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【初心者向け】NISAのロールオーバーとは?わかりやすく解説!忘れたらどうなる?

株式投資
困ってる人
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NISAやりたいんだけど…

特に「ロールオーバー」ってやつがよくわかんないし、

難しそうで、まだ手をつけられていないんだよね。

こんな人、いませんか?

普通の生活の中であまり聞かない言葉「ロールオーバー」

たしかに、NISAが難しそうに感じる理由のひとつに、知らない言葉が多いことが挙げられます。

特にわかりにくいのが、この「ロールオーバー」。

困っている人2
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カリフォルニアロール」みたいなものかしら?

アボカドが入ってるオイシイやつ?

いやいや、カリフォルニアロールとは、ちょっと違います。笑

今回は

・NISAのロールオーバーとは?
・NISAのロールオーバーはいつまで?
・NISAのロールオーバーはいくらまで?

についてまとめてみたいと思います。

本記事の執筆者_枝豆

本記事を書いている枝豆は投資歴12年です。30歳の時に、貯金0から不動産投資と積立投資を始めて、今では「準富裕層」になりました(*´▽`*) 詳しいプロフィールはこちら>

NISAのロールオーバーとは?わかりやすく解説!

ロールオーバーとは、今まで運用してきた非課税口座から「新しい非課税口座にお金を移動させること」をいいます。

ロールオーバー
=古い非課税口座から、新しい非課税口座に資産を移動すること

なぜ、非課税口座から、同じ非課税口座に資金を移動する必要があるのか。

それは、NISAのルールで「一般NISAの口座に資産を入れておけるのは5年」と決まっているからなんです。

ロールオーバーは、一般NISAの出口戦略のひとつ

一般では通常、「NISA口座」と呼ばれる税金がかからない口座にお金を入れて運用しています。

NISA口座
=税金がかからない非課税口座のこと
=一般NISAの場合は、年間120万円分のみ利用可能
=一般NISAの場合は、最大5年間運用可能

NISA口座に入れられるお金は、1年に120万円、最大5年間という決まりがあり、それ以上のお金を入れることはできません。

NISA口座の最大額120万円/年を超えて、もっとたくさん資産運用したい人は、はみ出た分は普通に税金がかかる「課税口座」で運用します。

そう、最大5年間しか運用できないことが決まっているということは、運用を始めてから5年後に、わたしたちは、「このお金を次はどうするか?」を考えなくてはいけません。

選択肢は3つです。

①売却する(現金にする)
②ロールオーバーする (非課税口座に移動)
③放置する (課税口座に勝手に移動)

ここからは、ひとつずつ見ていきましょう。

出口戦略① 売却する (現金にする)

一つ目の出口戦略は、「売却」です。

NISA口座に預けているお金が増えた場合、売却して、現金にかえて、利益を確定させることができます。

売却して利益が出れば、普通は売却益の約20%にあたる税金を支払わなくてはなりません。しかし、非課税口座である「NISA口座」に預けていた場合は、約20%の税金が非課税になります。

【課税口座の場合】
運用金額:120万円
5年後の金額:220万円
運用利益:100万円
税金:20%

税引き後利益:80万円 ※100万円ー(100万円×20%)

【NISA口座 (非課税口座) の場合】
運用金額:120万円
5年後の金額:220万円
運用利益:100万円
税金:0%

税引き後利益:100万円 ※100万円ー(100万円×0%)

例えば、120万円を運用して、5年後に220万円になっていた場合、その利益は100万円です。

この場合、100万円の20%である20万円が税金として引かれてしまいますが、NISA口座なら100万円まるごと利益として手に入れることができます。

しかし、問題なのは、NISA口座に預けている間に資産が減ってしまった場合です。

もし最初に預けた120万円よりも値下がりして、資産価値が低くなってしまった場合は、その損失はどうなるのでしょうか? 

【NISA口座 (非課税口座) の場合】
運用金額:120万円
5年後の金額:100万円
運用利益:-20万円
税金:0%

税引き後利益:-20万円  ※-20万円 ー(-20万円 ×0%)

この場合、普通の課税口座と同じです。

そして、1点知っておきたいのは、他の課税口座で持っている財産と損益通算することはできないということ。この点は、注意が必要です。

損益通算
=損失を他の所得の金額から控除すること

枝豆
枝豆

すぐに利益を確定したい人は、売却すると利益が確定できます。現金が必要な時は、売却すると現金が手に入るから、今すぐお金が必要な人は売却を選ぶよね~。

出口戦略② ロールオーバーする(非課税口座に移動する)

二つ目の出口戦略は、「ロールオーバー」です。

非課税期間5年が終了する時、金融機関が定める期間内に手続きすれば、非課税口座での運用をあと5年(合計10年)続けることができます。

この制度のことをロールオーバーといいます。

ロールオーバー
=古い非課税口座から新しい非課税口座に移動し、非課税口座での運用をあと5年続けること(合計10年)

