40代独身女性のみなさん、毎月いくらぐらい貯金・貯蓄していますか?
貯金・貯蓄は習慣です。
20代・30代のころは、みーんなそろってお金がなかったのに、40代になると貯蓄グセがある人とない人で、ちょっとずつ持っているお金に差がつき始めます。
でもまだ大丈夫。40代独身女性が安心して暮らしていくには、ここからが勝負です。
今回は
・40代独身女性の貯金・貯蓄の平均額とお金事情
・40歳代独身女性にとって「貯蓄」が重要な理由
・今貯蓄が平均以下の40歳代独身女性でも貯蓄できる3つのコツ
についてまとめてみたいと思います。

40歳代独身女性のお金事情
まずは、40歳代独身女性の家計簿の実態をチェックしましょう。
わたしたちのお財布には毎月どのくらいのお金が入ってきて、どのくらい使わずに貯めることができているのか。
総務省統計局が公表している「2019年全国家計構造調査」のデータから、40歳代独身女性の貯蓄額の平均値をみてみます。
40歳代独身女性の平均貯蓄額
独身女性(単身世帯の女性)の年代別の貯蓄額は以下のとおり。
30歳未満:約186万7000円
30歳代:約407万9000円
40歳代:約799万7000円
50歳代:約1110万7000円
60歳代:約1423万3000円
70歳代:約1216万8000円
80歳代以上:約1083万5000円
※単身世帯のデータです。(独身でない単身世帯の女性も含まれている可能性があります)
参考:2019年全国家計構造調査
https://www.stat.go.jp/data/zenkokukakei/2019/pdf/gaiyou0518.pdf
30歳代から順調に増えていき、40歳代では約800万円です。その後は60歳代で増加がストップし、そこからは貯蓄額を切り崩して、老後の暮らしに使っています。

ちょっと安心なのは、80歳代でもちゃんと1000万円以上を確保しているということ。平均値なので、もちろん全員というわけではないけど、がんばればそのぐらいは不可能ではないということかな?
40歳代独身女性の平均負債額
独身女性(単身世帯の女性)の年代別の貯蓄額はわかりましたが、実は上記の貯蓄額には負債は含まれていません。
各年代の負債額は以下のとおり。
30歳未満:約22万9000円
30歳代:約153万円
40歳代:約446万2000円
50歳代:約260万6000円
60歳代:約45万7000円
70歳代:約38万8000円
80歳代以上:約29万6000円
※単身世帯のデータです。(独身でない単身世帯の女性も含まれている可能性があります)
出典:2019年全国家計構造調査所得に関する結果及び家計資産・負債に関する結果|総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/zenkokukakei/2019/index.html
40代の独身女性は、なんと450万円程度の負債があることがわかりました。
この負債の正体は住宅ローンであることが考えられます。自分の家を買うことを選ぶ40代の独身女性が一定数いらっしゃることがわかりますね。
この住宅ローンは60歳のころには100万円以下になっていますが、80歳代まで払い続けている人がいらっしゃることもわかります。

40代の独身女性は、やっぱり独身である心配もあり、自分で適切なリスクをとりながらとりながら資産を増やしている印象ですね!「なんもやってない!やばい」と思った方、これあくまで平均値なので、心配しすぎは禁物です。まだ大丈夫!これからはちゃんと資産運用を考えていきましょう。
40歳代独身女性の平均月収
40代の独身女性は、約800万円の貯蓄と約450万円の負債を持っていることがわかりました。
純資産で言うと、約350万円が平均です。
貯蓄(資産):800万円-負債:450万円=350万円
では、この資産を作るにあたり、40歳代女性は毎月どのくらいのお金を稼げているのでしょうか?
単身世帯のデータが見つけられなかったので、男女別の平均月収を見てみましょう。
厚生労働省の「2020年賃金構造基本統計調査」によると、女性の平均月収は24~29万円程度で、企業の規模によって5万円ほど増減します。
同年代の男性と比べると、10万円ほどの差があります。そして、男性は40代前半から後半にかけて月収が増加しているのに対し、女性は40代前半と後半では月収に変化はなく、むしろ微減傾向にあります。
【女性:40~44歳】
大企業:28万9000円
中企業:27万600円 (×12=324万7200円/年)
小企業:24万2400円
【女性:45~49歳】
大企業:28万8900円
中企業:27万3300円 (×12=327万9600円/年)
小企業:24万7100円
【男性:40~44歳】
大企業:40万3500円
中企業:35万4000円 (×12=424万8000円/年)
小企業:31万9800円
【男性:45~49歳】
大企業:43万7000円
中企業:37万9700円 (×12=455万6400円/年)
小企業:34万900円
参考:2020年賃金構造基本統計調査 企業規模、性、年齢階級別賃金、企業規模間賃金格差及び年齢階級間賃金格差
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/dl/13.pdf

