミナーに参加する
次の目標の貯金1000万円に早く到達するために、稼ぐ力を身につけよう!
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資産3000万円を達成して感じた変化6選!精神的余裕は?考え方や価値観は?
番外編:500万円あれば何年暮らせる?
貯金500万円が貯まった…
これで病気やケガで会社を休まないといけなくなっても多少は暮らしていけるかな…。
よし、正確にシミュレーションしてみましょう。
投資せず現金保有(利回り:0%)の場合
貯金500万円をそのまま現金で保有した場合、毎月の取崩金額が20万円だとすると、2年1か月の間なら暮らしていくことができます。
毎月の取崩金額 | 500万円がなくなるまでの年月 |
---|---|
5万円 | 8年4か月 |
10万円 | 4年2か月 |
15万円 | 2年9か月 |
20万円 | 2年1か月 |
25万円 | 1年8か月 |
30万円 | 1年4か月 |
貯金500万円は2年で底を尽きてしまいます…。
年利回り4%の投資信託で運用した場合
貯金500万円を年利回り4%の投資信託で運用した場合、毎月の取崩金額が20万円だとすると、2年7か月の間なら暮らしていくことができます。
毎月の取崩金額 | 500万円がなくなるまでの年月 |
---|---|
5万円 | 10年1ヵ月 |
10万円 | 4年6ヵ月 |
15万円 | 2年11ヵ月 |
20万円 | 2年2か月 |
25万円 | 1年8か月 |
30万円 | 1年4か月 |
5万円など少額な取り崩しなら2年近く延長できるけど、さすがに20万円だとあんまり変わらないね…。
年利回り19.91%の投資信託emaxis slim 米国株式(s&p500)で運用した場合
貯金500万円を年利回り19.91%の投資信emaxis slim 米国株式(s&p500)で運用した場合、毎月の取崩金額が20万円だとすると、2年2か月の間暮らしていくことができます。
毎月の取崩金額 | 500万円がなくなるまでの年月 |
---|---|
5万円 | 一生涯なくならない |
10万円 | 7年10ヵ月 |
15万円 | 3年10ヵ月 |
20万円 | 2年7か月 |
25万円 | 2年0か月 |
30万円 | 1年7か月 |
毎月の取崩金額が20万円だと半年しか伸びませんが、毎月の取り崩しが5万円なら減少割合よりも増加割合が多く、なんど一生涯なくならないことがわかりました…。すごい…
500万円の壁はあくまで資産運用のスタートラインでしかない
取崩金額が毎月たったの5万円でも、現金で持っているだけだと500万円の貯金は8年4か月でなくなってしまいます。
65歳で予定通りに定年退職を迎えた場合、なんと73歳で全財産がなくなります。
一方、年利回り19.91%の投資信託emaxis slim 米国株式(s&p500)を買った場合は、一生涯暮らしていけることもわかりました。
最近は米国市場がかなり良い相場になっています。
永遠にこの相場が続く保証はないのですが、やっぱり現金で持っておくよりは、投資をはじめるほうがリスク回避になる可能性が高いと言えそうです。
貯金500万円の壁を越えたら、次は1000万円です。
貯金500万円の険しい壁を越えたあなたなら、すぐに超えられるハズ。
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まとめ:貯金500万は多い?貯金500万の壁を越えるまでにやったこと
貯金500万円の資産目標は、決して多いわけではありません。
一見すると難しく感じるかもしれませんが、毎月10万円の貯金ができる人なら、4年で達成できる貯金額です。
1000万円、2000万円と、次の資産運用ステージを想像している人なら、絶対に乗り越えないといけない最初の難関だといってもいいでしょう。
しかし、ここに4年もかけていると若干もったいないと思うのが本音。
私は、30代の時に約3年弱で貯金500万円の壁を乗り越えました。
500万円貯金の期間短縮のためにやったことは、以下のとおり。
貯金500万円の壁は高いと思わない
貯金の目的を明確にする
家計の収支を正確に把握する
浪費・消費・投資を分けて考える
固定費を削減する
口座の分け方を整理する
先取り貯金を自動化する
稼ぐ力をつけるための種まきを始める(副業・転職)
中でも貯金の目的がないとなかなか前に進めません。
貯金500万円に到達したら、それは家計管理や資産運用の基礎トレが終わったも同然です。
ぜひ、次の1000万円の壁にトライしてみてください。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
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