ロールオーバーのすごいところは、ロールオーバーできる金額に制限がないことです。

NISA口座で5年間運用を続けると、資産運用の結果、値上がりをして120万円以上に増えることがあります。この場合、増えた金額も含めて、ロールオーバーできます。ロールオーバーできる金額に制限はありません。

例えば…

運用金額:120万円
5年後の金額:220万円
運用利益:100万円

ロールオーバーできる金額:220万円

しかし、ロールオーバーは、毎年もらえる非課税枠(120万円/月)を使う行為になります。ロールオーバーすると、その年は新規で非課税枠を使った投資ができなくなります。

年間非課税枠:120万円
ロールオーバーする金額:220万円

120-220=-100万円 ←非課税枠を使い切ることになるので、新規の非課税投資はできない

枝豆
枝豆

お金がすぐに必要な状況でなければ、そのまま非課税で増やしたほうがお得よね。ロールオーバーは、すぐにお金を使わない人にとっては、かなりお得なしくみなんです。

出口戦略③ 放置する(課税口座に移動する)

三つ目の出口戦略は、「放置」です。

いや戦略ではないか。笑 単純にいうと、ロールオーバーを忘れてしまった場合です。

非課税期間5年が終了する時に、金融機関が定める期間内に手続きをせず、放置した場合。

その場合は、それまで運用した資産は、自動的に通常の課税口座(特定口座・一般口座)に移されることになります。

特定口座や一般口座などの課税口座に移された運用利益は、すべて課税されます。ここまでは、普通の課税口座で運用した時と特別違いはありません。

しかし、この時に注意が必要なのは、NISA口座で運用中に運用が上手くいかず、価値が減っている場合です。

この場合は儲けがでていない場合でも、課税されてしまうケースがあります。

要注意!儲けがでていなくても、課税される?

例えば、NISA口座へ120万円入金したにも関わらず、5年後に100万円になったとしましょう。

5年後、なにも手続きをせず放置すると、NISA口座で運用していた資産はそのまま自動的に課税口座に入金されます。

この時入金額は100万円になりますが、問題なのは、「取得価格」がこのタイミングで書き換わることです。

取得価格
=取得した時の価格
=利益確定の際に使用される価格で、税金計算にも使われる
=NISA口座から通常の口座に資金が移動した時は再設定される

例えば、その1年後に10万円値上がりしたタイミングで売却したとしましょう。

この場合、取得価格から現在の価格を引いた10万円が利益として換算されます。

NISA口座に入れた時の金額は、120万円ですから、厳密にいえば損失が出ているのですが、取得価格が100万円に書き換わっているので、10万円が利益と考えられてしまい、税金が引かれます。

NISA口座入金額:120万円 
(取得価格:120万円)

5年後の価値:100万円

特定口座入金額:100万円
(取得価格:100万円)

1年後の価値:110万円

売却額:110万円
(課税額:110-100=10万円)

枝豆
枝豆

NISANISA口座で値下がりした場合は、注意が必要ですね。やっぱり、放置しないでロールオーバーできればするに越したことないよ。うん。

ロールオーバーを忘れたら…?

ロールオーバーの手続きをするのを忘れて、放置してしまった場合、課税口座に戻されてしまったお金は非課税口座に戻すことはできません。

忘れたら仕方がないので、そのまま課税口座で運用を続けて、利益を出すことを目指しましょう。

結果的に「ロールオーバーしなくてよかった!」と思うケースもあるので、そんなに落ち込まず、継続して運用を続けることをおすすめします。

ここからは、ロールオーバーをしないほうがよい場合についてもご紹介します。

忘れてよかったケース① 運用成績が悪い場合

NISA口座は、非課税であることに最大の旨味があります。

よって、NISA口座で運用する中で利益がでないとあまり意味がありません。運用する中で損失が出ても他の口座との損益通算はできませんし、保有し続けるメリットはほぼないとも考えられます。

今後一切利益が得られないと予想する状況がきたなら、ロールオーバーせずに売却して、他の利益が出やすい投資方法に切り替えるのもひとつの手です。

忘れてよかったケース② つみたてNISAに切り替えたい場合

NISA口座には、5年後にロールオーバーが必要な「一般NISA」と、ロールオーバーが必要ない「つみたてNISA」があります。

1年ごとにどちらかを選択して変更することも可能ですが、ロールオーバーをしてしまうと、その年の投資可能額がロールオーバーによって一般NISAで使われてしまうので、つみたてNISAに切り替えることができなくなります。

