貯金したいけど節約できない…
100万貯めると人生変わるってほんと?
「まず100万貯めるんだ。そうすれば人生が変わる」
昔、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に投稿された有名な書き込みです。
でも、本当に100万円の貯金ができると人生が変わるのかどうか、半信半疑な人も多いはず。
そこで今回は、貯金ゼロから100万円を貯めて人生が変わった自分の経験を元に、その根拠を徹底解説!
私が100万円を貯めた具体的なロードマップとともに、ご紹介します。
▼本記事の内容
・年間100万円貯金で人生が変わる根拠と理由
・わたしが純資産100万円に到達するまでにやった具体的な貯蓄術
ご紹介内容はあくまで個人の見解と運用実績であり、正確性や安全性を保障するものではありません。また情報提供のみを目的としており、投資、法務、税務その他のアドバイスを意図しているわけでもありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。詳細はこちら
結論:100万貯められない人は一生お金に困る
「100万貯めると人生変わる」が本当である理由は、100万円さえ貯められない人は、一生お金に困ることが統計データで明らかになっているからです。
詳しく見てみましょう。
貯金100万がある人の割合はどのくらい?
実は貯金100万がある人の割合は、決して多くありません。
100万円貯めるだけで、あなたはもう平均よりも上位層に入れます。
金融広報中央委員会が発表した家計の金融行動に関する世論調査によると、単身世帯で資産100万円以下の人の割合は、以下のとおり。
年代(単身世帯 | 100万円以下の割合 |
---|---|
20代 | 64.7% |
30代 | 50.9% |
40代 | 50.6% |
50代 | 51.5% |
どの年代も半分以上が資産100万円以下であることを考えると、資産100万円を持っていることはすごいことであることがわかります。
資産100万円以下の割合は一生変わらない?
貯金100万以下の人が半分以上であるのはよいとして、このデータには重要な事実が隠れています。
その重要な事実とは、30代から50代まで貯金100万以下の人の割合がほぼ変わらないことです。
この事実の裏には恐ろしい真実が…。
30代で100万円が貯められなかった人は、40代になっても、50代になっても、お金の知識を得ることなく歳を取り、一生貧乏のまま暮らしていく状況にあるということ。
若い時にお金との付き合い方や節約の習慣を身につけないと、「年齢を重ねてもずっと貯金できない人」になってしまう可能性が高いのです。
資産運用の知識は、いきなり身につくものではありません。
最初は100万円から始め、500万円、1000万円、そしてそれ以上と、一歩ずつお金との付き合い方を学んでいく必要があります。
資産運用は思いついた時がはじめ時!30歳になったら貯金できているハズ、40歳になったら収入も上がるし…って考えていると、一生貧乏決定です…
ただ逆に言うと、最初の100万円さえ貯めることができれば、貧乏な人生から抜け出すことができます。
でも、100万円のハードルは思っているよりもかなり高い。
私は今でこそ1億円の資産を築くことができましたが、0円から100万円に達するまでにかなりの時間を要しました。
この100万円の壁を乗り越え、お金の基礎を身につければ、その先は継続するだけ。
100万円の壁を超えることには、大きな価値があるのです。
100万円貯めるのに必要な期間は?
