
失敗しない貯金の仕方を勉強すると、みんな口座を分けたほうがいいっていうけど、具体的にどうやって分けたらいいかわかりません。
今回は、こんな疑問にお答えします。
▼本記事の内容
・結論:失敗しない貯金の仕方のポイントは「仕組み化」である
・失敗しない貯金の仕方の基本!知っておくべき口座の種類
・失敗しない貯金の仕方を考える!口座の分け方と具体的な3つの手順
貯金ができる人と貯金ができない人の違いは、「お金のムダ使いが多いから」ではありません。その違いはかんたん!「貯金を仕組み化できている」かいないかです。
わたしは、貯金ゼロから5000万円以上まで貯金(正確に言うと貯蓄)をしてきましたが、その経験でわかった貯金(貯蓄)のコツは、たったひとつ。
わたしたち人間が頭で考える必要がないくらい、お金の管理を自動化させることです。
今回は、わたしの経験も踏まえ、失敗しない貯金の仕方や銀行口座・証券口座の使い分けの、初歩の初歩、基礎の基礎のところについて、じっくりとまとめてみたいと思います。
結論:失敗しない貯金の仕方のポイントは「仕組み化」である
失敗しない貯金の仕方のポイントは「仕組み化」です。

お金が貯まらない人は、自分でお金をコントロールすることができる環境に、自ら身を置いてしまってるなぁと思います。人間は欲深い生き物なので、お金を自分でコントロールしようとしちゃうと、使っちゃう人が多い気がする…笑
貯金できる人の特徴は「先読みする力」
株式会社カクワーズという調査会社が2020年に既婚女性349人に行ったアンケートによると、貯金の仕方が分からない人の特徴は、なんと「先読みする力がない」ことだったのだそう。
具体的には貯金できる人とできない人に朝の習慣を聞きました。
年100万円以上 貯蓄できる人 | 年100万円未満しか 貯蓄できない人 | 全く貯蓄できない人 | |
洗濯する | 52.9% | 47.6% | 42.9% |
天気予報を確認する | 51.4% | 42.1% | 27.0% |
テーブルや床を片付ける | 27.1% | 31.7% | 7.9% |
予定を確認する | 31.4% | 24.6% | 7.9% |
家計簿・やりくりをする | 5.7% | 4.8% | 3.2% |
5つのよくある習慣のうち、年100万円以上貯まる人が全体(平均)と比べて特に高かったのは、以下の2項目です。
「天気予報を確認する」51.4%(+9.3%)
「予定を確認する」31.4%(+8.2%)
この2つの項目の共通点は、未来を先読みしていることです。
天気予報を確認する
=雨が降る確率をあらかじめ調べておけば、急に雨が降ってきてもコンビニでビニール傘を買うなどの急な出費が防げる

たしかに…。おうちに遊びに行くとビニール傘だらけの友達がいるけど、いつもお金がないって言ってるなぁ…笑
予定を確認する
=その日の予定を先回りして確認することで、効率よく動くための段取りを計画できる。その計画によって、ムダな出費を省くことができる。

たしかに…。食費一つとっても、今日のことしか考えてない人は、比較的値段が高めのコンビニ弁当ばっかりになるけど、1週間分の食事のメニューをなんとなくでも頭に入れて動いている人は、食費を浮かすことができるよね。
他にも貯金ができない人の特徴はたくさんあります。例えばこんなこと!
貯金できない人の特徴
・衝動買いが多い
・今月の収支を把握していない
・何に使ったかわからないけどいつの間にかお金がない
・余ったお金で貯金しようとしている
貯金できない人は「先読みする力」が弱いので、手元にあるお金をそのまますべて使ってしまう傾向にあります。
「先読みする力」は常に意識することで鍛えられる部分ももちろんありますが、生まれ持った性格の問題もあるので、かんたんには変えることができない人もいます。
そんな時は、いっそのこと「先読みする力」を育てることはあきらめましょう。
「先読みする力」を習得する代わりに、先読みすることを自分の脳にやらせずに、「仕組み化」してしまえばいいのです。
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仕組み化のコツ① お金は自分で管理しない!先取り貯金&自動化は必須
「先読みする力」が弱い人にとって、貯金の仕方を真正面から学ぼうとすると、長期的な訓練が必要になります。
貯金の仕方の訓練はもちろんできますが、多少無理をしないとお金の管理が難しい場合は、自分の頭に頼らずに、銀行や証券会社の中にある仕組みを借りて、自動化してしまうことをおすすめします。

