ゆうちょ銀行はやめた方がいい?
デメリットだらけでメリットがないってほんと?
今回は、ゆうちょ銀行のデメリットが気になっている方に向けて、ちょっと個性的なゆうちょ銀行のメリットとデメリットを解説します!
▼本記事の内容
ゆうちょ銀行はやめた方がいい?
デメリットだらけでメリットがないってほんと?
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ゆうちょ銀行の基本情報
株式会社ゆうちょ銀行は、2007年10月の郵政民営化に伴い設立された、日本郵政グループの一員です。
【日本郵政グループメンバー4社 ※2024年2月現在】
日本郵政株式会社
日本郵便株式会社
株式会社ゆうちょ銀行
株式会社かんぽ生命保険
ゆうちょ銀行のほかに、日本郵政&郵便と生命保険会社も合わせて、みんな同じグループ会社です。
古くから国が運営していたこともあって、そのネットワークは全国に広がっているのが特徴のひとつ。
約2万4000の窓口と約2万9800台のATMを有し、どこにいてもアクセスしやすい銀行として知られています。
日本全国どこに住んでいても、たとえ引っ越しても、絶対に近くにある銀行という意味では、ゆうちょ銀行はとても個性的です。
2007年に郵政民営化によって設立
破綻リスク低め?国の強力なバックアップ体制あり
信頼感高め!預金保険機構による保証あり
かんたんに特徴をおさらいしてみましょう。
2007年に郵政民営化によって設立
ゆうちょ銀行は、2007年10月に郵政民営化の一環として誕生しました。
郵政民営化とは、国または日本郵政公社が提供してきた郵政事業を民間企業(株式会社)が経営を行うようにした改革のこと。
郵政民営化
=国の郵政事業を民間企業が経営を行うようにした改革のこと
=民間企業運営になったことでより自由なサービス運営が可能になった
実は、郵政民営化をきっかけにいろんな新しいサービスや取り組みが行われるようになったよ。
・送金可能な金融機関の範囲が大幅に拡大
・全国一律料金でポストへの投函や追跡サービスも可能なレターパックサービスを開始
・KITTE、KITTE博多、KITTE名古屋の商業施設を開業
・保険料払込期間が短期となる普通養老保険の提供
・地域活性化ファンドへの出資を開始
・先進医療を保障する先進医療特約の創設
・自動的に不足額を融資する口座貸越のサービス開始
・フラット35(住宅ローン)を直接取扱うサービスを開始
・保険料を抑えて手厚い医療保障ができるよう医療特約を改定等
レターパックサービスは、かんたんな郵便物なら低料金で送ることができてすごく便利。わたしもよく使ってます。
破綻リスク低め?国の強力なバックアップ体制あり
ゆうちょ銀行は、もともと国営の郵便局が民営化によって誕生しているため、他の元から民営の銀行とは少しだけ毛色が違います。
民営ではありますが、その大株主を見てみると約6割が日本郵政株式会社で、その日本郵政株式会社の3割を持っているのが政府(財務大臣)という少し特殊な構成をしています。
ゆうちょ銀行大株主 順位 | 名称 | 持ち株数 | 持ち株比率 |
---|---|---|---|
1 | 日本郵政株式会社 | 2,224,866,500 | 61.50 |
2 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口) | 101,700,300 | 2.81 |
3 | JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO | 65,969,120 | 1.82 |
4 | STATE STREET BANK WEST CLIENT | 31,758,000 | 0.87 |
5 | 株式会社 日本カストディ銀行 (信託口) | 29,594,400 | 0.81 |
日本郵政大株主 順位 | 名称 | 持ち株数 | 持ち株比率 |
---|---|---|---|
1 | 財務大臣 | 1,153,683 | 34.80 |
2 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口) | 340,365 | 10.26 |
3 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 105,403 | 3.17 |
4 | 日本郵政社員持株会 | 94,161 | 2.84 |
5 | STATE STREET BANK WEST CLIENT | 47,080 | 1.42 |
2013年時点ではなんと日本郵政が100%株式を保有!その日本郵政の株式を政府が100%保有していた歴史があります。少しずつ国有銀行から本当の民営に変化している感じがしますね。
まだ、大株主が政府という状態ではあるので、今のところは破綻リスクは低いと考えられています。
この点は、特に安全性を重視する顧客にとっては、大きな安心材料となりそうです。
信頼感高め!預金保険機構による保証あり