100万円貯めるのに必要な期間は、人によって違います。
計算式にすると、以下のとおり。
月収-生活費=1か月の貯金額
100万円÷1か月の貯金額=100万円貯めるのに必要な月数
自分の月収と生活費をこの計算式に当てはめると、100万円貯めるのに必要な月数がわかります。
総務省が発表した家計調査によると、1人世帯(単身世帯)の1か月の生活費の平均は約16.2万円です。
一人暮らしの1か月の生活費(男女)
生活費項目 | 金額 |
---|---|
食料費 | 36,819円 |
住居費 | 35,157円 |
光熱・水道費 | 9,041円 |
家具・家事用品費 | 3,941円 |
被服及び履物費 | 5,909円 |
保健医療費 | 5,496円 |
交通・通信費 | 23,930円 |
教育費 | 115円 |
教養娯楽費 | 19,196円 |
その他の消費支出(理美容・交際費) | 23,058円 |
生活費合計 | 162,662円 |
一人暮らしの1か月の生活費(男性のみ)
食料費 | 41,498円 |
住居費 | 34,830円 |
光熱・水道費 | 9,142円 |
家具・家事用品費 | 3,568円 |
被服及び履物費 | 4,572円 |
保健医療費 | 4,650円 |
交通・通信費 | 25,384円 |
教育費 | 0円 |
教養娯楽費 | 19,508円 |
その他の消費支出(理美容・交際費) | 21,446円 |
生活費合計 | 164,597円 |
一人暮らしの1か月の生活費(女性のみ)
食料費 | 31,292円 |
住居費 | 35,542円 |
光熱・水道費 | 8,922円 |
家具・家事用品費 | 4,380円 |
被服及び履物費 | 7,489円 |
保健医療費 | 6,497円 |
交通・通信費 | 22,213円 |
教育費 | 250円 |
教養娯楽費 | 18,828円 |
その他の消費支出(理美容・交際費) | 24,963円 |
生活費合計 | 160,376円 |
例えば、月収が25万円の人が生活費16万円で暮らしている場合、1か月の貯金額は9万円です。
100万円貯めるのに必要な月数は、約11か月になります。
月収(25万円)-生活費(16万円)=1か月の貯金額(9万円)
100万円÷1か月の貯金額(9万円)=100万円貯めるのに必要な月数(約11か月)
月収25万円で、平均と同じくらいの生活費に抑えることができれば、約1年で100万円を貯めることができます。
計算式にすると、計画しやすくなるのでおすすめです
\次のステップが気になる方は、この記事もおすすめ(*´▽`*)/
【合わせて読みたい】資産3000万円を達成して感じた変化6選!精神的余裕は?考え方や価値観は?
100万貯めると人生変わる!具体的な根拠
100万貯めると人生変わると言われる根拠は、なにもその100万円で人生が変わる何かが買えるというわけではありません。
100万円の貯金額に到達した人は、知らないうちに人生を変えることができるスキルを身につけています。
自己肯定感が上がり目的達成力がつく
00万貯めると人生が変わるのは、自己肯定感が上がり目的達成力がつくからです。
100万円の貯金は、ゴールを設定して、毎月計画通りに自分のお金を管理し、小さい成功を積み重ねていった先に得ることができるもの。
100万円を貯められる人は、目的達成力がついて、小さい成功体験をコツコツ繰り返してきたことになります。
この小さい成功体験は自己肯定感を上げてくれるため、自分の計画や行動に自信が持てているハズです。
100万円の貯金ができたひとは、500万円、1000万円を貯めるのも難しくない…という気持ちになっているハズ!
生活防衛資金のおかげで貧困ストレスが減る
100万円が貯まると、特に何かにお金を使うわけでもないのに、何となく安心感が生まれ、貧困妄想に悩まされることが少なくなります。
万が一の急な出費で家賃が払えなくなったらどうしよう
急に職を失って、転職活動資金が必要になったらどうしよう
今起きている問題ではなくても、将来の不測の事態に備えるためのお金がないと、私たちは余計な妄想やストレスで心の健康を害します。
生活防衛資金は一般的に、生活費の3~6カ月分が目安と言われています。
世帯人数 | 生活費の平均 | 生活防衛資金(3~6カ月) |
---|---|---|
独身 | 約15万円 | 45万円~90万円 |
2人家族 | 約27万円 | 81万円~162万円 |
特に独身の方の場合は、とりあえず100万円があると安心できそうですね。
100万貯めた時点でお金と節約の基本スキルが身についている
お金と節約の基本スキルが身についていない人は、絶対に100万円を貯めることはできません。
100万円を貯められたとしたら、確実にお金と節約の基本的なスキルが身に付き、生活全体が最適化されているハズ。
自分にとって必要なものだけにお金を使い、価値があるものとないものの区別ができる判断力が完璧に身についた証です。
このお金のスキルは、100万円を貯めるまでに身につけたこの基本スキルは、500万円を貯める時も、1000万円を貯める時も、さらに1億円の資産を目指す時も有効で最強なスキルであることは言うまでもありません。
100万貯めると資産形成のスタートラインに立てる
100万円が手元にあるということは、生活費と生活防衛費を除いても、確実にお金が底をつかない状態になったということ。
計算すると、46万円が余ります。
100万円-生活費(16万円)-生活防衛費(16万円×3か月分=48万円)=46万円
この46万円は投資を始める原資として使うことができます。
ここでやっと資産形成のスタートラインに立てます。
例えば、人気の投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を46万円分購入し、さらに毎月9万円ずつ、新NISAのつみたて投資枠で投資していく場合について、シミュレーションしてみましょう。
購入銘柄 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
平均年間収益率 | 10.2% |
初期投資額 | 46万円 |
毎月の積立金額 | 9万円 |
積立期間 | 20年 |
引用:資産運用かんたんシミュレーション|アセットマネジメントOne株式会社
将来の運用資産額は、なんと73,650,052円になりました!