男性と比べると女性のお財布事情はかなり不利…。それも40代は、年齢を重ねれば重ねるほど収入が減るリスクも高くなります。ちょっとこれはヤバイですね…。
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40歳代独身女性の資産運用事情
40歳代独身女性は、決してお財布に余裕がある人ばかりではなさそうです。特に労働による月収に頼っていると、どんどん収入が減ってしまう可能性があります。

言いたいことは、あーオワコンだーではありませんw 前にすすもう、前に!
ここで考えないといけないのは、自分が働くことで生活の全てを賄うことは難しいことをちゃんと意識すること。
労働収入だけでは、将来的に暮らしがままならなくなる可能性があることを意識して、今から「お金に働かせる」ための準備をすることです。
超重要!「貯金」と「貯蓄」の違い
ここでひとつ意識しておきたいのは、「貯金」と「貯蓄」の違いです。
貯金:お金を貯めること
貯蓄:金融資産を蓄えること
貯金は、一般的にとてもよく使われる言葉です。
その意味は幅広く、「お金を貯めること」全般を指します。たとえば、家で貯金箱に500円玉を貯めておくことも「貯金」ですし、銀行や郵便局にお金を預けておくことも「貯金」です。(郵便局だけは特別で、郵便局に預けることを「預金」と呼ぶこともあります)
郵便貯金がはじまったのは1875年。当時の日本は経済成長真っ只中で、貯金さえしておけば勝手にお金が増える時代背景がありました。

今でも一般的に「貯蓄」より「貯金」という言葉が使われやすいのは、銀行や郵便局に預けることがよしとされている文化が残っているからな気がするんだよねぇ。
一方の「貯蓄」は、銀行や郵便局に預ける「貯金」はもちろん、その他の財貨すべてを指します。株式や債権、不動産などの投資や生命保険も含まれます。
そしてこの貯蓄を戦略的にバランスよく増やしていくことを、資産運用と言います。
特に40代の独身女性は、ぎりぎり労働だけで逃げ切ることができそうな50代以上の女性や、まだ十分に労働で生きていける40代男性とは違って、一足先に新しい資産運用をしないといけません。

がんばろう、40代独身女性のみんな!不安もあるけど、時代の流れを意識して、自分なりにコツコツがんばればどうにかなる!…とわたしは思ってゲーム感覚で楽しみつつ、がんばっております。笑
労働によって人がお金を稼ぐだけじゃなく、お金にお金を稼いでもらうための戦略が重要になってきています。
40歳代独身女性の平均貯蓄額と目標貯蓄額
厚生労働省が毎年発表している「家計調査報告(家計収支編)(貯蓄・負債編)」や金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査」等をみると、毎月の貯蓄額は毎月の収入の10~15%が一般的です。
40歳代独身女性の場合、平均給与が約27万円だったので、その10%~15%となると、2万7000円~4万500円が貯蓄額となります。
貯蓄額=2万7000円~4万500円
※27万円×10%~15%
また、「20代から知っておきたいお金のルール」という本の著者であるファイナンシャルプランナーの横山光昭さんの「家計の黄金比率」によると、貯蓄額は手取り収入の17%として計算されています。
この場合を計算すると…4万5900円になります。
貯蓄額=4万5900円
※27万円×17%
あくまで上記は目標値になりますが、自分の家計簿上無理のない目標金額をあらかじめ定めておくことはとても大切です。

40歳代独身女性のポートフォリオ比率
金融広報中央委員会が発表した、2020年の家計の金融行動に関する世論調査によると、わたしたち40代独身者が持っている金融財産の割合は、以下です。
預貯金:39.6%
株式:26.5%
生命保険:9.0%
投資信託:8.2%
※このデータに関しては、男性も含まれています。
※参考:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和2年調査結果|金融広報中央委員会(「種類ごとの金融資産保有額÷全体の金融資産保有額×100」で計算(少数第2位四捨五入)
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2020/pdf/yoront20.pdf
いちばん多いのは預貯金で、全体の4割。続いて株式が全体の1/4程度、生命保険と投資信託は全体の1割以下です。
30代独身者の株式保有比率は23.9%なので、比較的リスクをとることに抵抗がない(ある意味、時間がないのでせっぱつまっている)ことがわかります。
理想のポートフォリオ比率例 投資家ウォーレン・バフェット氏の場合
アメリカのに本社を置く、世界最大の投資持ち株会社「バークシャー・ハサウェイ」の経営者であり、世界一有名な投資家とも言われるウォーレン・バフェット氏。
ウォーレン・バフェット氏は、理想的なポートフォリオについて、株式に90%、その他の現金などに10%を推奨しています。
株式9割:それ以外(現金など)1割
もちろんとバフェット氏のポートフォリオが常にそうだと言うわけではありません。株式市場をみながら、ネガティブな要素がある場合は現金比率を10%以上にすることもあります。
機関投資家は、株式市場を観察しながら、現金保有比率を調整し、全資産の10%~20%を現金にしておくことが一般的なようです。