さらに、ゆうちょ銀行の預金は、預金保険機構によって保護されています。
預金保険制度は、万が一金融機関が破綻した場合に、わたしたちの預金が一定する守られる国の制度のこと。
預金保険法によって定められ、政府、日本銀行、民間金融機関の出資により設立された預金保険機構によって運営されています。
ゆうちょ銀行はこの預金保険に加入しているので、わたしたちの預金は全額ではありませんが、一部保護されます。
決済用預金 | 全額保護 |
一般預金 | 合算して元本1,000万円までとその利息等が保護 |
外貨預金、元本補てんのない金銭信託など | 保護対象外 |
引用:預金保険制度|金融庁
顧客が自分の資産を安心して預けられるようにするための仕組みがあるので、ゆうちょ銀行は信頼されやすいんですね。
\銀行口座の管理が気になる人はこちらの記事も読んでみてね(*´▽`*)/
ゆうちょ銀行のメリット
ゆうちょ銀行って、なんか古いし、金利も低いイメージが…
たしかに。笑 でもちゃんとゆうちょ銀行に預けるメリットもあるよ。
ゆうちょ銀行を利用する最大のメリットは、とにかく利便性。
日本全国どこにでもあって、どんな生活スタイルを送っていてもアクセスしやすいという安心感は、特に年配の方にとっては心強いと言えそうです。
ほかにもこーんなメリットが!
全国どこでも利用可能!引越ししても安心
地方でもOK!ATMの数が圧倒的に多い
通帳だけでもATMで出金できる!キャッシュカード不要
窓口の数が多く銀行より開いている時間が長い
ゆうちょ銀行内のATMなら時間外手数料が無料
それでは一つずつ見ていきましょう。
全国どこでも利用可能!引越ししても安心
ゆうちょ銀行の最大の魅力の一つは、全国展開されていて全国どこでも利用可能であることです。
約2万4000の窓口と約2万9800台のATMが全国に設置されており、都市部はもちろん、地方や離島においても、ゆうちょ銀行のサービスを利用することが可能です。
日本全国、北は北海道の奥尻島から、南は沖縄の与那国島にもあるよ。
引越しをしても、新しい住所の近くで容易にゆうちょ銀行を見つけることができるため、非常に便利です。
地方でもOK!ATMの数が圧倒的に多い
ゆうちょ銀行のATMは、全国に約2万9800台設置されており、これは他のどの銀行よりも多い数です。
この広範なATMネットワークは、利用者がどこにいても、手数料無料または低コストで現金を引き出すことができることを意味します。
特に地方においては、他行のATMが少ない中で、ゆうちょ銀行のATMが大きな役割を果たしています。
特に地方の方にとっては、すごい安心感かも!
通帳だけでもATMで出金できる!キャッシュカード不要
ゆうちょ銀行では、キャッシュカードがなくても、通帳を使ってATMからお金を引き出すことができます。
これは、急な出費があった時や、キャッシュカードを忘れた時でも安心できるサービスです。特に高齢者の方々にとっては、このシンプルな操作性が大きなメリットとなっています。
どちらか一方が見つからない時はもちろん、2人で口座を管理する際に一人がキャッシュカード、もう一人が通帳を管理できるというメリットもあるよ。これは管理が厳しくなった今、とてもめずらしい特徴です。
窓口の数が多く銀行より開いている時間が長い
ゆうちょ銀行の窓口は、他の銀行と比べると営業時間が1時間程度長くなっています。
ゆうちょ銀行:16時
他の銀行:15時
忙しい方でも利用しやすく、平日だけでなく、土曜日にも開いている窓口が多いのは利用者にとってはとてもうれしいメリットです。
どうしても土曜日に窓口に行きたい時にたよりになるのは、やっぱりゆうちょ銀行です。
ゆうちょ銀行内のATMなら時間外手数料が無料
ゆうちょ銀行のATMを利用する際、ゆうちょ銀行内のATMであれば、時間外でも手数料がかかりません。
もちろんその他の銀行やコンビニなどのATMでは時間外手数料がかかります。
これは、夜遅くや休日に急に現金が必要になった場合でも、余計な手数料を気にせずに済むというメリットがあります。
以上のように、ゆうちょ銀行には他の銀行と比較した時にとても個性的なメリットがありますが、その一方で、これまた個性的なデメリットがあることも有名です。
このデメリットのせいで、ゆうちょ銀行はやめとけって言われちゃうんだよね。ここからはデメリットも整理してみましょう。
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ゆうちょ銀行のデメリット・やめとけと言われる理由
ゆうちょ銀行は多くのメリットを提供していますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。
これらのデメリットは、特定のニーズを持つ顧客にとっては、ゆうちょ銀行の利用を再考する理由となり得ます。
制限あり!利子がつく預金上限が1300万円まで
通帳の繰り越しが窓口でしかできない
給与振込口座にできないケースもある
他の銀行・金融機関への振込手数料がかかる