100万貯めると、20年続けて節約生活を続けるだけで7000万円以上の資産ができます。
もちろん20年間で少しずつ給与が上がっていき、入金力を上げることもできるかもしれません。
そうなれば、20年で1億円の資産を作ることも夢ではありません。
実際のところ、私の場合は堅実にコツコツ12年間積み立て投資をしてきただけで、1億円以上の資産を作ることに成功しています。
市場が好調で平均年間収益率が予定より高かったのもあって、予定より早く達成できました。
\次のステップが気になる方は、この記事もおすすめ(*´▽`*)/
私が純資産100万円に到達するまでの具体的なロードマップ
100万貯めると、確実に人生は変わります。
そうはいっても今まで貯金を一切してこなかった人が100万円を貯めるのは至難の業です。
実際に私が純資産100万円を貯めようと決意した時に一番最初にしたのは、お金の見える化としくみ化でした。
具体的に何をしたのか、整理してみましょう。
やることリスト・やらないことリストを整理する
わたしが純資産100万円の貯蓄を目指すためにいちばん最初にやったことは、やることリスト・やらないことリストづくりです。
具体的に言うと、自分がこれからの人生で「やりたいこと」と「やりたくないこと」を整理して、髪に書き出してみるのです。
できない人
なにそれ?年間100万円貯金と関係ないじゃん!
いやいや、年間100万円貯金を達成するためには、自分の価値感を整理する必要があるの。
貯金のモチベーションは、「そのお金が貯蓄できることで、どれだけ人生でできることが増えるか?」です。
実際にどんなことができるようになるかを考え、可視化することで、貯金のモチベーションがアップします。
将来やりたいことがわからない→貯蓄の必然性がわからない→貯蓄できない
将来やりたいことがわかる→貯蓄の必然性がわかる→貯蓄できる
わたしが具体的にやったことは以下の通りです。
やったこと1:Excelで「やりたいことリスト」を作り、やるためにかかるお金(費用)を調べて記載していく
やったこと2:Excelで「やらないことリスト」を作り、やらないことで削減できるお金(費用)を調べて記載していく
私の場合は、「やりたいことリスト」を考えていると、同時に「やらないこと」「やりたくないこと」が頭に浮かぶことが多いので、一緒に書き留めていました。
貯蓄しないまま時間が過ぎてしまうとどうなるかというデメリットが浮かぶ方はデメリットも書き留めておくことをおすすめします。
やるためにかかるお金(費用)とやらないことで削減できるお金(費用)は、具体的になればなるほどイメージしやすくなるので、調べることをおすすめしますが、明確にわからない場合はざっくりでも構いません。
例えば、こんな感じ。
・〇歳までに〇〇に〇〇な家を買う(予算5000万円)
・月に1回、トリートメントをしに行き、美髪を保つ(予算2万円)
・家事はやらない代わりに週1回家事代行を依頼する(予算2万円) など
正確な貯金計画を立てる
わたしが純資産100万円に到達するまでにやった貯蓄術の2つ目は、「正確な貯金計画を立てる」です。
なんとなく「節約しよう!」と思っているだけだと、永遠に貯金はできません。
きちんと金額を計算して、いつも見えるところに書いておきます。
スマホに内臓されたメモ帳でもよいですし、紙に書いて自分の部屋の壁に書いても構いません。
目標:年間100万円貯金する
①毎月5万円貯金する (5万円×12か月=60万円)
②ボーナスの時期は追加で20万円貯金する (20万円×2か月=40万円)
具体的な数字にして落とし込むと、忘れなくなるから不思議です。
貯金を仕組み化する
正確な貯金計画を立てたら、その計画を達成するために貯金をしくみ化します。
人間の手が加わらないと達成できないことは、早かれ遅かれ挫折します。
人間がなにもしなくても勝手に貯金がされてしまうしくみを作ることが重要です。
完璧主義者な人に注意してほしいのは、仕組み化に凝りすぎて、守れないルールをたくさん作ってしまうこと。
ルールが増えすぎると、いつの間にか実行しなくなってしまいます。