つみたてNISAに切り替えたい方は、むしろ忘れたほうが良いかもしれません。

NISAのロールオーバーのメリット

ロールオーバーをすることで、わたしたちにはこんなメリットがあります。

メリット① 最大10年間、非課税運用を続けられる

NISA口座は、最大5年も約20%かかる税金がかからない非課税口座です。

ロールオーバーすれば、最大10年間も非課税運用が続けられます。

メリット② 運用利益も非課税にできる

NISA口座は、最初に入金した120万円/年を運用してできた運用益までも、一緒にロールオーバーして運用し続けることが可能です。

相場にも寄りますが、これは大きなメリットです。

NISAのロールオーバーのデメリット

ロールオーバーは国がわたしたちに投資を推奨することで生まれた便利な制度です。

そのため、デメリットらしいデメリットは特にありません。

ただし、あくまで運用するのは個人次第なので、利益が得られないケースもあり得ます。

デメリット① 一般口座・特定口座と同じく損益がでることもある

当たり前ですが、運用が上手くいかない場合は、マイナスになることもあります。

マイナスになれば非課税の恩恵を受けることはできません。

デメリット② ロールオーバーの手続きが必要

NISA口座は、ロールオーバーの手続きをしなければそのまま課税対象になってしまいます。

5年後にちゃんと自分の資産の出口戦略を考える必要があるので、定期的に運用状況をチェックすることが必要です。そして確実にロールオーバーの手続きをしましょう。

放置してしまう可能性が高い方は、ロールオーバーの手続きがいらない「つみたてNISA」のほうがおすすめです。

枝豆
枝豆

デメリットとはいえないかもだけど・・・デメリットというより、放置しているとあんまり意味がなくなっちゃうよっていうことかな

NISAのロールオーバーよくある質問

ここからは、ロールオーバーに関するよくある質問をまとめました。

質問① 120万円以上でもロールオーバーできる?

前述したとおり、ロールオーバーできる金額に上限はありません。

5年間運用していく中で増えた金額が120万円を超えていても問題なく、ロールオーバーして、非課税口座を続けることができます。

注意が必要なのは、その年の非課税投資額は使い切っていることから、新規の投資ができないことです。

質問② つみたてNISAでも ロールオーバーできる?

つみたてNISAは、毎年40万円を上限として一定の投資信託が購入可能な制度です。

現状、2037年まで続く制度であり、一般NISAの「5年」のような短い期間制限がありません。

2037年までは特に資金の移動をする必要がなく、そのまま非課税の口座で運用できるので、そもそもロールオーバーの必要がありません。

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NISAのロールオーバーはいつまで?

そんな現一般NISAのロールオーバーですが、実は2023年までの制度で、2023年に終了することがわかっています。

2024年からは新しい「新NISA」がはじまりますので、現在の制度上のロールオーバーの利用も2023年までです。

2019年以降に購入した商品は、現NISAではなく「新NISA」にロールオーバーできるようになります。

2023年までに122万円以上の利益が出ている場合

新NISAでも一般NISAと同じように、122万円の制限を超えた運用利益分も一緒にロールオーバーすることができます。

しかし、より安全・継続的に投資を行うための制度に生まれ変わり、新NISAではリスクの高い一部の投資信託は投資できなくなりましたので注意が必要です。

ロールオーバーができない場合は、売却する必要があります。

2023年までに122万円を下回ってしまった場合

ロールオーバーする資産が122万円未満の場合は、新NISAの2階部分になる102万円の非課税投資枠を使います。

そして、2階がすべて使い終わった後に1階部分の20万円の非課税投資枠を使います。残りの非課税投資枠は、新たな投資に利用可能です。

枝豆
枝豆

一般NISAよりも新NISAのほうが、よりコツコツ長期的に安定的な運用をしたい人向けの制度になっていることを感じるよね。国はコツコツ型の人を応援しようとしてくれているのかも?

新NISAからつみたてNISAへロールオーバー可能

新NISAは、新しい制度ではありますが、現在は2028年までの期間限定の制度になっています。

そのため、途中からロールオーバーできる口座がありません。しかし、新NISAからつみたてNISAへのロールオーバーが可能になることが決まっています。

非課税口座利用期間
=新NISA5年+つみたてNISA20年

これを利用すると、最長25年非課税口座を利用した運用を続けることが可能です。

一般NISAはやらず、新NISAを待つべきなのか?

困ってる人
困ってる人

ややこしくなるのやだなぁ…。

一般NISAはもう終わるし、

しばらくなにもしないで、新NISAからやろうかなぁ…

そう思う方も多いと思います。

しかし、おすすめなのはできるだけ早く投資をはじめることです。

投資は慣れがとても大事なので、早く始めれば始めるほど投資スキルがつきます。

また、「複利効果」もバカにできません。一般NISAから新NISAにロールオーバーが可能ですので、少しでも早く複利効果を狙った運用をはじめるほうがお得ですよ。

まとめ ~NISAのロールオーバーとは?~

「ロールオーバー」とは、古い非課税口座から新しい非課税口座に移動することです。

ロールオーバー
=古い非課税口座から新しい非課税口座に移動し、非課税口座での運用をあと5年続けること(合計10年)

現在の一般NISAのロールオーバーは、実は2023年までの制度で、2023年に終了することがわかっています。

2024年からは新しい「新NISA」がはじまりますので、現在の制度上のロールオーバーの利用も2023年までとなります。

新NISAは、5年の運用後につみたてNISAにロールオーバーすることが可能になっていて、非課税口座利用期間は、なんと25年です!(新NISA5年+つみたてNISA20年)

これは使わない手はないですね。

参考にしてみてね。

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