貯金や定期預金以外の金融商品は期待できない
ファミマ以外のコンビニATMで手数料がかかる
ネット銀行のように24時間365日使えない
ネット銀行と比べると普通預金の金利が低すぎる
一つずつ見ていきましょう。
制限あり!利子がつく預金上限が1300万円まで
ゆうちょ銀行の普通預金や貯蓄預金には、利息が付く預金の上限が1300万円という制限があります。
ゆうちょ銀行の預入限度額は古くは1000万円で、2016年4月1日以降は1300万円に変更となりました。
この限度額はたびたび議題に上がり、1600万円に引き上げる案や2600万円に引き上げる案などが出されたこともあるが、結局2024年1月現在では1300万円のままです。
預入限度額を超えることはできず、超える場合は払い戻しなどが行われることになっています。
Q:預入限度額を超過したらどうなりますか。
A:預入限度額以内となるよう、払い戻しまたはオートスウィング基準額(通常貯金のご利用の上限額)の変更をしていただきます。
大きな資産を預けたい人や、利息収入を最大化したい人にとっては、この制限は大きなデメリットとなる可能性があります。
投資目的の人はゆうちょ銀行に預けるメリットはなさそう…。
通帳の繰り越しが窓口でしかできない
ゆうちょ銀行では、通帳の繰り越し作業を窓口でしか行うことができません。
これは、忙しい日中に銀行に行く時間が取れない人や、土日にしか時間が取れない人にとっては不便を感じる点です。
通帳でお金が下せるメリットはいいんだけど…逆に窓口でしかできないことも多いんだよね…。
特にネット銀行に慣れてしまった現代人にとって、この手続きの手間は大きなデメリットと感じられるでしょう。
給与振込口座にできないケースもある
一部の企業では、ゆうちょ銀行を給与振込口座として指定することができない場合があります。
これは、企業の給与振込システムがゆうちょ銀行に対応していないことが原因です。
給与の受け取り口座としてゆうちょ銀行を利用したいと考えている人にとっては、この点が大きな障壁となる可能性があります。
他の銀行・金融機関への振込手数料がかかる
ゆうちょ銀行から他の銀行や金融機関への振込には手数料がかかります。
この手数料は、特に頻繁に他行への振込を行う人にとっては、コストが高くつく可能性があります。
他行への振込を頻繁に行う場合、手数料の負担を考慮する必要があります。
貯金や定期預金以外の金融商品は期待できない
ゆうちょ銀行は、貯金や定期預金に関しては非常に信頼性が高く、利用しやすい銀行です。
しかし、投資信託や株式投資など、より高いリターンを求める金融商品については、提供している種類が限られているか、そもそも取り扱っていない場合があります。
金融商品の多様性を求める顧客にとっては、この点が大きなデメリットとなる可能性があります。
そもそも1300万円しか預けられないのも、投資目的の場合はなかなか厳しいよね…。
ファミマ以外のコンビニATMで手数料がかかる
ゆうちょ銀行のカードを使用して、ファミリーマート以外のコンビニATMで取引を行う場合、手数料が発生します。
この手数料は、特にコンビニATMを頻繁に利用する顧客にとっては、無視できないコストとなり得ます。
他の多くの銀行が提携コンビニATMでの手数料無料取引を拡大している中、この制限はゆうちょ銀行の利便性を損なう要因の一つです。
ネット銀行のように24時間365日使えない
ゆうちょ銀行のATMは、一部の例外を除き、営業時間に制限があります。
特に夜間や休日にATMを利用したい場合、利用できる時間帯や場所が限られてしまうことがあります。
これに対して、多くのネット銀行ではATMが24時間365日利用可能であるため、ゆうちょ銀行のこの点は、特に時間的な制約を感じやすい顧客にとっては大きなデメリットとなります。
ネット銀行に慣れちゃうとなかなか厳しい…。
ネット銀行と比べると普通預金の金利が低すぎる
ゆうちょ銀行は、普通預金の金利が低すぎることもデメリットのひとつです。
通常預金:0.001%
通常貯蓄預金:0.001%
定期預金:0.002%
引用:金利一覧|ゆうちょ銀行
えっと…見間違いではないよね…?笑
例えば、ネット銀行大手の楽天銀行の場合は、預入金額にもよりますが、普通預金でも0.1%の金利が付くこともあるため、この違いはかなり大きなものとなっています。
うーん…ゆうちょ銀行に預けるのは意味ない、メリットがないと言われる意味もわかる気がする…。
これから貯金したい人におすすめなネット銀行
現代の金融環境では、銀行にお金を置いておくだけでは全く増えず、適切なリスクを計算した上で、投資も含めた資産形成が必要になります。
ゆうちょ銀行に関わらず、銀行だけに全財産を預けるのは、ちょっともったいないかもしれません。
そんな中、自分の資産のうち、一部の現金を保有する場所として、注目を集めているのがネット銀行です。
これから貯金を始めたい方に特におすすめのネット銀行を紹介します。
特に近年は証券会社との相性がいいネット銀行が人気になっているみたい!