そうそう、できないことは頼ることも大事です!
かしこく貯められる人は頼っているよね(*´▽`*)
貯金の自動化と言えば、「先取り貯金(天引き)」です。
先取り貯金(天引き)には、以下の方法があります。
それぞれ、あらかじめ金融機関で設定しておくと、自動的に給与や口座から天引きしてもらえます。
①積立定期預貯金
計画的に毎月、決まった日に預金の積み立てをして、目標額を目指す定期預貯金のこと
②財形貯蓄制度
企業の福利厚生のひとつで、給与からの天引きで毎月決まった額を積み立ててくれる貯蓄制度のこと
③つみたてNISA
少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度のこと
④個人年金保険
保険料という形でお金を積み立て、積立金をもとに年金をもらうというしくみの保険のこと
これらを利用すれば、最初に設定するだけ!
設定さえしてしまえば、毎月決まった日に自動的にそれぞれの貯蓄用口座へ振り込まれるようになるので、自分で手続きを行うことなく、銀行や証券会社などの金融機関まかせで貯蓄ができます。
仕組み化のコツ② 口座は1つだと不十分!目的別に分けるべし
貯金を仕組み化するなら、口座は1つでは不十分です。
お金の役割ごと(目的別)に口座を分け、使用目的が異なるお金が一緒にならないようにします。
目的別の口座の分け方は、いろんなパターンがありますが、分けすぎにも注意が必要です。

たまに分けすぎてよくわからなくなっている人がいます。笑 一人暮らしの方の場合は、まずは2つに分けてみるというのもありだと思います。
パターン① 一人暮らし+会社員の場合
①生活費口座=日々の引き落とし用の口座(給料、家賃、生活費など)
②貯蓄口座=生活費口座から一定額を自動で貯蓄する
パターン② 一人暮らし+会社員+副業の場合
①生活費口座=日々の引き落とし用の口座(給料、家賃、生活費など)
②貯蓄口座=生活費口座から一定額を自動で貯蓄する
③副業口座=副業関連の利益、引き落とし口座
パターン③ ふたり暮らし以上の場合
①生活費口座=日々の引き落とし用の口座(給料、家賃、生活費など)
②貯蓄口座=生活費口座から一定額を自動で貯蓄する
③特別費口座=旅行や家具の購入など、高額支出に備えるための一時保管用口座
仕組み化のコツ③ 家計簿は手書きNG!アプリで自動化がおすすめ
自分にあった口座の使い分けができるようになったら、家計簿を細かくつけなくてもお金の管理がしやすくなります。
そもそも目的別に口座が分かれているので、口座ごとの履歴を見ればお金の動きが分かるからです。
もちろんすでに家計簿をつけるクセがついていて、それが自分のお金の管理方法として有効なのであれば、そのまま続けてもよいのですが、家計簿を書くことがめんどうになってしまって継続できないようなら意味がありません。
家計簿自体も口座と同じように自動化することをおすすめします。
家計簿の自動化は、家計簿アプリがおすすめです。銀行口座だけでなく、証券口座やキャッシュカード、電子マネーやポイント、不動産の資産価値も含めてまとめることができるので、重宝します。
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失敗しない貯金の仕方の基本!知っておくべき口座の種類
具体的に口座の使い分けを考える前に、口座の種類と特徴をおさらいしておきましょう。
種類① 銀行口座と証券口座の違い
口座には大きくわけて、銀行口座と証券口座の2つがあります。

わたしはそれぞれの特徴に合わせて、両方使っています(´▽`)
銀行口座
=銀行で提供する口座
=直接入出金できる
=サラリーマンの給料の払い込み口座として設定することが可能
=取り扱い金融商品が少なく、資産を守ることに適している(証券口座よりは低リスク)
証券口座
=証券会社が提供する口座
=あらかじめ指定した銀行口座を通じて入出金する必要がある
=銀行口座との連動性(入出金がリアルタイムか、手数料が安いか)を確認して選ぶ必要がある
=サラリーマンの給料の払い込み口座として設定することができない
=取り扱い金融商品が多く、資産を増やすことに適している(ただし銀行口座よりは高リスク)

わたしの場合は、生活費口座は銀行口座、貯蓄口座は証券口座にしちゃってます。
昔は貯蓄口座として銀行口座と証券口座の両方を持っていたんだけど…目的が同じなのに口座が分かれているとどんどん複雑になってきちゃうので、証券口座だけにしちゃいました。笑 わたしみたいにズボラさんじゃなければ2つ持つのもありだよ~。
種類② ネットバンク口座とメガバンク口座の違い
口座には大きくわけて、ネットバンク口座とメガバンク口座の2つがあります。

ここでいうネットバンク口座は、実店舗を持つ銀行が提供するインターネットバンキングサービスのことではなくて、インターネットを通じて利用できる口座のことを指しています(´▽`)
ネットバンク口座
=振込手数料が安い
=預金金利がメガバンク口座より高い
=自動引き落としが設定できない時がある、給料の払い込み口座に設定できない時がある
メガバンク口座
=振込手数料が高い
=預金金利がネットバンク口座より安い
=自動引き落としが設定できる、給料の払い込み口座に設定できる(信頼性が高い)