もちろんわたしたちは機関投資家ではないので、コワイのに無理してリスクをとる必要はありません。でも、現金=増えないお金なので、労働でお金を増やしにくい40代の独身女性が、自分の資産の半分以上を現金にしておくのは、やっぱりもったいないよね…。…そんな風に思って、わたしは今だいたい10~20%を現金にしてみています。よいかんじです。ヾ(´∀`)ノ
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40歳代独身女性にとって「貯金」より「貯蓄」が重要な理由
これまでにおはなししたように40歳代独身女性は、50歳代の独身女性よりも、また同年代の40歳代の独身男性よりも、ずっとシビアに「貯蓄」の必要性を考えなくてはなりません。
その理由は以下のとおり。
理由① 減っていく賃金と低金利の貯金ではお金を増やせない
40歳代独身女性は、賃金だけで豊かな老後までを賄うことはほぼ不可能だと思ってよいでしょう。
豊かな老後を迎えるための資産を増やそうとするなら、低金利の貯金では意味がありません。
普通預金の金利が0.001%だとすると、100万円を10年預けたとしても、税引前の利息は約100円にしかなりません。
現金比率は低く抑え(ウォーレン・バフェット式だと約10%)、それ以外を投資に回すなどして、お金に働いてもらう必要があります。
理由② 貯金はインフレリスクに弱いので資産が減りやすい
お金の価値は、時代によって変わります。
40年前はバナナが高価で買えなかったように、現在の100円で買えるものが20年後には買えなくなっています。
現金だけを手元においておくことは、例えその現金を使わずに貯金していてもリスクでしかありません。
インフレに強い資産に分散しながら、安定的なポートフォリオを作る必要があります。

今貯蓄が平均以下の40歳代独身女性でも貯蓄できる3つのコツ
今全く「貯蓄」できていない40歳代の独身女性でも貯蓄するためには、いくつかのコツがあります。
方法① 家計簿をつける
まずは、自分の家計を正確に把握することから始めましょう。
いくらの収入があって、いくらをなにに使っているのか。
貯蓄できない人は、家計があいまいな人が多いです。正確に自分のお金を把握することが、貯蓄への一歩です。
方法② ムダな固定費を止める
家計が正確に把握できたら、手取り収入の10~17%を貯蓄に回しましょう。
そんなに余裕がない!という方は、節約が必要です。節約の中でもいちばん最初に見直すべきなのは、固定費です。
毎月、決まって支払っているお金をすべて洗い出し、本当に必要なお金なのか、もっと経費を抑えられないか、ひとつひとつ見直しましょう。
・家賃
・電気代
・ガス代
・携帯料金
・各種サブスクリプションサービス など
方法③ 貯蓄せざるを得ないシステム作り
手取り収入の10~17%が安定的に確保できることがわかったら、強制的に貯蓄せざるをえない自動積立サービスを利用することをおすすめします。
①積立預金/外貨自動積立/投資信託自動積立
毎月決めた日に指定金額を自動で指定口座にうつします。外貨や投資信託に至っては、勝手に買い付けもしてくれます。お金を確実に投資するために、とても便利なしくみです。
②iDeCo(個人型確定拠出年金)自動積立
iDeCoは、国が行う私的年金制度です。積み立てた金額は所得控除の対象になり、運用益が非課税になります。積み立てたお金は原則60歳まで引き出せないので注意が必要です。
③つみたてNISA自動積立
つみたてNISAは、年間40万円分の投資信託商品を購入し、「最長20年」にわたって分配金や売却したときの利益を非課税にしてくれる国の制度です。国が安全性の高い投資信託をあらかじめピックアップしてくれています。

まとめ ~40代独身女性の貯金・貯蓄の平均額~
40代独身女性の貯金・貯蓄の平均額は以下のとおりです。
貯蓄(資産):約800万円
負債:約450万円
純資産:約350万円
労働による収入の平均は27万円程度で、40代ですでに増収が難しいので、豊かな老後のために定期的に貯蓄や資産運用をしていくことが必須です。
一般的には収入の10~17%を貯蓄に回すのが一般的なので、2万7000円~4万5900円程度は毎月貯蓄したいところ。
貯蓄額の現金比率は、株式市場をチェックしながら増えすぎないように注意して(10%~20%程度)、資産運用をはじめましょう。
「貯蓄はできない!」と思っている人は、まずは家計のあいまいな部分をなくすところから始めるのがベストです。
家計簿をつけて、貯蓄に回せるお金を確保したら、各金融機関が行う自動積立サービスを利用して、何も考えなくても自動で資産運用できるしくみを利用してみてね。
参考になったらうれしいです。
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