楽天銀行
SBI新生銀行
東京スター銀行
一つずつ見ていきましょう。
楽天銀行
楽天銀行は、楽天グループの一員として、高い利便性が注目される銀行です。
特に、楽天経済圏と呼ばれる幅広いサービスで共通で使うことができる楽天ポイントは、ショッピングや投資にも利用することができるため、とても効率的。
楽天銀行は貯蓄だけでなく、日常生活の様々な場面で利用価値が高い銀行で、数あるネット銀行の中でもっとも利用者が多いと言われています。
楽天銀行と楽天証券をセットでメイン利用している人も多そうですね。
さらに楽天証券との口座連動サービス「マネーブリッジ」を使えば、普通預金金利が最大5倍にアップ!
普通預金金利:0.1%
定期預金金利(1年):0.15%
定期預金金利(3年):0.02%
SBI新生銀行
SBI新生銀行は、特にオンラインでの資産運用に注力している銀行です。
SBI証券との連携強化で、どんどん使いやすくなっているよ。
2023年4月3日に始まったSBI証券との口座連携サービス「SBI新生コネクト」を利用すると普通預金金利が大幅アップ!
さらにセブン銀行やイオン銀行との提携で、各ATMでの出金手数料は何回使っても制限なく無料になりました。
普通預金金利:0.1%
定期預金金利(1年):0.3%
定期預金金利(3年):0.4%
高い金利の提供はもちろん、SBI証券との連携による投資商品の豊富さが魅力です。
また、提携ATMの手数料無料回数も多く、利便性の高さも兼ね備えています。
まだまだうれしいサービスが生まれそうな予感?!
東京スター銀行
東京スター銀行は、特に給与振込を利用する方に対して、普通預金金利の優遇を行っている、目の付け所がおもしろい銀行です。
給与振込や年金受取の口座に指定するだけで、普通預金金利が0.001%から0.25%に大幅アップ!
なんと楽天銀行やSBI新生銀行の0.1%を飛び越えちゃうんです。笑
そもそも東京スター銀行の普通預金金利は、ゆうちょ銀行と同じ0.001%。
しかし、この画期的なサービスで、普通預金金利が通常の250倍の0.25%にアップさせています。
普通預金用だけの銀行であれば、東京スター銀行も選択肢に入ってくるかも?笑
これらのネット銀行は、それぞれに特色があり、利用者のニーズに応じて最適な選択が可能です。
ゆうちょ銀行の利用に疑問を感じている方や、より高い金利や利便性を求める方は、これらのネット銀行を検討する価値があるでしょう。
重要なのは、自分のライフスタイルや金融ニーズに合った銀行を選ぶことです。
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【合わせて読みたい】
貯金500万円は難しい?貯めてみてわかったことと達成のコツ3選
ゆうちょ銀行はやめた方がいい?よくある質問
ゆうちょ銀行のメリットやデメリットが気になる人からのよくある質問をまとめました。
ゆうちょ銀行でつみたてNISAをするデメリットは?
ゆうちょ銀行に貯金するのは安全?
長時間放置すると貯金は没収されるの?没収までの期間は?
100万円を預けて1年間でもらえる利息はいくら?
潰れる可能性はある?
一つずつ見ていきましょう。
ゆうちょ銀行でつみたてNISAをするデメリットは?