例えば、お金の管理のために家計簿をつける人がいますが、家計簿は合う人と合わない人がいます。
私は家計簿をつけると面倒になってしまって無理でした…笑 経験上、家計簿をつけなくてもちゃんと管理できるレベルまでかんたんなルールにするほうが、私はお金は貯まります。
やることは、シンプルです。
①口座を役割ごとにわける
②なによりも貯金を優先して自動引き落としする(先取り貯金する)
お給料が入ってすぐ自動引き落としして貯金できるようにあらかじめ設定しておきましょう。
口座の分け方はなるべくシンプルにしてください。実は私役割別に分けすぎて6個ぐらいに分けていたことがあるけど、結局よくわからなくなって、今は3個にしています。
口座分け+自動引き落としに慣れてきたら、普段のお買い物など、出金するイベントにルールを加えて、無駄づかいを減らしていきましょう。
例えば、買い物をする「お買い物デー」を月・水・金だけと決めて、他の日は買い物に出ない=家にあるもので済ませるようにすると、ムダな出費が減ります。
意外と冷蔵庫の残り物で、ちゃんとごはん食べられるもんですよ。
固定費を見直す
100万円貯金のためにやるべき習慣の最後は、固定費の見直しです。
私は自分の固定費を一度洗い出して、すべて最適化させました。
【代表的な固定費】
住居費(家賃、住宅ローン)
水道光熱費(電気、ガス、水道)
通信費(インターネット、電話、携帯)
生命保険(死亡保険、医療保険、積立保険)
自動車関係費(駐車場、保険、税金)
サブスクリプション(動画配信サービス、スマホアプリ、オンラインサロン)
習いごと(スポーツジム、ヨガ、英会話)
ただ、固定費の見直しで問題なのが、意外と自分で気がつかないものが多いことです。
もちろん単純なサブスクリプションサービスや、習いごとなどの必要性は自分で確認できますが、専門知識が必要な税金・保険・住宅ローン、そして比較が必要な電気代・ガス代・インターネット代…これらは自分では最適化されていると思っても、知らぬ間に高い料金を払っている可能性があります。
この機会に一度きちんと、プロの視点からアドバイスをいただくために、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです。
もし相談する場合は、1人だけじゃなく複数人からアドバイスをもらうようにすると、これだけは変えるべきという必須変更点が見えてきます。
私は大体1時期に3~4人に聞いて共通している点を調整するようにしていました。
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まとめ:100万貯めると人生変わる?根拠と具体的なロードマップ
年間100万円貯金は、一人暮らしの方でも全く難しくありません。
日本の平均値で見てみると、わたしたちの生活費は平均16万円/月程度かかっています。
月収(25万円)-生活費(16万円)=1か月の貯金額(9万円)
100万円÷1か月の貯金額(9万円)=100万円貯めるのに必要な月数(約11か月)
1年前後で100万円を貯金することは、そんなに難しいことではありません。
100万円が貯まったら、やっと資産形成のスタートラインに立てます。
人気の投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を46万円分購入し、さらに毎月9万円ずつ、新NISAのつみたて投資枠で投資していけば、20年後はなんと7300万円の資産を構築することができるのです。
実際に1億円の資産を作ることができた私が、「30歳資産ゼロ」から純資産100万円になるまでにやったことは以下の4つです。
やることリスト・やらないことリストを整理する
正確な貯金計画を立てる
貯金を仕組み化する
固定費を見直す
まずはこの4つの取り組みをはじめて、来年の今頃には100万円貯金を達成し、資産運用を始める準備をしましょう。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
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