わたしはサラリーマンもしているのですが、わたしの会社はメガバンクしか給料の払い込みができないなどのルールがあります。副業でお世話になっている企業は、ネットバンクでも良いとされているので、会社によってかなり違いがあるかもしれません。
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失敗しない貯金の仕方を考える!口座の分け方と具体的な手順
それでは実際に貯金をするための口座の使い分けを考えていきましょう。
手順① 自分のお金の役割を考えて、役割ごとに2~4種類に分類する
口座の分け方を考えるための手順として、最初にすることは「お金の役割」を考えることです。
みなさんは、何のためにお金が必要ですか?
・毎日生活するため(生活費)
・1年後に車を買うため(車の頭金)
・3年後に結婚するため(結婚資金)
・5年後に家を買うため(家の頭金)
・10年後に起業するため(起業資金)
・15年後にFIREし、海外で暮らすため(FIRE資金)
・30年後の老後のため(年金)
ひとりひとりお金の使い道は違います。
一人暮らしか、家族暮らしか、サラリーマンか、自営業か、副業をしているか、していないかなどの環境はもちろんのこと、これから先の人生計画にも関わってきます。
10年後にやりたいことがあって貯金したい人、FIREを目指している人、老後のために貯蓄したい人などなど、人生設計によっても違います。
まずは、自分の今の環境、そして将来の目標(人生設計)を明確にして、自分は何のためにお金が必要なのか、自分のお金の使い道(役割)を2~4種類に分類してみましょう。

もっと多くてもかまいませんが、基本的にこの役割ごとに口座を分けるので、多すぎると混乱する可能性があります。わたしも何度か変更しているんだけど、5つ以上は運用している間に混ざってきちゃうよ。笑 おすすめは2~4分類!
手順② 基本口座となる2種類を準備する
自分の今の環境と将来の目標がはっきりしたら、それに合わせてお金の役割別に口座を分けてみましょう。
中でも多くの人が必要になると思われる基本の2つの口座は以下です。
①生活費口座
=日々の引き落とし用の口座(給料、家賃、生活費など)
=他の銀行との連動性や利便性を考慮したメガバンクがおすすめ
②貯蓄口座
=生活費口座から一定額を自動で貯蓄する
=利回りを考慮したネットバンクや証券口座がおすすめ
生活費口座は、お給料が振り込まれる口座です。また、家賃、光熱費、携帯電話、生命保険、学費、クレジットカードの引き落としなども、特別な理由がない限りは生活費口座から引き落すようにすると、お金の流れがシンプルでわかりやすくなります。
また生活費口座から自動的に貯蓄口座へ自動引き落としをするので、生活費口座は自動引き落としがしやすかったり、振込手数料がかからないなど、他の銀行との連動性や利便性を考慮したメガバンクを選ぶのがおすすめです。
一方、貯蓄口座は、生活費口座に一度入ったお金を自動的にためていく貯蓄用の口座です。貯蓄用の口座から他の口座に引き落としがされることはなく、基本的にここに集められたお金は手をつけません。
そのため、連動性や利便性は逆に悪いほうが、貯蓄を邪魔しません。笑 増やすことが目的の口座なので、利率が良いことの方が優先されます。投資も同時に行い、リスクもとっていきたい場合は、銀行口座ではなく、証券口座にすることもおすすめです。
手順③ 2種に追加する自分なりのアレンジ口座を加える
基本講座である生活費口座と貯蓄口座が決まったら、自分なりにアレンジ口座を加えます。
まずは2種類で問題ない…と思う方は、2種類でも大丈夫。たくさん分けても結局混ざってきてしまうなら、その分け方は適切ではありません。もしくは、追加ではなく、生活費口座を2つに分けたり、貯蓄口座を2つに分けたい人も出てくるかと思います。
分け方としては以下のような例があります。
①生活費口座を2つに分ける例:本業口座と副業口座
=本業口座の使い方は、基本の生活費口座と同じ。別途、副業関連用の口座を追加する。
②貯蓄口座を2つに分ける例:短期貯蓄口座と長期貯蓄口座
=短期貯蓄口座は、1年以内に売買する予定の短期的な株式投資用の口座とし、長期貯蓄口座ではつみたてNISAやiDeCoなどの長期投資のみを行う
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まとめ ~貯金の仕方の基本と口座の分け方~
失敗しない貯金の仕方のポイントは「仕組み化」です。
なるべく自分で考えなくてはいけないポイントを排除して、自動的に貯金・貯蓄できる仕組みを作りましょう。
仕組み化のコツは以下の3点です。
仕組み化のコツ① お金は自分で管理しない!先取り貯金&自動化は必須
仕組み化のコツ② 口座は1つだと不十分!目的別に分けるべし
仕組み化のコツ③ 家計簿は手書きNG!アプリで自動化がおすすめ
仕組みづくりをする上で重要なのが口座の分け方です。1口座だけでは自動化するのは困難なので、お金の使用目的に合わせた口座の分け方を考えてみましょう。
口座検討手順① お金の役割を考える
口座検討手順② 基本口座の2種類を決める
口座検討手順③ 追加口座を決める
参考にしてみてね。
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