ゆうちょ銀行でもNISA口座を開設し、つみたてNISA(つみたて投資枠)をはじめることは可能です。
ただ、窓口で対面相談をしながら投資信託などの金融商品を選びたいという強い希望がない限りは、あまりおすすめではありません。
なぜなら証券会社で開設するのに比べ、商品ラインナップが少なく、場合によっては手数料が高くなってしまったり、ポイント還元が受けられないなど、お得ではない選択をしないといけない可能性があるからです。
より多様な選択肢の中から自分に合った商品を選びたい投資家なら、銀行よりも証券会社を利用するほうがおすすめです。
ゆうちょ銀行に貯金するのは安全?
ゆうちょ銀行は他の民営銀行と同じように、預金保険制度を利用しているため、一定額までの預金が保護されているというメリットがあり、安全な選択肢のひとつです。
今は大株主に政府がいますが、今後はますます民営化はすすんでいく予定であり、一般の銀行との差が縮まっていくことが考えられます。
長時間放置すると貯金は没収されるの?没収までの期間は?
日本の法律では、金融機関の預金口座が10年間放置されると、その資産は国庫に帰属することになります。
休眠預金等活用法
=正式名称:民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律
=10年間取引がない預金を「休眠預金」として、民間での公益的な活動の支援に活用するもの
ゆうちょ銀行でも同様の規定が適用されるため、たしかに10年以上放置すると該当資金は個人のものではなくなってしまいます。
もちろんこの期間内に一度でも取引を行えば、期間はリセットされるので、ゆうちょ銀行に関わらず、資産は定期的に見直して管理するようにしましょう。
100万円を預けて1年間でもらえる利息はいくら?
ゆうちょ銀行の普通預金の利息率は非常に低く、0.001%(2023年4月時点)程度です。
したがって、100万円を1年間預けた場合の利息は、約100円になります。これは決して高い利率ではありません。
より高い利息を求める場合は、他の金融商品や銀行の検討が必要です。
潰れる可能性はある?
ゆうちょ銀行は日本政府の強力なバックアップがあり、財務基盤も非常に安定しています。
2024年1月現在の大株主は政府関係者のため、少しずつ民営化がすすんでいる途中であると言えそうです。
現状は破綻する可能性は極めて低いと考えられますが、何事にも「絶対」はありません。
万が一の場合でも、預金保険制度により1000万円までの預金は保護されるため、それ以上の財産に関しては、管理方法を変えることを検討するのもひとつの方法です。
まとめ:ゆうちょ銀行はやめた方がいい?デメリットだらけ
ゆうちょ銀行は、他の銀行と同じく、メリットがあればデメリットもあります。
自分の状況に照らし合わせて、メリットとデメリットを総合的に評価することが重要です。
【ゆうちょ銀行のメリット】
全国どこでも利用可能!引越ししても安心
地方でもOK!ATMの数が圧倒的に多い
通帳だけでもATMで出金できる!キャッシュカード不要
窓口の数が多く銀行より開いている時間が長い
ゆうちょ銀行内のATMなら時間外手数料が無料
【ゆうちょ銀行のデメリット】
制限あり!利子がつく預金上限が1300万円まで
通帳の繰り越しが窓口でしかできない
給与振込口座にできないケースもある
他の銀行・金融機関への振込手数料がかかる
貯金や定期預金以外の金融商品は期待できない
ファミマ以外のコンビニATMで手数料がかかる
ネット銀行のように24時間365日使えない
ネット銀行と比べると普通預金の金利が低すぎる
確かに、全国に広がるネットワークや安全性など、ゆうちょ銀行が提供するメリットは大きいですが、利子の低さや金融商品のラインナップの少なさは、将来的に資産を増やしていこうとする人にとっては、大きな障壁となり得ます。
また、デジタルバンキングの利便性や24時間365日のアクセスを重視する現代のユーザーにとっては、ゆうちょ銀行のサービスがやや時代遅れに感じられる可能性もあります。
結局のところ、ゆうちょ銀行をやめるべきかどうかは、個々のユーザーのニーズによって異なります。
安全性や全国にわたるサービスネットワークを重視する方にとっては、ゆうちょ銀行は依然として魅力的な選択肢でしょう。
金融機関を選ぶ際に大事なことは、自分の資産運用の目的やニーズにあった金融機関を選ぶことです。
そして、一度決めたら終わりではなく、日々進化する金融機関のサービスを理解しながら、定期的な見直しを行いましょう。
それでは今日もまめまめたのしい一日を。
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